*《&ruby(いじげん){異次元};の&ruby(せいかんしゃ){生還者};/D.D. Survivor》 [#gcd7c088] 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1800/守 200 自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがゲームから除外された場合、 このカードはエンドフェイズ時にフィールド上に特殊召喚される。 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した、[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~ [[除外]]された[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に自身を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]を持つ。~ [[除外]]メタである[[カード]]。~ この手の[[メタカード]]は[[ステータス]]が低い事が多く、事実この[[カード]]の先輩に当たる[[《異次元の偵察機》]]はイマイチ頼りない[[ステータス]]である。~ しかし、この[[カード]]は[[自分]][[フィールド]]からの[[除外]]にしか反応しない代わりに1800という十分な[[攻撃力]]を備えており、[[アタッカー]]としても活躍できる。~ 確実に[[1:1交換]]が望めるはずの[[《異次元の女戦士》]]や[[《D.D.アサイラント》]]を一方的に殴り倒し、その[[効果]]を実質[[無効]]にできる点は高く評価できる。~ 更に[[戦士族]]なので[[《増援》]]で[[サーチ]]、[[墓地]]へ落とされても[[《戦士の生還》]]での[[サルベージ]]が可能。~ その[[効果]]によって、[[《光の追放者》]]や[[《異次元隔離マシーン》]]等、[[除外]]と絡んだ[[カード]]との相性は抜群である。~ 数少ない有力な[[装備魔法]][[《ビッグバン・シュート》]]は、装備した際のリスクが帳消しになるため、気兼ねなく装備ができる。~ [[《阿修羅》]]を採用している[[【カオス】]]ならば、この利点を生かす機会もあるかも知れない。~ [[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]を実質[[無効]]にできる点も、局面的ながら利点となろう。~ もっとも、前者は[[エンドフェイズ]]での自動[[帰還]]時を狙われるとどうしようもないのだが。~ しかし、やはり最有力の組み合わせは[[《閃光の追放者》]]・[[《光の追放者》]]・[[《マクロコスモス》]]・[[《次元の裂け目》]]だろう。~ これらが存在する限り、[[除去]]されようが殴り倒されようが何度でも蘇ってくる。~ 後は直接[[殴る]]なり[[生け贄]]として使うなり、好きなように[[相手]]を蹂躙できるだろう。~ -あらゆる[[デッキ]]に入ってしかりの[[除外]][[効果モンスター]]への対策になる優秀さから、かつては[[【カオス】]]にメインで採用されることさえあった。~ これは、[[《増援》]]で[[引いて>サーチ]]来られる[[闇属性]][[モンスター]]であるという利点も存在するからである。~ しかし、大体は[[ミラーマッチ]]への対策として[[《霊滅術師 カイクウ》]]と一緒に控えになることの方が多かった。~ -[[効果]]が[[発動]]しない点に加えて、その致命的な[[守備力]]の低さから、[[表示形式]]を[[裏側守備表示]]に変えられてしまうと非常に脆い。~ 特に[[《月の書》]]や[[《闇の護封剣》]]には注意が必要。~ [[攻撃]]された[[ダメージステップ]]前にこのカードが[[表側表示]]で存在しない場合[[帰還]]しないからである。~ また[[《シールドクラッシュ》]]や[[《抹殺の使徒》]]との[[コンボ]]でも[[召喚]]機会さえ使われずに消えうせてしまう。~ [[効果]]は[[無効]]化されないが、[[《エネミーコントローラー》]]も厄介である。 -2006年7月下旬に《異次元の生還者》の[[効果]]は1[[ターン]]に1度しか[[発動]]しないように[[裁定変更]]された。~ 同時に、相手に奪われて[[除外]]された時の[[帰還]][[効果]]が[[発動]]しなくなった(それまでは相手[[フィールド]]上に[[帰還]]していた)。~ その後[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]にて[[裁定変更]]後初めて再録されたが、何故か特に[[エラッタ]]はされなかった。~ なお、海外版では[[Legendary Collection 2: The Duel Academy Years]]で再録されたときに1[[ターン]]に1度しか[[発動]]しないことが明記された。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメ5D'sの「アキvsミスティ」(1戦目)においてアキが使用した[[罠カード]]《次元回帰》の[[イラスト]]に描かれている。~ //-コナミのゲーム作品において―~ //[[DUEL TERMINAL]]ではアムナエルが使用する。~ **関連カード [#kd22fcf7] -[[《異次元の女戦士》]] -[[《異次元の戦士》]] -[[《D.D.アサイラント》]] -[[《異次元の偵察機》]] -[[《D.D.デストロイヤー》]] ―《異次元の生還者》の姿が見られる[[カード]] -[[《闇次元の解放》]] **このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#g98087cf] -[[【次元帝】]] -[[【次元ビートダウン】]] **収録パック等 [#sb79ca09] -[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP023 &size(10){[[Rare]]}; -[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP203 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP013 **FAQ [#mb339529] Q:この[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]を[[無効]]にされ[[破壊]]された場合、これらのカードを[[墓地]]に送りますか。~ A:いいえ。そのままゲームから[[除外]]され続けます。[[除外]]され続けている限り、これらの[[カードの効果]]を再び発動する事はできません。~ Q:[[相手]]に[[コントロール]]を奪われたこのカードが[[除外]]された場合、[[エンドフェイズ]]時どちらの場に[[特殊召喚]]されますか。~ A:この場合、[[自分]][[フィールド]]上でこのカードはゲームから[[除外]]されていないので、[[エンドフェイズ]]時にこのカードはどこにも[[特殊召喚]]されません。 Q:[[《マクロコスモス》]]等が張られている時に、[[裏側守備表示]]で[[セット]]されているこのカードが戦闘で([[ダメージステップ]]で[[表側表示]]になって)[[破壊]]され[[除外]]された場合、[[帰還]][[効果]]は発動しますか?~ A:いいえ。[[発動]]する事はできません。[[戦闘破壊]]される場合、[[ダメージステップ]]に入る前に[[表側表示]]で存在している必要があります。~ Q:自動[[帰還]]時に[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]されました。~ 自動[[帰還]]は1[[ターン]]に1度なのでこの[[ターン]]は自動[[帰還]]しませんが、次の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に自動[[帰還]]しますか?~ ([[《異次元の偵察機》]]とは異なり「その[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]」と書かれていないための質問)~ A:《異次元の生還者》の自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]は、[[除外]]された[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]のみに[[発動]]する効果です。~ よって、[[エンドフェイズ]]にて自身の[[効果]]によって[[特殊召喚]]された《異次元の生還者》が[[《奈落の落とし穴》]]の[[効果]]によって[[破壊]]され[[除外]]された場合、次の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[効果]]を[[発動]]し[[帰還]]することはできません。(08/03/29) Q:[[お互い]]に《異次元の生還者》を同じ[[ターン]]内に[[除外]]しました。[[ターンプレイヤー]]は一度[[優先権]]を放棄し、[[相手]]の《異次元の生還者》が[[特殊召喚]]された後に自分の《異次元の生還者》の[[特殊召喚]]をすることが出来ますか?~ A:可能です。ただし、その時に[[相手]]も[[優先権]]を放棄し、[[デュエル]]が進行しなくなる場合は[[ターンプレイヤー]]から先に[[特殊召喚]]しなければなりません。(08/10/13)