*《&ruby(きゅうそく){休息};する&ruby(グラディアルビースト){剣闘獣};/Gladiator Beast's Respite》 [#db63e80f]
 通常魔法
 自分の手札から「剣闘獣」と名のついたカード2枚をデッキに戻す。
 その後、自分のデッキからカードを3枚ドローする。

 [[GLADIATOR'S ASSAULT]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[剣闘獣]]専用の[[手札交換]][[カード]]。~

 3枚[[ドロー]]と数字の上では[[《天使の施し》]]にも匹敵する高い[[手札交換]]能力を誇る。~
 しかしながら2枚もの[[剣闘獣]]が必要であり、[[戻した>戻す]]後に[[ドロー]]を行うため、同じ[[カード]]を引いてしまう可能性もある。~
 [[3:3交換>1:1交換]]で[[アドバンテージ]]の損失はないが、[[《デステニー・ドロー》]]や[[《トレード・イン》]]等の[[ドローソース]]と比較すると、[[墓地アドバンテージ]]を得る事も出来ず、[[デッキ]]を掘り進められるかすら不確定である。~

 しかしながら[[デッキ]]に1枚の[[剣闘獣]]が[[手札]]にきてしまった場合、これの[[効果]]を利用するには1度[[戦闘]]を行って[[デッキ]]に戻し、再度[[剣闘獣]]の[[効果]]によって[[リクルート]]せねばならず、タイムラグが生じる。~
 特に[[《剣闘獣ムルミロ》]]や[[《剣闘獣レティアリィ》]]は自力で[[戦闘]]をこなすことが難しいため、処理できずに[[腐る]]といった機会も決して少なくないため、これをケアできる点は評価できる。~
 [[《剣闘獣セクトル》]]や[[《剣闘獣オクタビウス》]]など、自力で[[デッキ]]に戻せないものを採用する場合、損失なく[[戻す]]という行為自体に大きな意味が生まれる。~

 とはいえ前述の通り[[手札交換]]としては性能が高くない点、[[発動条件]]が[[重い]]点から[[【剣闘獣】]]でも利用できる[[デッキ]]タイプは限られる。~
 単純に[[剣闘獣]]の[[下級モンスター]]を[[戻す]]ならば、[[《剣闘獣ガイザレス》]]や[[《スレイブタイガー》]]に利用したほうが[[アドバンテージ]]を稼ぎやすく、また条件も満たしやすい。~
 [[【剣闘獣】]]の比率が低くければ[[手札事故]]を回避するためのこの[[カード]]自体が[[事故]]の要因にもなりうる。~


 この[[カード]]の大きな特徴として、[[戻す]][[カードの種類]]を指定しておらず、この[[カード]]を含む[[剣闘獣]]と名のついた[[魔法・罠カード]]も[[デッキ]]に[[戻す]]ことができる。~
 そのため、この[[カード]]が[[手札]]に2枚以上あったとしても、もう一枚[[剣闘獣]]と名のつく[[カード]]があれば、[[手札事故]]になることはない。~
 [[《剣闘獣エクイテ》]]で[[サルベージ]]する事で、間接的に[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ事ができる。~
 [[《剣闘獣の戦車》]]など、1枚引ければ良いが、複数あると持て余すような[[カード]]を複数積みする場合にも有効であり、ほか[[闘器]]や、これを[[サーチ]]する[[《剣闘獣スパルティクス》]]等とも相性が良い。~
 ある程度の専用的な構築は必要だが、うまく回転しだせば、繰り返しの[[発動]]で[[手札]]の質をかなり高める事ができる。~

-[[剣闘獣]]を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]ではなく[[効果]]として扱う。~
このため、[[《神の宣告》]]などで[[無効]]にされても無意味に[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]羽目にならず[[ディスアドバンテージ]]とならない。

-[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]は[[相手]]に見せてから[[デッキ]]に戻さなければならない。~
[[剣闘獣]]以外の[[カード]]を[[デッキ]]に戻す不正を防止するためである。

-[[DUELIST EDITION Volume 2]]では未収録となった。~
国内におけるトーナメントシーンではあまり見かける事のない[[カード]]であったが、[[ドローソース]]の重要性が高い海外では採用される事もしばしあった。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]ではとんでもないバグがある。~
[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]際、なんとBボタンでそれをキャンセルできてしまう。~
つまり、[[手札]]に[[剣闘獣]]と名のついた[[カード]]が2枚あることを[[発動条件]]として、[[ノーコスト>コスト]]で3枚[[ドロー]]できてしまう。~
そのバグのせいで、[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]の世界大会で適用される[[禁止・制限カード]]リストでは、[[禁止カード]]に指定されてしまっている。~
同様の例として、[[《パリィ》]]や[[《ディザーム》]]が存在する。~

**関連カード [#z62698ca]

//-[[《闇の誘惑》]]
//-[[《トレード・イン》]]
//-[[《デステニー・ドロー》]]
//-[[《ソーラー・エクスチェンジ》]]
//-[[《黒羽の宝札》]]
//-[[《調和の宝札》]]
//-[[《天空の宝札》]]
//-[[《凡人の施し》]]
//-[[《休息する剣闘獣》]](3:3交換)
//-[[《強欲なウツボ》]](3:3交換)
//-[[《D・スピードユニット》]]
//-[[《バスター・テレポート》]]
//-[[《コア濃度圧縮》]]
//-[[《コンバート・コンタクト》]]
//-[[《レア・ヴァリュー》]]
//-[[《埋蔵金の地図》]]
//-[[《マジック・プランター》]]
-[[手札交換]]

-[[《打ち出の小槌》]]

-[[《パリィ》]]
-[[《ディザーム》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《剣闘獣アレクサンデル》]]

**収録パック等 [#ta16d5e4]
-[[GLADIATOR'S ASSAULT]] GLAS-JP058 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#x71d2038]
Q:[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]ですか?~
A:いいえ、[[効果]]です。(07/07/21)

Q:「[[剣闘獣]]」と名のついた[[魔法・罠カード]]も[[デッキ]]に[[戻す]]ことはできますか?~
A:可能です。(08/05/02)

Q:この[[カードの発動]]に対して[[《精霊の鏡》]]を[[チェーン]]することはできますか?~
A:[[相手]]の[[手札]]が2枚以上あれば[[チェーン]]できます。~
  [[相手]]が[[剣闘獣]]を2枚[[手札]]に持っていなかった場合はお互いに[[手札]]を確認し、[[不発]]にします。(10/09/02)

Q:[[戻す]]カードを相手に見せる必要はありますか?~
A:あります。(11/02/17)

Q:[[チェーン]]処理の結果、[[効果解決時]]に[[手札]]の[[剣闘獣]]が1枚になりました。~
  この場合、どう処理を行いますか?~
A:残り1枚を[[戻す]]事も[[ドロー]]も行いません。(11/02/17)

Q:残り[[デッキ]]枚数が1〜2枚([[手札]]を戻すと3枚以上になる)や0枚(戻しても足りない)の時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(11/05/26)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。