*《重装武者−ベン・ケイ/Armed Samurai - Ben Kei》 [#f74c498f]
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻500/守800
 このカードは通常の攻撃に加えて、このカードに装備された装備カードの数だけ、
 1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。

 装備魔法を推奨するタイプの戦士族モンスター。~
 初期数値は低いが、爆発的に攻撃力を伸ばすことができる。~

 装備魔法1枚では、せいぜい《不意打ち又佐》と同等か、もしくはそれ以下。~
 しかし、2枚以上付けることで、高ステータスで3回もの攻撃宣言を行えるようになり、一躍凶悪化。~
 仮に《デーモンの斧》を2枚装備させたとして、攻撃力2500×3回攻撃で7500ものダメージを見舞える。~
 3枚もつければ、ほぼ1ターンキルを達成できる攻撃力となるだろう。~

 つまり、デッキ構築次第では1ターンキルも可能と言う、装備魔法とのシナジーが高いモンスターと言える。~
 普通のデッキでは出番は無いだろうが、専用デッキならば大きな活躍を見せるだろう。~


-原作・アニメにおいて―~
GXにおける「万丈目VS五階堂」戦において五階堂が使用。~
《早すぎた埋葬》や《稲妻の剣》で合計4回攻撃をおこない、~
《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブラック》を破壊した。

***数学面での考察―[#vc25085d]
目的:《重装武者−ベン・ケイ》と《不意打ち又佐》を比較する。~
また、両者の総ダメージ量の期待値を求める公式を得る。~
 ~
装備魔法1枚による上昇値をここでは800と仮定する。~
装備させた強化系装備魔法の枚数を"n"、総ダメージ量を"y"とする。~
 ~
-《不意打ち又佐》の場合~
元々の攻撃力は1300。攻撃回数は増えず、常に2回攻撃。~
--装備魔法無しならば、1300*2=2600~
--装備魔法1枚ならば、(1300+800)*2=4100~
--装備魔法2枚ならば、(1300+1600)*2=5800~
--装備魔法3枚ならば、(1300+2400)*2=7400~
--装備魔法4枚ならば、(1300+3200)*2=9000~
--装備魔法5枚ならば、(1300+4000)*2=10600~
 ~
 以上より、公式は、~
 y=(800n+1300)*2=1600n+2600 …であると言える。~
 ~
-《重装武者−ベン・ケイ》の場合~
元々の攻撃力は500。攻撃回数は、n+1であると言える。~
--装備魔法無しならば、500*1=500~
--装備魔法1枚ならば、(500+800)*2=2600~
--装備魔法2枚ならば、(500+1600)*3=6300~
--装備魔法3枚ならば、(500+2400)*4=11600~
--装備魔法4枚ならば、(500+3200)*5=18500~
--装備魔法5枚ならば、(500+4000)*6=27000~
 ~
 以上より、公式は、~
 y=(800n+500)(n+1) …であると言える。~
 ~
-比較及び、それによる結論~
元々の攻撃力の低さはあっても、攻撃回数も増加する《重装武者−ベン・ケイ》が2枚の装備魔法で《不意打ち又佐》を超える攻撃力を発揮する。以降、3枚もの装備魔法をつけた《重装武者−ベン・ケイ》の攻撃力は、5枚もの装備魔法で強化をした《不意打ち又佐》にも勝り、1ターンキル可能な攻撃力、及び攻撃回数に達するのも早い。~
なお、この事実は、総ダメージ算出の公式が2次関数であることも論拠となる。~
 ~
結論:2枚以上の装備魔法を用いての強化を望めるのならば、《重装武者−ベン・ケイ》の方がダメージ量は大きい。~
また、3枚以上の装備魔法を用いて1ターンキルを狙う場合も、《重装武者−ベン・ケイ》が優先される。~
しかし、それ以外では、単体で強力な《不意打ち又佐》を選択すべき。~

**収録パック等 [#c24e0c7b]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP023
-[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP017

**FAQ [#hede6466]
Q:《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》《重装武者−ベン・ケイ》に装備罠カードを装備した場合、それぞれの効果は適用されますか?~
A:はい。装備罠カードを装備した場合も、それぞれの効果は適用されます。(05/03/18)

Q:《重装武者−ベン・ケイ》に《閃光の双剣−トライス》を装備した場合、《重装武者−ベン・ケイ》は何回攻撃を行えますか? ~
A:《重装武者−ベン・ケイ》に《閃光の双剣−トライス》を装備しても、行える攻撃は2回となります。(05/03/18)