*《&ruby(いけにえふう){生贄封};じの&ruby(かめん){仮面};/Mask of Restrict》 [#m3f108c4]
 永続罠
 このカードがフィールド上に存在する限り、
 いかなる場合もカードをリリースできない。
//エラッタ: http://tw.f4.page.bid.yahoo.com/tw/auction/d32812466

 [[Spell of Mask −仮面の呪縛−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[リリース]]を封じるという実にシンプルな[[効果]]を持つ。~

 [[《死のデッキ破壊ウイルス》]][[《ならず者傭兵部隊》]]等比較的よく見る[[カード]]を腐らせることができる。~
 [[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]][[【帝コントロール】]]等の対策にもなるため、他の「仮面」と比べても知名度は高い。~
 ちなみに、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の天敵である[[《黄泉ガエル》]]を[[相手]]にする場合でも、この[[カード]]が張ってあれば、その[[効果]]こそ[[発動]]できないものの[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]を無駄死にさせることなく場に残しておくことができる。~
 [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]への効用と合わせて考えてみても、対[[【帝コントロール】]]などにおいては非常に優秀な働きを見せる[[カード]]だといえるだろう。~

 [[ロック]]パーツの「駄目押し」的存在を担っている[[カード]]でもある。~
 この[[カード]]を併用した[[【トランス】]]や[[【コスモロック】]]の[[ロック]]強度は「破れない」と言ってしまってもよいほど。~
 [[【チェーンバーン】]]や[[【ロックバーン】]][[相手]]ならば、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の[[召喚]]を防ぐことができるので、それらの[[デッキ]]への対策となるかもしれない。~
 早い段階で[[《デス・ウォンバット》]]を[[召喚]]し、さらにこの[[カード]]を張ることができれば、通常の[[ビートダウン]][[デッキ]]であってもこれらの[[バーン]][[デッキ]][[相手]]に有利に戦局を運ぶことができるだろう。~
 最近では、[[バーン]][[デッキ]]から[[【帝コントロール】]]へのスイッチが行われる場合も多いため、下手に[[《王宮のお触れ》]]を第2[[デュエル]]から投入し、[[自分]]の首を絞めるよりもよっぽど安全かもしれない。~

-「[[アドバンス召喚]]」は[[チェーン]]に乗らないので、「[[アドバンス召喚]]に[[チェーン]]して《生贄封じの仮面》を[[発動]]」することはできない。~
[[アドバンス召喚]]を防ぐなら、[[相手]]の「[[スタンバイフェイズ]]終了[[宣言]]」時に[[発動]]するべきだろう。~
なお、特殊な例として、[[《血の代償》]]の[[効果]]で[[アドバンス召喚]]される場合、[[チェーンブロック]]が作られるので、それに[[チェーン]]して[[発動]]し、[[リリース]]させないことができる。~
また、[[ウイルス]]カード等の「[[コスト]]による[[リリース]]」に[[チェーン]]して《生贄封じの仮面》を[[発動]]しても、[[リリース]]を防ぐ事はできない。~

--例:[[相手]]が[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を使用する場合、''[[発動]][[宣言]]と同時に''[[モンスター]]が[[コスト]]として[[リリース]]されてしまうので、そのあとから《生贄封じの仮面》を[[発動]]しても意味は無い。~
もちろん、前もって《生贄封じの仮面》を[[発動]]しておけば、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[発動]]を防止することができる。

-日本語版ではカード名がとても率直なカードの一つ。~
一方、英語名を直訳すると「制限の仮面」。~
名前だけでは何を制限するのか分からない。~

-「テキストが短い[[カード]]は強い」という不文律を体現している[[カード]]の1枚。

-テキストに「いかなる(〜も)…できなくなる」という全否定の表現が出てくるのは珍しい。~
この言葉が出てくるのはこの[[カード]]以外は[[《霧の王》]][[《デーモンの雄叫び》]]のみ。~
いずれもこの[[カード]]同様に[[リリース]]と言う行為を封じる[[効果]]のフレーズとして使われている。~

-ルール改定によって、[[生け贄]]という呼び方は[[リリース]]に変わった。~
しかし、流石に[[カード名>カードの名前]]まで変更されることはなかった。

-原作・アニメにおいて―~
原作における「バトルシティ編」の「遊戯&海馬vs闇と光の仮面」戦で仮面コンビが使用。~
この時はOCGとは異なり遊戯の[[生け贄]]に[[チェーン]]して[[発動]]していた。~
原作・アニメともに、その時の[[効果]]は以下のようであった。
 相手プレイヤーがモンスターを生贄宣言した時に発動する。
 その生贄は無効となり、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手フィールド上モンスターは、生け贄召喚のための生け贄には使用できない。
(ただし、アニメ版のテキストはOCGのものである)~
[[生け贄]]が制限されるのは[[相手]]だけであり、その[[生け贄]]も[[生け贄召喚]]に限定されていた。~
この[[カード]]で[[神>《オベリスクの巨神兵》]]の[[召喚]]を妨害していたのだが、[[効果]]の思わぬ抜け穴を利用されることに…

-コナミのゲーム作品においてー~
「遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2」ではこの[[カード]]が[[発動]]している時にCPUが[[《キャノン・ソルジャー》]]の効果を[[空撃ち]]してくるバグがある。~
1ターン中に無限に空撃ちを繰り返すので、結局こちらがリセットするしかなくなる。~

**関連カード [#gaa38d1a]
-[[《弱体化の仮面》]]
-[[《魔力無力化の仮面》]]
-[[《呪魂の仮面》]]
-[[《凶暴化の仮面》]]

-[[《霧の王》]]

**収録パック等 [#zcd9159c]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP221
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-056 &size(10){[[Rare]]};
-[[Spell of Mask −仮面の呪縛−]] SM-17 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]] SD15-JP031

**FAQ [#j51af03b]
Q:[[リリース]]を[[コスト]]とする[[魔法・罠カード]]に[[チェーン]]して[[発動]]した場合、それらを止めることはできますか?~
A:いいえ。[[発動]]時に[[リリース]]されているため、[[チェーン]]して[[発動]]した場合は止めることができません。~
[[チェーンブロック]]を作らない「[[コスト]]としての[[リリース]]」をされたくなければ、予め[[発動]]しておく必要があります。~

//Q:[[リリース]]も出来なくなりますか?~
//A:読み替えを行うため[[リリース]]も出来なくなります。
//これそのものを消すべきか、「生け贄」にして残すべきか