《聖騎士トリスタン/Noble Knight Drystan》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守 800
「聖騎士トリスタン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにこのカード以外の「聖騎士」モンスターが存在する限り、
相手はこのカード以外の自分フィールドの攻撃力1800未満のモンスターを
攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(2):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備した場合、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動する。
その表側表示のカードを破壊する。
EXTRA PACK −KNIGHTS OF ORDER−で登場した光属性・戦士族の下級モンスター。
自身以外の聖騎士が存在する場合に攻撃力1800未満のモンスターを攻撃・効果対象にさせない永続効果、聖剣を装備した時にフィールドの表側表示のカード1枚を破壊する誘発効果を持つ。
(1)の効果は、他の聖騎士がフィールドに存在する場合に相手の攻撃と対象をとる効果から守る効果。
耐性自体は強力だが、攻撃力の関係上自身は対応しておらず、弱体化しない限り同名カードを並べてもロックはできない。
そもそも、【聖騎士】ではこの効果で守る価値のあるカードが少ないため、無理に狙わなくても良い。
(2)の効果は、自身が聖剣を装備した時に表側表示のカードを破壊する効果。
聖騎士では貴重な除去効果であり、《聖剣アロンダイト》を装備すれば表側表示と裏側表示のカードを1枚ずつ破壊できる。
《聖騎士モルドレッド》でリクルートすれば、《聖騎士モルドレッド》が破壊した聖剣をこのカードに付け直すことで即座に発動できる。
聖剣の名を持つため、《聖剣を抱く王妃ギネヴィア》でも発動条件を満たせる。
なお、基本的なルールとして装備魔法の効果発動時にはまだ装備されておらず、その段階で《サイクロン》等で破壊されるとこのカードの効果は発動しない。
ただし、聖剣の共通効果で改めて装備させれば、その際に発動できる。
また、このカードの効果の発動にチェーンして聖剣が破壊された場合、効果は不発にならず適用される。
- モデルは、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人である「トリスタン(Tristan)」か。
武勇ではランスロットと並ぶと言われ、あちらとの仲も良かった。
二人のイゾルデとの悲恋を描いた中世の恋愛物語『トリスタンとイゾルデ』は有名である。
原作によって展開や設定が異なるが、いずれの場合も恩義のある叔父のマルク王の妻となる女性を探す。
その中でアイルランドで暴れていた竜を退治し、その功績によってアイルランド王女「金髪のイゾルデ」をマルク王の妻として迎え入れるが、その帰路で不慮の事故によりトリスタンと「金髪のイゾルデ」は一時愛し合う仲になってしまう。
マルク王と「金髪のイゾルデ」との微妙な三角関係、そしてマルク王の臣下からの羨望や妬みに耐え切れず、トリスタンは旅に出る。
- マロリー版『アーサー王物語』では、旅の中で円卓の騎士の一人となり、ブルターニュの姫「白い手のイゾルデ」と結婚するが、結局は「金髪のイゾルデ」と駆け落ちする。
その後マルク王と和解するが、竪琴を「金髪のイゾルデ」に弾いている際、嫉妬したマルク王によって背後から刺殺されてしまった。
- 『トリスタンとイゾルデ』では、旅の末に「白い手のイゾルデ」と結婚するが、戦いで受けた傷が悪化し、これを治せるとされていた「金髪のイゾルデ」を呼ぶ。
しかし、「白い手のイゾルデ」の嫉妬により、「金髪のイゾルデ」が来ないと誤認させられたトリスタンは気を落として死亡し、到着した「金髪のイゾルデ」もトリスタンの死にショックを受けて死んでしまった。
- イラストに描かれているように、トリスタンは竪琴を愛していた。
それゆえ、竪琴のような弓であるフェイルノートを作って所持していた。
「無駄なしの弓」を意味し、狙った場所に必ず命中するという。
- イギリス皇室に代々伝わる「慈悲の剣」こと聖剣カーテナは、トリスタンが所持していた剣だとされる伝承がある。
- 自身よりも攻撃力の低い味方を守る効果は「疲労していたラモラック卿と試合をする際、全力を出せない者との戦いは騎士道に反するとして対戦を拒否した」というエピソードがモチーフだと考えられる。
- 英語名の「Drystan」という綴りは、ウェールズ語での書き方である。
- 原作・アニメにおいて―
アニメZEXALIIの「凌牙vs有賀千太郎」戦において、有賀が同じモデルである《悲恋の騎士トリスタン》を使用している。
関連カード †
―《聖騎士トリスタン》の姿が見られるカード
収録パック等 †
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