遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.10)

《青天(せいてん)の霹靂(へきれき)》 †

通常魔法
(1)：相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
元々のレベルが１０以下の通常召喚できないモンスター１体を、
召喚条件を無視して手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
そのモンスター以外の自分のカードの効果を受けず、
次の相手エンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。
このターン、自分はモンスターを通常召喚・特殊召喚できず、
相手が受ける全てのダメージは０になる。

　THE SECRET OF EVOLUTIONで登場した通常魔法。
　元々のレベルが10以下の特殊召喚モンスターを召喚条件を無視して手札から特殊召喚する効果を持つ。

　手札の特殊召喚モンスターを即座に展開でき、効果が無効にならないため、《氷霊神ムーラングレイス》や《マアト》といった特殊召喚は難しいが効果が強力なモンスターの効果を活かせる。
　しかし追加の通常召喚・特殊召喚を行えず、ダメージも与えられない上、特殊召喚したモンスターは次のターンにデッキに戻るため、効果的に使えるものは少ない。
　《天魔神ノーレラス》や、《海竜神－ネオダイダロス》といったフィールドと手札全てのリセットを行えるモンスターなら次のターンに相手の反撃を許さず、不利な状態を覆せる。
　しかし起動効果を使いたい場合、墓地に置いた後で《ファントム・オブ・カオス》でコピーする手段の方が制約が少ない分扱いやすい。
　特殊召喚に成功した場合の効果を持つモンスターを出し、その効果を使う目的で使用したい。

　このカードで強制的に特殊召喚したモンスターには自分がコントロールするカード効果への完全耐性が備わるため、デッキバウンスを回避するのはいささか手間ではある。
　相手ターン中に《連撃の帝王》で《ＴｈｅｔｙｒａｎｔＮＥＰＴＵＮＥ》のリリースに用いるなどの手段が考えられる。
　もしくは《Ｇ・Ｂ・ハンター》を並べるのも手。

相手のカードの効果は受けるため、《奈落の落とし穴》等には当然警戒が必要となる。
カードのコストとすることはできるため、《インフェルノイド・ネヘモス》を特殊召喚し、次の相手ターンに《火霊術－「紅」》で射出するといったことは可能。
多くのモンスターが対応する《アドバンスドロー》なども相性は良いと言える。

元々のレベルを指定するため、《スター・ブラスト》等の効果でレベルを下げてもレベル11以上のモンスターを出す事は現時点では不可能である。
もっとも、《創星神ｓｏｐｈｉａ》や《光の創造神ホルアクティ》の存在を考えれば、妥当な調整と言える。

儀式モンスターも手札に加わる特殊召喚モンスターであるため、このカードで特殊召喚できる。
だが、リリースが不要とはいえ維持できないため、同量の消費なら《高等儀式術》を使った方がいいだろう。

《不死王リッチー》を自身の効果や相手の効果で裏側表示にした場合もデッキに戻る。(14/11/15)
また、《毒蛇神ヴェノミナーガ》を特殊召喚した場合もデッキに戻る。(14/11/15)

召喚条件は無視できるが、例によって蘇生制限は満たせない。
《スターダスト・ドラゴン／バスター》・《毒蛇神ヴェノミナーガ》等の「～及びこのカードの効果でのみ特殊召喚」可能な自己再生であっても、このカードで出した場合蘇生することは不可能。(14/11/15)。

《究極完全態・グレート・モス》や《マシンナーズ・フォース》といった、真っ当な方法では出すのが困難な特殊召喚モンスターもフィールドに出す事ができる。
そういったモンスターを使用するファンデッキには朗報と言える。
なお、困難な召喚条件を持つ古参カードである《ゲート・ガーディアン》はレベル11なので、このカードでは特殊召喚できない。

「青天の霹靂」とは、青く晴れた空に雷が鳴るように予期しなかった大事件が起きる事を表す成句である。
条件を満たしていない特殊召喚モンスターが現れるのは、相手にとってはまさに青天の霹靂と言えるだろう。
しかし、イラストにある《地霊神グランソイル》を特殊召喚しても制約によって墓地のモンスターを蘇生する事ができないので、ただ驚くだけの結果でしかない。

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