遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.42)

《堕天使(だてんし)ゼラート/Darklord Zerato》 †

効果モンスター
星８/闇属性/天使族/攻2800/守2300
自分の墓地に闇属性モンスターが４種類以上存在する場合、
このカードは闇属性モンスター１体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
手札から闇属性モンスター１体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
この効果を発動したターンのエンドフェイズ時にこのカードを破壊する。

　EXTRA PACKで登場した闇属性・天使族の最上級モンスター。
　アドバンス召喚のためのリリースを軽減する召喚ルール効果、相手フィールド上のモンスターを破壊する起動効果、自壊する誘発効果を持つ。

　墓地に４種類の闇属性モンスターがいれば、１体のリリースでアドバンス召喚できる。
　闇属性・天使族ということもあり、最上級モンスターながらフィールドに出しやすい。
　攻撃力も2800と、最上級モンスターとして十分な数値を備えている。

　手札の闇属性モンスター１体を《サンダー・ボルト》に変換するという、強力な除去効果を持つ。
　手札コストという点がネックだが、闇属性にはＤ－ＨＥＲＯなどのように墓地に送る?メリットがあるモンスターも多い。
　エンドフェイズに自壊してしまうが、相手モンスターを一掃した上で直接攻撃を狙う事ができるのは大きな利点。
　その攻撃でとどめを刺せるなら、自壊デメリットは無いも同然になる。
　　自壊する前に《アドバンスドロー》などのコストにしてしまっても良いだろう。
　自壊して墓地に落ちたこのカードを《ファントム・オブ・カオス》でコピーするのも非常に強力。

蘇生制限が全く無いため、《ダーク・クリエイター》と相性が良い。
自壊しても次のターンに《ダーク・クリエイター》が生存していれば即座に蘇生でき、再び除去効果を発動できればゲームエンドに持ち込む事も十分可能。
両者共に《闇の誘惑》・《トレード・イン》に対応している点も見逃せない。

見落としがちだが起動効果には「１ターンに１回」といった回数制限が無い。
手札コストさえ有れば《冥府の使者ゴーズ》も心配なく焼き払える。

闇属性モンスターが４「体」以上ではなく４「種類」以上であることに注意。
もっとも、特殊召喚手段は豊富であり、もとより自壊するこのカードに召喚権を消費するのは危険なため、そこまで気にする必要はない。

Ｄ－ＨＥＲＯとは好相性。
闇属性であることやリリースを用意しやすいこと、手札でダブついた《Ｄ－ＨＥＲＯディアボリックガイ》、《Ｄ－ＨＥＲＯダッシュガイ》を効果のコストとして捨てる事も出来る。
レベル８のＤ－ＨＥＲＯモンスターと《トレード・イン》も共有できる。

《闇の誘惑》の効果で除外して《奇跡の光臨》や《闇次元の解放》等で帰還させる戦術も非常に強力。
この場合は直後に別のモンスターを通常召喚する事も可能なので、伏せ除去さえ済ませておけば容易に引導を渡すことが出来る。

効果発動後に《アテナ》で墓地に送り?、直ちに蘇生すれば、コストはあるもののデメリットなしの《サンダー・ボルト》を打ち続けることが出来る。

元々は、海外版Phantom Darknessで追加された10種の海外新規カードの内の１枚である。
既存の最上級モンスターに比べれば高いスペックを持っており、海外において一時は環境の最上位にまで上り詰めた。
そのため日本でも【ダークモンスター】の新たな切り札になることが期待された…が、大量帰還カードの規制によって、間接的に扱いづらいカードとなってしまった。
だが、運用に制限がないことから化ける要素は十分にあるため、今後に期待される。
- なお、海外版ではシークレットレアであり、非常に高価なカードである。

《ゼラの戦士》が悪魔の誘惑から逃れて聖なる力を得た姿が、《大天使ゼラート》である。
にもかかわらずその《大天使ゼラート》が闇に堕ちるとは、彼の身に何が起きたというのだろうか。

属性以外のステータスは《大天使ゼラート》と同じ。
英語名も「Archlord Zerato」から「Darklord Zerato」と類似している。
また、ダークモンスターの中では珍しく、日本語名に「ダーク」と付いていない。
「Archlord→Darklord」から「大天使→堕天使」と、英語名の韻合わせを引き継いだ結果と言えるだろう。

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