《大天使ゼラート/Archlord Zerato》 †
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2300
このカードは通常召喚できない。
このカードは「天空の聖域」がフィールド上に存在し、
自分フィールド上に表側表示で存在する「ゼラの戦士」
1体を生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚できる。
光属性のモンスターカード1枚を手札から墓地に捨てる事で、
相手フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
この効果は自分フィールド上に「天空の聖域」が存在しなければ適用できない。
天空の聖域で登場した、光属性・天使族の特殊召喚モンスター。
自分の場に《天空の聖域》が存在する時、手札の光属性モンスターを《サンダー・ボルト》に変える起動効果を持つ。
《天空の聖域》発動時、手札に《ゼラの戦士》とこのカードがあれば、そのターンに召喚できる。
禁止カードである《サンダー・ボルト》と同等の効果が得られれば、ダイレクトアタックも決めやすい。
《天空の聖域》は《天空の使者 ゼラディアス》・《テラ・フォーミング》、《ゼラの戦士》は《増援》でサーチ、《召喚僧サモンプリースト》、《レスキューラビット》でリクルートできる。
- 神話・伝承において―
「大天使(Archangels)」とは、神学の天使の位階における下級三隊の第八階級の事。
全部で九つに分かれている天使の位階の中では、大天使は下から二番目ということになる。
「大」天使が下位というのに日本人は違和感を憶えるが、実は英語でも「Arch」は「首位」という意味であり、トップクラスでなければおかしい。
これは、九つの階級が「偽ディオニシウスの『天上位階論』」によって後の時代に唱えられた説であり、中世初期までは大天使が最高位だった事が原因である。
実際、最も偉大な天使ミカエルを筆頭とした神に直接仕える四大天使、ラファエル、ガブリエル、ウリエルは全員大天使となっている。
この違和感の解消の為、後に「Archangel」は偉大な天使を指す尊称であり、「Archangels」という階級とは別であるという解釈がなされた。
この解釈は単数形と複数形を明確に分ける英語圏ならではのもので、日本語で表現するのはやや困難。
また、創世記を題材とした作品の中でも特に有名な「ジョン・ミルトンの『失楽園』」では、四大天使は全員熾天使(最高位)として扱われている。
―《大天使ゼラート》の姿が見られるカード
収録パック等 †