《蝶の短剣−エルマ/Butterfly Dagger - Elma》 †
装備魔法(禁止カード)
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターに装備されているこのカードが破壊されて墓地に送られた時、
このカードを持ち主の手札に戻す事ができる。
《ガーディアン・エルマ》召喚条件であり、強化装備魔法カード。
攻撃力の上昇値はたった300と、強化系カードとしては最弱。
しかし、破壊された際に回収されるという能力を使用したコンボデッキが凶悪であった。
例を挙げるなら、やはり《鉄の騎士 ギア・フリード》と《王立魔法図書館》との無限ドローコンボであろう。
- 手順は、以下の通りである。
- 《鉄の騎士 ギア・フリード》と《王立魔法図書館》の2体を場に揃える。
- 【→→】《鉄の騎士 ギア・フリード》にこのカードを装備する。
- →魔法を発動したことにより《王立魔法図書館》に魔力カウンターが1個乗る。
- →《鉄の騎士 ギア・フリード》の効果でこのカードが破壊され、これの効果により手札に戻る。
- →再び《鉄の騎士 ギア・フリード》にこれを装備して破壊する。
- →さらに《鉄の騎士 ギア・フリード》にこれを装備して破壊する。
- →《王立魔法図書館》に乗った魔力カウンターを取り除き1枚ドローする。
- →以下【→→】に戻ることにより無限ループ。
このコンボを使えば、デッキの続く限りドロー可能であった。
実際にこのコンボを利用して、《封印されしエクゾディア》のパーツを容易に揃えるコンボデッキが確立された程である。
また、相棒は必ずしも《王立魔法図書館》でなければならないという事もなかった。
攻撃力を上昇させることができる《魔法の操り人形》とのコンボでは、モンスター全てを掃除した上で一撃必殺が可能となる。
上記のコンボが原因となり、制限カードに指定されることになる。
その後、《魔法吸収》とのコンボが発覚し、更なる議論を生むことになる。
《魔法吸収》では無限にライフ得ることが可能であり、事実上ビートダウンでの勝利は不可能となり、ライフ差でのTOD(タイム・オーバー・デス:詳細は【トランス】参照)が可能。
このように悪用ばかりが目立つので05/03/01の制限改訂で禁止カードとなった。
とばっちりを受けた《ガーディアン・エルマ》には、最早掛ける言葉も見当たらない。
- これを装備したモンスターが破壊されても、これが手札に戻ることはないので注意。
また破壊されなければ効果が発動しないので、これ自身を生け贄に捧げても手札に戻らない。
このことを考えると、このカードは最初から悪巧み専用のカードだったように思えてくる…
- 原作・アニメにおいて―
アニメオリジナル「ドーマ編」において、ドーマの三銃士の一人「ラフェール」が《ガーディアン・エルマ》と共に使用。
彼のデッキは「ガーディアン」系のカードを中心に組み上げられており、それらを使った戦略も一流。
また自分のモンスターが墓地に行くことを嫌う、モンスターを愛せる真の決闘者の一人である。
- コナミのゲーム版において―
「遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006」の、ライフの続く限り戦う「LPサバイバル」がかなり過酷であるため、2004年3月の制限リストを適用し、上記のコンボでライフを確保して戦うという手がある。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q.
A.