*《&ruby(ちょう){蝶};の&ruby(たんけん){短剣};−エルマ/Butterfly Dagger - Elma》 [#n0a3c58f]
 装備魔法(禁止カード)
 装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
 モンスターに装備されているこのカードが破壊されて墓地に送られた時、
 このカードを持ち主の手札に戻す事ができる。

 [[ガーディアンの力]]で登場した[[装備魔法]]。~
 [[装備モンスター]]の[[攻撃力]]を上昇する。~
 自身が[[破壊]]されて[[墓地に送られた]]時に、[[手札]]に[[戻す]]事ができるという[[誘発効果]](と同じ扱いの魔法[[効果]])を持つ。~
 自身の[[ガーディアン]]である[[《ガーディアン・エルマ》]]の[[召喚条件]]。~

 [[攻撃力]]の上昇値はたった300と、[[強化]]系[[カード]]としてはかなり弱い。~
 (一応、上昇値200の[[《漆黒の名馬》]]、上昇値0の[[《折れ竹光》]]等があるため最弱ではない)

 しかし、[[破壊された]]際に回収されるという能力を使用した[[コンボ]][[デッキ]]が凶悪であった。~
 例を挙げるなら、やはり[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]と[[《王立魔法図書館》]]との無限[[ドロー]][[コンボ]]であろう。~

 手順は、以下の通りである。~
+[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]と[[《王立魔法図書館》]]の2体を場に揃える。~
+[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]にこのカードを装備する。~
+魔法を[[発動]]したことにより[[《王立魔法図書館》]]に[[魔力カウンター]]が1個乗る。~
+[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]の[[効果]]でこの[[カード]]が[[破壊]]され、これの[[効果]]により[[手札]]に戻る。~
+再び[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]にこれを装備して[[破壊]]する。~
+さらに[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]にこれを装備して[[破壊]]する。~
+[[《王立魔法図書館》]]に乗った[[魔力カウンター]]を取り除き1枚[[ドロー]]する。~
+以下(2)に戻ることにより[[無限ループ]]。

 この[[コンボ]]を使えば、[[デッキ]]の続く限り[[ドロー]]可能であった。~
 実際にこの[[コンボ]]を利用して、[[《封印されしエクゾディア》]]のパーツを容易に揃える[[コンボ]][[デッキ]]が確立された程である。~
 また、相棒は必ずしも[[《王立魔法図書館》]]でなければならないという事もなかった。~
 [[攻撃力]]を上昇させることができる[[《魔法の操り人形》]]との[[コンボ]]では、[[モンスター]]を全て掃除した上で一撃必殺が可能となる。~

 その後、[[《魔法吸収》]]との[[コンボ]]が発覚し、更なる議論を生むことになる。~
 [[《魔法吸収》]]では無限にライフを得ることが可能であるため、事実上[[ビートダウン]]での勝利は不可能となり、ライフ差でのTOD(タイム・オーバー・デス:詳細は[[【トランス】]]参照)が可能。~
 これに[[《ビッグバンガール》]]の[[効果]]を併せると、TOD無しで対戦[[相手]]のライフを0にすることが出来る。

-このように悪用ばかりが目立つので[[03/01/01>禁止・制限カード/2003年1月1日]]で[[制限カード]]に指定され、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]となった。~
これにより[[《ガーディアン・エルマ》]]は使えない[[カード]]となってしまった。~
しかし、装備した[[モンスター]]が[[破壊]]されても、これが[[手札]]に戻ることはない。~
また[[破壊]]されなければ[[効果]]が[[発動]]しないので、それ以外で[[墓地]]に送っても[[手札]]に戻らない。~
このことを考えると、このカードは最初からとんでもない[[コンボ]]用のカードとも考えられる。~

-[[任意効果]]と[[強制効果]]の改正後に出たカードなので直接関わる話ではないが、参考までに―~
《蝶の短剣−エルマ》は[[任意効果]]であるため、[[《魔法効果の矢》]]のように[[破壊]]後すぐもう一つの[[効果]]がある[[効果]]の場合、《蝶の短剣−エルマ》の[[効果]]はタイミングを逃し[[発動]]することはない。~
《蝶の短剣−エルマ》は[[任意効果]]であるため、[[《魔法効果の矢》]]のように[[破壊]]後すぐもう一つの[[効果]]がある[[効果]]の場合、《蝶の短剣−エルマ》の[[効果]]は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]][[発動]]することはない。~
([[《リーフ・フェアリー》]]は[[破壊]]ではないので、そもそも《蝶の短剣−エルマ》は[[発動]]しない)~
しかし、上記の[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]と[[《王立魔法図書館》]]との[[コンボ]]などでは、《蝶の短剣−エルマ》を[[発動]]したとき、装備したとき、[[墓地]]に落ちたとき、の3つのタイミングで1つずつ[[効果]]が起きているため、[[任意効果]]、[[強制効果]]の解釈で防げない無限[[コンボ]]として君臨しているのである。~
//ただし、現[[環境]]で使おうとしても、[[《D.D.クロウ》]]という天敵が登場したので、以前ほどの活躍は出来ないかもしれないが、[[《アームズ・ホール》]]という強力[[サーチ]][[カード]]も登場したので、[[デッキ]]から[[サーチ]]してすぐ使えるようになった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「ドーマ編」において、ドーマの三銃士の一人「ラフェール」が[[《ガーディアン・エルマ》]]と共に使用。~
アニメでは[[装備モンスター]]が[[破壊]]されたため、[[効果]]は[[発動]]せずに[[墓地]]に落ちた。~
//彼の[[デッキ]]は「[[ガーディアン]]」系のカードを中心に組み上げられており、それらを使った戦略も一流。~
//また[[自分]]の[[モンスター]]が[[墓地]]に行くことを嫌う、[[モンスター]]を愛せる真の決闘者の一人である。
//↑ここに書くことではないのでは~

//-コナミのゲーム作品において―~
//「遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006」の、ライフの続く限り戦う「LPサバイバル」がかなり過酷であるため、[[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]の制限リストを適用し、上記の[[コンボ]]でライフを確保して戦うという手がある。~
//そのほかに手段が無いわけではないが、あまりにも時間がかかるため「ゲーム中の[[ライフポイント]]よりもプレイヤーのリアルでの[[ライフポイント]]がなくなるほうが早い」などといわれる。~
//(なお、「2007」ではLPサバイバルに上限が設定されている。)
//上記はゲームの攻略法であって、ゲームのシステムに触れた記述でないのコメントアウトしました。

**関連カード [#vd50dd13]
-[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]

-[[《王立魔法図書館》]]
-[[《魔法の操り人形》]]
-[[《魔法吸収》]]

-[[《ガーディアン・エルマ》]]

-[[《閃光の双剣−トライス》]]
-[[《破邪の大剣−バオウ》]]
-[[《流星の弓−シール》]]
-[[《静寂のロッド−ケースト》]]
//-[[《蝶の短剣−エルマ》]]
-[[《重力の斧−グラール》]]

-[[サルベージ]]
-[[《神剣−フェニックスブレード》]]

―《蝶の短剣−エルマ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《ガーディアン・エルマ》]]
-[[《ウェポンサモナー》]]
-[[《大成仏》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#mc25d48e]
-[[【無限回復】]]

**収録パック等 [#b0622697]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP194 &size(10){[[Rare]]};
-[[ガーディアンの力]] 304-032 &size(10){[[Super]]};

//**FAQ [#ded9f27a]
//Q:~
//A: