フィールド魔法 「転回操車」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):自分フィールドに機械族・地属性・レベル10モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。 デッキから攻撃力1800以上の機械族・地属性・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚されたモンスターのレベルは10になる。 この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは0になる。 (2):自分の手札を1枚墓地へ送って発動できる。 デッキから機械族・地属性・レベル10モンスター1体を手札に加える。
THE SECRET OF EVOLUTIONで登場したフィールド魔法。
1つ目の効果により、機械族・地属性・レベル10のモンスターを召喚・特殊召喚すれば即座にランク10のエクシーズ素材をフィールドに揃えることができる。
候補になるモンスターの中でも《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》と《無頼特急バトレイン》は特に相性が良い。
《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》を妥協召喚して《無頼特急バトレイン》をリクルートしてエクシーズ召喚した後、エクシーズ素材として墓地へ送られる《無頼特急バトレイン》の効果で2体目の《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》をエンドフェイズにサーチできる。
これにより次のターンに同様の動きが行えるので、毎ターン安定して強力なランク10のエクシーズ召喚が狙える。
しかしこの効果を発動した場合、そのターンは戦闘ダメージを与えられないので、展開後に一気に相手を攻め落とすのは難しい。
とはいえ、《超巨大空中宮殿ガンガリディア》は元より効果使用後に攻撃できず、バーン効果を持つ《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》や強固な耐性持ちの《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》もプレイングである程度はカバーできる。
相手ターンのエンドフェイズに《リビングデッドの呼び声》で該当するモンスターを蘇生すれば、実質的にデメリット無くエクシーズ素材を場に揃えられる。また《除雪機関車ハッスル・ラッセル》を使ってもいいだろう。《除雪機関車ハッスル・ラッセル》の効果は魔法・罠ゾーン?にのみ及ぶためでこのカードが破壊されることもない。特殊召喚したカードは攻撃力0になるが守備表示で出せるので問題ない。破壊されてもアドバンテージを稼げるように《無頼特急バトレイン》を出すか、相手モンスターの攻撃力が2100以下なら守備力が2100ある《勇気機関車ブレイブポッポ》を守備表示で出すのも手だろう。ただし《除雪機関車ハッスル・ラッセル》の効果にこのカードは含まれないことには注意しよう
2つ目の効果は、手札1枚をコストに機械族・地属性・レベル10のモンスターをサーチするというもの。
1つ目の効果を踏まえると、サーチの筆頭候補は《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》だろう。
他の候補としては、容易な召喚条件を持ちエクシーズ素材として墓地へ送られることで除去が狙える《重機貨列車デリックレーン》も有用なサーチ先である。
手札コストには墓地で効果を発動する《無頼特急バトレイン》や蘇生が容易な《マシンナーズ・フォートレス》が適任である。
他には《RUM−アージェント・カオス・フォース》を手札コストに使えば、《超巨大空中宮殿ガンガリディア》をエクシーズ召喚時にサルベージできるので《CX 超巨大空中要塞バビロン》に繋げやすくなる。
ただし《転回操車》の効果は1ターンに1度にいずれか1つしか使用できないため、サーチしたターンにリクルートができない点は注意が必要である。
フィールド魔法であることから、レベル10の《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》や《Sin レインボー・ドラゴン》とは相性が良い。
エクシーズ素材にできるのは勿論の事、《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》共々《スキルドレイン》とも相性が抜群であり、それらを軸にしたハイビートデッキも組むことができる。
欠点としてはフィールド魔法の宿命である《サイクロン》などの除去カードには非常に弱く、除去が蔓延する現在の環境に置いてこのカードに依存することは難しい点は念頭に置くべきである。
―イラスト関連