効果モンスター 星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1500 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱い、フィールドから離れた場合に除外される。 このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない。 (2):このカードが除外された場合、このカード以外の除外されている自分のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードをデッキに戻す。
Vジャンプ(2020年5月号) 付属カードで登場した風属性・サイキック族の下級モンスター。
レベル3モンスターの召喚・特殊召喚をトリガーにチューナーとなって自己再生する誘発効果、除外された場合に自身以外の除外ゾーンのカードをデッキに戻す誘発効果を持つ。
(1)はレベル3モンスターの召喚・特殊召喚時の自己再生。
エクシーズ素材ならば除外を回避できるため、【ランク3】では毎ターン使い回せるエクシーズ素材となる。
自身がチューナー化するためシンクロ素材としても使いやすく、除外されても(2)に繋がる。
《虚空海竜リヴァイエール》の存在から帰還も容易なので、積極的に除外しても問題になりにくい。
メインデッキの電脳堺モンスターの多くは電脳堺カードをデッキから墓地へ送ることができるため、墓地にこのカードを用意するのは難しくない。
他にも《マスマティシャン》はこのカードを墓地へ送る事ができ、既に墓地にある場合はあちらがレベル3なので自己再生のトリガーにもなる。
また、サイキック族である事から《緊急テレポート》にも対応しており、《サイコウィールダー》・《サイコトラッカー》とも併用しやすい。
(2)は除外されたカードをデッキに戻す効果。
カードの種類を問わないため、魔法・罠カードや裏側表示で除外されたカードも対象となる。
できればサーチ・リクルートしやすいカードを戻す事で次の展開に繋げたい。
変わったところでは【トーチ・テンペスト】と相性が良い。
《ヘル・テンペスト》などで《ネクロフェイス》と同時に除外した場合、強制効果の《ネクロフェイス》⇒任意効果のこの効果の順にチェーンを組む。
そしてこのカードの効果処理で《ネクロフェイス》をデッキに戻せば、《ネクロフェイス》の効果処理でその《ネクロフェイス》の再除外を狙え、除外すれば改めて効果が発動する。
(1)の効果の発動後はターン終了時までレベル・ランクが3以上の特殊召喚しか行えないためリンク召喚が封じられる。
レベル3中心でも【グッドスタッフリンク】の様なリンク召喚中心の構築とは相性が良くない。
採用する場合はシンクロ召喚・エクシーズ召喚を戦術の中心に据えると良い。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》等を利用する場合は発動前に展開しておきたい。
―《電脳堺姫−娘々》の姿が見られるカード