速攻魔法 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで700アップする。
Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した速攻魔法。
発動したターン間、表側表示モンスターを単体強化する効果を持つ。
一時的な単体強化を行う場合、より上昇値の高い《一騎加勢》や、デメリットがあるが《蛮勇鱗粉》といった魔法カードが存在している。
このカードは速攻魔法なのが利点で、主にダメージステップに戦闘補助として使うことになる。
ただ同じく速攻魔法の《収縮》や《禁じられた聖槍》と比較すると、対応できるステータスの範囲が狭い。
それらより優れている点としては、守備表示のモンスターに攻撃する際や、耐性を持つモンスターと戦闘する際にも使用できることが挙げられる。
攻撃力はエンドフェイズまで下がらないので、追撃を受けにくいのも利点であると言える。
他に特筆できるメリットとして、ウイルスのコストとなる闇属性モンスターの範囲を広げることができる。
たとえば《霊滅術師 カイクウ》で《闇のデッキ破壊ウイルス》の発動が可能になる。
相手の攻撃宣言時にコンバットトリックとして使用し、その後はウイルスのコストにしてしまうのもいいだろう。
《蛮勇鱗粉》と比べると、維持しておきたいモンスターに使いやすい事や、相手モンスターにも使えるため《ヘル・テンペスト》等を発動したい際に狙いを読まれにくい点が挙げられる。
後発に相手モンスターを対象にできない・1ターンに1枚しか発動できない以外は完全に上位互換の《武装再生》が登場した。
あちらは他にも有用な効果を持つため、ほぼこのカードは役目を終えた。