通常魔法(準制限カード) 自分のデッキからカードを1枚選択し、ゲームから除外する。 発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。
ザ・ヴァリュアブル・ブック9 付属カードで登場した2ターンのタイムラグを持つが、万能のサーチ魔法カード。
発動に成功すれば除外カードをどうにかされない限りサーチ可能。
ただし、2ターン後のスタンバイフェイズを迎える前に除外ゾーンからカードが動いてしまうと手札に加えられない点に注意。
《タイムカプセル》の上位互換に近いカードであり、コンボデッキの救世主。
《タイムカプセル》の弱点を克服し、タイミングを間違えなければ安全に欲しいカードを手に入れられるようになった。
ただし、表側表示で除外されるので、何をサーチしたか相手にバレてしまう点には注意が必要である。
万能のサーチができるカードではあるが、速攻型のビートダウン、とりわけ【スタンダード】ではこのカードを採用する際に注意すべき点がある。
サーチしたカードが手札に加わったときはもうそのカードは要らないという状況が起こりやすいのである。
しかも、このカードは不利な状況でドローしても、それだけで逆転できるタイプのカードではない。
サーチしたカードが手札に加わる前にライフポイントがゼロになる危険性もあるのだ。
コンボを意識せず、パワーカードの寄せ集めで構築される【スタンダード】では活用し難い。
このカードは、特定のコンボを活用するデッキでこそ真価を発揮できる。
特に【未来オーバー】や【未来龍】?では、制限カードの《未来融合−フューチャー・フュージョン》のサーチに必須となる。
「表側表示」ということは何をサーチしたか相手に知られてしまう弱点があるが、それを逆手に取り、除外版の《おろかな埋葬》という使い方も可能である。
表側表示で除外されるため、除外したモンスターを《次元融合》・《異次元からの帰還》・《D・D・R》などで即帰還させることができる。
この特性も強力であり、かつては《次元融合》によって《混沌の黒魔術師》を特殊召喚した上で、使用した《次元融合》を回収するという戦術がよく使われていたが、08/09/01で両方とも禁止カードになった。
除外された時効果が発動するモンスターを対象にすれば、そのターンに効果を発動できる。
【ネクロフェイス】では、《ネクロフェイス》を除外すれば、デッキ破壊、《魂吸収》での大量回復、手札に加えてからは召喚による攻撃力アップや《闇の誘惑》による再除外も狙える。
《異次元の偵察機》はエンドフェイズに自分のフィールドに召喚される。
これを軸とするビートダウン・【次元召喚】や「帝」の生け贄に利用する【次元帝】、【エクゾディア】等、幅広いデッキでの活用が可能。
少々、変わった使い方だが【ネオスビート】に投入し《E・HERO ボルテック》の効果で帰還させるということもできる。
《E−エマージェンシーコール》とは違い、味方の《ライオウ》の影響を受けないというのも利点であり、上記のカードと一緒に入れた場合3枚目、4枚目のサーチカードとして運用することも出来る。
この使い方をすると相手にとって止めたくても止めようがない、やっかいなコンボとも言え無くもない。
Q:このカードの効果で《異次元の偵察機》を選択した場合、エンドフェイズに自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚されますか?
A:はい、特殊召喚されます。
Q:相手が発動したこのカードを《精霊の鏡》で自分へ移し変えることは可能ですか?
A:いいえ、できません。このカードはデッキを対象にしているからです。
Q:このカードを使ってカードを選択して除外し、《ネクロフェイス》で選択したカードをデッキに戻した場合、2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードをデッキからサーチして手札に加えることができますか?
A:いいえ、できません。そのカードが除外状態でなくなった場合、関係は断ち切られます。
Q:2回目のスタンバイフェイズにカードを回収し忘れた場合はどうなりますか?
A:ルールは定めていませんので審判と相談してください。(09/01/16)