*《&ruby(まっさつ){抹殺};の&ruby(しめいしゃ){指名者};/Crossout Designator》 [#top]
 速攻魔法(準制限カード、2022年1月1日から制限カード)
 速攻魔法(制限カード)
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):カード名を1つ宣言して発動できる。
 宣言したカード1枚をデッキから除外する。
 ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

 [[Vジャンプ(2019年7月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2019]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[発動]]時に[[カード名]]を[[宣言]]し、その[[カード]]を[[自分]]の[[デッキ]]から[[除外]]して[[同名カード]]の[[効果]]を[[ターン]]終了時まで[[無効]]化する[[効果]]を持つ。~

 [[《墓穴の指名者》]]などと同様に[[相手]]の[[メタ]]となるものだが、こちらは[[魔法・罠カード]]にも対応できる。~
 [[無効]]化は1[[ターン]]限りだが、既に[[フィールド]]にあるものでも対応でき、[[速攻魔法]]なので[[相手]]の[[カード]]に[[チェーン]][[発動]]して[[同名カード]]を[[除外]]し、[[無効]]化する使い方もできる。~
 [[《墓穴の指名者》]]とは違い、[[無効]]になるのは[[ターン]]終了時までで、次の[[ターン]]に[[自分]]も[[カード]]を使用できるため融通が利きやすい。~

 [[メタ]]対象となる[[カード]]は[[自分]]も[[メインデッキ]]に採用する必要があるため、[[《増殖するG》]]・[[《灰流うらら》]]等の[[自分]]が使っても[[腐る]]可能性の低い汎用[[カード]]へのピンポイント[[メタ]]としての運用が主体となる。~
 [[先攻]]1[[ターン]]目の[[手札誘発]]対策として見ると、[[罠カード]]である[[《無限泡影》]]や[[墓地]]へ行かない[[《原始生命態ニビル》]]に対応できる点で[[《墓穴の指名者》]]に勝る。~
 [[汎用性]]がなくとも[[発動]]されると致命的な[[カード]]に関しては、[[事故]]の可能性を考えても[[メタ]]の為に、敢えて採用するということも考えられる。~
 [[相手]]の《抹殺の指名者》・[[《墓穴の指名者》]]にも対策できるため、[[自分]]の[[カード]]の[[効果]]も通しやすくなる。~
 基本的に、[[相手]]の[[メタカード]]に対する[[メタカード]]として、攻めに役立つ[[カード]]と言えるだろう。~
 [[ミラーマッチ]]においては特に有効で、[[キーカード]]を防ぎやすくなる。~

 逆を言えば、[[相手]]が上記の様な[[カード]]を一切使ってこない場合は役に立たなくなる。~
 特に[[地雷]][[デッキ]]相手では上述の[[カード]]共々[[腐る]]可能性があり、極端に弱くなる。~
 また、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]など、若干[[汎用性]]が劣っていても[[メタ]]能力がある[[カード]]を敢えて優先して採用すれば、この[[カード]]をすり抜けて対処できる可能性が出てくる。~

 [[相手]]への[[メタ]]の他、[[デメリット]]を打ち消す使い方も考えられる。~
 例えば、[[スピリットモンスター>スピリット]]を[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]に[[除外]]すれば[[エンドフェイズ]]の[[バウンス]]を回避して維持できる。~

 [[《封印の黄金櫃》]]と同様に[[除外アドバンテージ]]を稼ぐ使い方も可能。~
 [[効果]]が[[無効]]になるため[[《異次元の偵察機》]]などとの[[コンボ]]はできないが、[[帰還]]・[[サルベージ]][[カード]]との[[コンボ]]は可能。~
 [[メタファイズ]][[モンスター]]は次の[[ターン]]に固有[[効果]]が[[発動]]するため問題にならず、[[【メタファイズ】]]においては[[コンボ]]と防御を兼ね備えた非常に有用な[[カード]]となる。~
//《メタファイズ・アセンション》は引っ掛かるため、モンスターのみと補足

-[[メインデッキ]]に入らない[[モンスター]]に対してはそもそも対処できない。~
[[《墓穴の指名者》]]であれば、条件付きだが対処できる。~

-[[デッキ]]に[[除外]]する[[カード]]が残っている必要があるため、[[《強欲で貪欲な壺》]]とは相性が悪い。~

-[[裁定]]について。
--[[《ハーピィ・レディ》]]を[[宣言]]して[[発動]]し、その[[効果]]で[[《ハーピィ・レディ》]]を[[除外]]することにより[[《ハーピィ・レディ1》]]を[[無効]]化可能。
--すでに[[《ヒュグロの魔導書》]]の[[効果]]を受けた[[モンスター]]がいる状態で[[《ヒュグロの魔導書》]]を[[除外]]した場合。~
[[攻撃力]]アップはそのままだが、[[戦闘破壊]]時の[[サーチ]]は「[[発動]]できるが、[[発動]]しても[[効果]]は[[無効]]」となる。
--[[《禁じられた聖槍》]]との関係について。~
既に[[《抹殺の指名者》]]の[[効果]]が[[適用]]されている状態で、[[除外]]された[[モンスター]]と同名の[[フィールド]]の[[モンスター]]に[[《禁じられた聖槍》]]の[[効果]]を[[適用]]した場合その[[モンスター]]の[[効果]]は有効になる。
--[[永続効果]]で「[[魔法カード]]の[[効果を受けない]]」[[モンスター]]をこの[[カード]]の[[効果]]が[[適用]]された後に[[召喚]]した場合、その[[モンスター]]の[[効果]]は[[無効]]にされる。

-汎用[[カード]]全般に対応できるように見えるが、実際のところ[[メタカード]]として運用できるかは[[デッキ]]タイプに依る。~
主な理由としては、「[[ミラーマッチ]]でない限り汎用[[カード]]への[[メタ]]としてしか使えない」ため、ほとんどの[[デッキ]]の展開を止められないことが挙げられる。~
上述の主な汎用[[カード]]への[[メタ]]として動くには、[[自分]]が展開できる状況でなければならず、それ以外の状況では[[腐る]]ことになる。~
汎用[[カード]]に[[《増殖するG》]]・[[《灰流うらら》]]などの[[手札誘発]]が多いことから、[[《墓穴の指名者》]]で汎用[[モンスター]]への[[メタ]]としては概ね足りてしまうという点も大きい。~
[[メタ]]対象の[[カード]]も投入するため、[[デッキ]]の枠も食いやすい。~
[[魔法・罠カード]]を止められる利点から、特に[[《墓穴の指名者》]]への[[メタ]]も必要という場合に併せて採用を考えられる。~

--「[[相手]]の妨害と劣勢時の防御には弱いが、1[[ターン]]目の行動さえ自由にできれば大体勝てる」という[[デッキ]]ならば[[《墓穴の指名者》]]をフル投入した上でこちらも投入する価値がある。~
2019年の[[環境]]の例では、[[先攻]]ならば[[制圧]]布陣、[[後攻]]ならば[[1ターンキル]]が高確率で行える[[【ドラゴンリンク】>【ドラゴン族】#dragonlink]]や[[【コード・トーカー】]]などに採用が見られる。~

---上記の様に汎用[[カード]]として採用率が高かったため、[[21/10/01>リミットレギュレーション/2021年10月1日]]にて[[準制限カード]]に指定された。~
---上記の様に汎用[[カード]]として採用率が高かったため、[[21/10/01>リミットレギュレーション/2021年10月1日]]にて[[準制限カード]]に、続く[[22/01/01>リミットレギュレーション/2022年1月1日]]にて[[制限カード]]に指定された。~

-[[イラスト]]は、[[《抹殺の使徒》]]の騎士が[[《異次元の指名者》]]の[[イラスト]]とよく似たポーズをとっている。~

-Vジャンプ本誌に[[魔法カード]]が付属されるのは抽選品を除くとこれが初めてである。~
また、[[魔法・罠カード]]の分類においては、2004年[[《機動砦 ストロング・ホールド》]]以来の15年ぶりの限定付属となる。
--その高い[[汎用性]]から、発売当初から書籍が予約分のみで販売を打ち切ったり発売日前日に完売する書店も数多く見られた。~
[[メタカード]]として高騰しており品薄状態であったが[[RARITY COLLECTION−PREMIUM GOLD EDITION−]]の再録にて大分落ち着いた。~
//2001年7月号で行われた「誌面プレゼント」の[[《ハーピィの羽根帚》]]は抽選扱いなので、含まない。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

-[[《抹殺の使徒》]]

-[[○○の指名者>《闇の指名者》#card]]~

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【メタファイズ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2019年7月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2019]] VJMP-JP164 &size(10){[[Ultra]]};
-[[RARITY COLLECTION−PREMIUM GOLD EDITION−]] RC03-JP044 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};
-[[ストラクチャーデッキ−凍獄の氷結界−]] SD40-JP034
-[[PREMIUM PACK 2021>PREMIUM PACK#PP2021]] 21PP-JP022 &size(10){[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[《増殖するG》]]に[[チェーン]]した《抹殺の指名者》A([[《増殖するG》]][[宣言]])に対して、《抹殺の指名者》B(《抹殺の指名者》[[宣言]])を[[発動]]し、[[デッキ]]から《抹殺の指名者》を[[除外]]した場合どうなりますか?~
//A:[[調整中]]。(19/05/22)~
A:ご質問の場合、[[チェーン]]3で[[発動]]した《抹殺の指名者》Bの[[効果]]によって、その《抹殺の指名者》自身の[[効果]]は[[無効化>無効]]されませんが、[[チェーン]]2で[[発動]]した《抹殺の指名者》Aの[[効果]]は[[無効]]化されます。~
  その結果[[《増殖するG》]]の[[効果]]は《抹殺の指名者》Aによって[[無効]]化されず、[[《増殖するG》]]の[[効果]]を[[適用]]することができます。(19/05/23)~

Q:[[相手]]のこの[[カードの発動]]に[[チェーン]]して[[自分]]が[[《刻印の調停者》]]を[[発動]]した場合、この[[カード]]は[[デッキ]]に存在しない[[カード]]を[[宣言]]できませんが、[[《刻印の調停者》]]の[[効果]]で[[宣言]]する[[カード]]はどのように決めるのでしょうか?~
A:公式の[[デュエル]]で[[使用]]できる[[カード名]]であれば自由に[[宣言]]できます。~
  また、この[[カード]]の[[効果処理時]]に、[[《刻印の調停者》]]の[[効果]]で[[宣言]]された[[カード名]]の[[カード]]が[[相手]]の[[デッキ]]に存在しない場合、[[デッキ]]から[[カード]]を[[除外]]する処理は行いません。(19/05/29)~

Q:《抹殺の指名者》で[[《アポクリフォート・キラー》]]が[[除外]]された[[ターン]]に[[《アポクリフォート・キラー》]]を[[通常召喚]]しました。~
  [[《アポクリフォート・キラー》]]の[[効果]]は有効ですか?~
A:[[《アポクリフォート・キラー》]]の[[効果]]は[[無効]]になります。(20/07/08)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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