【ガジェット】に《トラゴエディア》・《緊急テレポート》・《歯車街》・《サモンチェーン》を含んだデッキである。
従来のデッキよりも展開力に優れ、アンティーク・ギアを採用している事から攻撃力も高くなっている。
反面コンボ性が高く、常に必要なカードを引く運と、状況に応じた対応ができるプレイングの両方が要求される。
デッキ名は考案者のハンドルネームに由来しており、他に【コアガジェ】・【古代ガジェ】・【歯車ガジェ】等と呼ばれる。
なお、これらは考案者本人が付けた名前ではなく、俗称として広まった名前が定着したものである。
また、【コアキメイル】とは一切関係がない。
《トラゴエディア/Tragoedia》 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ? (1):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 (2):このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×600アップする。 (3):1ターンに1度、手札からモンスター1体を墓地へ送り、 そのモンスターと同じレベルの相手フィールドの 表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 その表側表示モンスターのコントロールを得る。 (4):1ターンに1度、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 このカードのレベルはターン終了時までそのモンスターと同じになる。
《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》 シンクロ・効果モンスター 星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。 また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。 相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、 エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。
《歯車街/Geartown》 フィールド魔法 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 お互いのプレイヤーは「アンティーク・ギア」モンスターを召喚する場合に 必要なリリースを1体少なくできる。 (2):このカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
《緊急テレポート/Emergency Teleport》 速攻魔法 (制限カード) (1):手札・デッキからレベル3以下の サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、 このターンのエンドフェイズに除外される。
《サモンチェーン/Chain Summoning》 速攻魔法 チェーン3以降に発動できる。 このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。 同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、 このカードは発動できない。
ガジェットを展開しつつ、状況に応じたギミックを使い分けていく。
単純に各種特殊召喚で大型モンスターを展開する他、《サモンチェーン》によるガジェットの大量展開や、《ブラック・ローズ・ドラゴン》のリセット効果も狙える。
ガジェットと相性の良い《トラゴエディア》や《歯車街》を組み込んでいるのでリリースには困らず、アドバンス召喚を狙いやすい。
以下のパターンが基本コンボとなる。
条件:手札にガジェットA、《緊急テレポート》、《サモンチェーン》
結果:手札にガジェットD、フィールドにガジェットA・B・C、レベル3以下のサイキック族
ハンド・アドバンテージ−2・ボード・アドバンテージ+4で、総合的なカード・アドバンテージは+2となる。
この後、フィールドのガジェットやサイキック族でエクシーズ召喚、シンクロ召喚を行うことが可能。
手順2で使用するカードはガジェットAの効果にチェーンできれば何でも良いため、《カゲトカゲ》や適当な速攻魔法でも構わない。
また、ガジェットA・Bで《ギアギガント X》をエクシーズ召喚すれば下級機械族をサーチでき、手順6でそれを召喚することもできる。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》で相手フィールドを一掃することで、より安全に2・3回目の通常召喚を行うことができる。
ガジェットに加え《テラ・フォーミング》等、サーチする機会が多いため、《ライオウ》は天敵となる。
《古代の機械獣》や《サイコ・コマンダー》による戦闘破壊、《トラゴエディア》のコントロール奪取効果等で乗り切りたい。
また特殊召喚が軸となるため、それを封じられないよう特殊召喚に頼らない除去方法を用意しておきたい。
上記のカードの他、《魔導戦士 ブレイカー》や《サイクロン》等の扱いやすいものを使うと良いだろう。
制限改訂の影響を受けやすく、《トラゴエディア》と《緊急テレポート》が制限カードにまで指定され、構築が困難になっていた時期もあった。
マスタールール3ではフィールド魔法の上書きによる破壊ができなくなった。
《歯車街》を使う場合は全体除去を併用する必要が出てきたため、弱体化した。