【セイクリッド】

デッキの概要

 DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−で登場した「セイクリッド」と名のついたモンスター群を中心としたデッキ。
 状況に応じたサーチ手札からの展開力を駆使し、そこからエクシーズ召喚によるビートダウンを狙う。

《セイクリッド・ソンブレス/Constellar Sombre》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1550/守1600
自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、
自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「セイクリッド・ソンブレス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、この効果を適用したターンのメインフェイズ時に1度だけ発動できる。
「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を召喚する。
このカードが墓地へ送られたターンに1度だけ、
「セイクリッド」と名のついたモンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくする事ができる。
《セイクリッド・カウスト/Constellar Kaus》
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1800/守 700
このカードはシンクロ素材にできない。
フィールド上の「セイクリッド」と名のついた
モンスター1体を選択し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
●選択したモンスターのレベルを1つ上げる。
●選択したモンスターのレベルを1つ下げる。
《セイクリッド・プレアデス/Constellar Pleiades》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2500/守1500
光属性レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《セイクリッド・トレミスM7/Constellar Ptolemy M7》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2700/守2000
レベル6モンスター×2
このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の
自分フィールド上の「セイクリッド」と名のついたエクシーズモンスターの上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
自分または相手のフィールド上・墓地のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。

デッキの構築

 このデッキは主軸兼切り札である《セイクリッド・プレアデス》をいかに高速で出すかが鍵となる。
 先行1ターン目で《セイクリッド・プレアデス》を立てる事ができれば、相手の行動を大きく縛ることが可能となる。
 そのため、《セイクリッド・カウスト》レベルセイクリッドの2枚をフィールドに並べる方法をできるだけ採用する。

モンスターカードについて

下級セイクリッド
 サーチサルベージでパーツを集め、手札から展開し、レベルを変動させてエクシーズ召喚に繋げる、という流れが下級モンスターの中だけで完結している。
 あまりステータスは高くないので、さっさとエクシーズ素材にしてしまおう。

上級セイクリッド
 レベル5と6の上級セイクリッドが存在している。
 かつては《セイクリッド・プレアデス》を出すために必須であったが、《セイクリッド・カウスト》でより簡単に上級モンスターを用意できるようになった現在では優先度が大幅に落ちた。

エクシーズモンスター

―その他相性の良いモンスター

魔法・罠カードについて

セイクリッドサポート

―その他相性の良い魔法・罠カード

戦術

 セイクリッドの多くが持つ追加召喚特殊召喚を利用して複数体を並べ、高速でのエクシーズ召喚を狙っていく。
 エクシーズモンスター以外のセイクリッドは展開に特化し、相手のアドバンテージを奪う手段もなくステータスも低めである。
 そのため、いかに素早くエクシーズモンスターで場を制圧するかが重要となる。

 展開の手段は《セイクリッド・ハワー》を除いて基本的に手札からのみであり、効率よくサーチサルベージ手札を整えることが重要となる。
 同じレベルを複数枚、もしくは《セイクリッド・カウスト》《セイクリッド・ポルクス》を含む組み合わせを揃えることが基本の流れとなるだろう。
 安定して手札の供給・入れ替えができていれば、「1体の通常召喚=1回のエクシーズ召喚」に近いだけの展開力をキープできる。
 ここに手札補充や召喚権の追加を組み込むことで、エクシーズ召喚を容易に繰り返すことが可能となる。

 連続でエクシーズ召喚が可能な場面では、《セイクリッド・オメガ》を立たせた状態で他のセイクリッドを並べることで、カウンター罠以外での妨害を牽制できる。
 また、相手ターン効果が使用可能なものを自分・相手の各ターンで使いつつ《セイクリッド・トレミスM7》につなげれば大きく攻め込むことが可能。
 逆に手札の消費が気になる場合は、《セイクリッドの星痕》《エクシーズ・リボーン》などを使いつつ毎ターン少しずつ動くことで充分に軽減できる。
 場面に応じ、着実な戦線維持も短期的な大量展開も狙うことができるため、攻め時をうまく見極めて勝利を掴み取りたい。
 メインデッキを展開に特化し、切札をエクシーズモンスターに託すために、エクストラデッキの構築次第でその対応力はさらに幅広いものとなるだろう。

このデッキの弱点

 光属性で統一しているが、種族がバラバラなので《群雄割拠》に弱く、《一族の結束》などの補助が使えない。
 また、サーチエクシーズ召喚を多用するので、同じ光属性ながら《ライオウ》の存在は天敵となる。
 サルベージの妨害となる除外に対しても、構築によっては厳しい戦いを強いられることになる。
 コアキメイルなど属性を指定したメタも多いため、それらへもある程度の警戒が必要。

 除去エクシーズモンスターに頼るため、《スキルドレイン》特殊召喚メタを受けると何もできなくなる。
 セイクリッドには除去がほぼ皆無なため、魔法・罠カードにはメインから除去を多めに採用しておきたい。
 特に、《奈落の落とし穴》などにはある程度の耐性があるものの、《神の警告》のようなカウンター罠には事前の除去が不可欠である。
 また、効果モンスターに対しても、《セイクリッド・プレアデス》が実質無力な《裁きの龍》などが存在するため、安心はできないと言える。

 エクシーズモンスターは全てエクシーズ素材がなければ効果が使えず、ほとんどが1ターンに1度しか発動できない。
 単体での制圧力はやや勢い不足なため、エクシーズモンスターの大量展開やメタ寄りのエクシーズモンスターなどでうまくカバーしたい。
 破壊耐性効果モンスターメタ魔法・罠カード破壊などは上記の弱点の克服にも繋がるため、優先度が上がる。
 その他に、エクシーズモンスターメタに遭遇した場合にその他の切札がなく対応に苦しむ可能性がある点も意識しておきたい。

 採用率は低いが、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》《A・O・J コアデストロイ》にも注意は必要。
 メタカードが少ないデッキでは必然的にサイドデッキにも余裕が出るので、これらのカードを投入している可能性は十分に考えられる。

 なお、セイクリッドエクシーズモンスターコントロール奪取されると、《セイクリッド・トレミスM7》の素材にされる可能性があることも忘れてはならない。

代表的なカード

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