儀式モンスター群のヌーベルズとそれと密接に関わるレシピを中心としたビートダウンデッキ。
儀式召喚だけでなく効果により直接特殊召喚される事も多く、通常の【儀式召喚】とはその点が異なる。
また、往年の儀式モンスター《ハングリーバーガー》とも繋がりが深く、あちらをメインに使いたいデュエリストにとっては待望のデッキである。
相性の良いカードは【儀式召喚】も参照すると良いが、上記の通り儀式召喚そのものの機会は多くないため、完全に当てはまるといったわけでもない。
―ヌーベルズ
ヌーベルズトークン以外は全て闇属性・守備力1850の儀式モンスターで統一されている。
攻撃力はレベル×400の数値、奇数レベルは獣戦士族、偶数レベルは戦士族である。
(1)は特殊召喚に成功した場合の誘発効果で共通している。
(2)は攻撃表示モンスターをリリースし、特定の儀式モンスターを手札・デッキより特殊召喚する効果(レベル4以下はトリガーが必要)。
特殊召喚先は、自身のレベルより1〜2つ上のヌーベルズ(《バグリエル・ド・ヌーベルズ》のみ《ハングリーバーガー》)で、この効果でモンスター除去を行いつつ強力なモンスターへと変化していくのがこのデッキの基本となる。
―相性の良いモンスター
召喚権に余裕を持ちやすいデッキなので、これらのモンスターに割り当てやすい。
エクストラデッキへの依存度は低いので自由度は高く、一部カードのコストに活用しても良いだろう。
《お代狸様の代算様》や《ドラグマ・パニッシュメント》を採用する場合は墓地効果を持つものを中心に選んでも良い。
―相性の良いカード
共通効果で低レベルから高レベルのヌーベルズへと展開を繋げていき、その過程で相手モンスターを除去してアドバンテージを稼いでいく。
相手モンスターの召喚・特殊召喚直後にこれを行えれば起動効果やエクストラデッキからの展開も妨害できるため、制圧としても機能する。
特に、攻撃表示で出さざるを得ず、低リンクから高リンクへと繋げる傾向にあるリンクモンスターはこの影響から逃れにくく、対【リンク召喚】の相性は良いと言える。
なお、デッキ内にリクルート先が尽きてしまうと発動そのものが行えないので、長期戦を見据える場合は《Nouvellez Auberge 『A Table』》以外のデッキに戻すカードの採用も検討できるか。
元々の攻撃力の低さも相まって、共通効果が通じない耐性持ちやカウンター効果を持つモンスターの処理が苦手。
それらのモンスターの展開そのものを妨害したいのだが、素材となる小型モンスターを守備表示で出し続けられると止められず、大型の展開を許してしまいかねない。
エクストラデッキの展開も得意ではないため、壊獣や汎用魔法・罠カードで対処したい。
逆に、モンスターを全く(あるいは殆ど)活用しない非ビートダウンデッキも苦手であり、共通効果がほぼ意味を成さなくなる。
それらのデッキは長期戦を見据えて特殊召喚やモンスター効果の妨害も得意としがちなので、デッキの動きそのものが鈍りやすい点でも相性が悪い。