「攻守が同じ機械族」という特徴を強調した個性を持つ機巧を中心とする【機械族】デッキ。
該当するモンスターは多く、カテゴリ単位で該当するものも少なくないため、混合デッキも作りやすい。
《機巧鳥−常世宇受賣長鳴/Gizmek Naganaki, the Sunrise Signaler》 効果モンスター 星2/光属性/機械族/攻 950/守 950 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体をリリースして発動できる。 攻撃力と守備力の数値が同じで、リリースしたモンスターより低いレベルを持つ 機械族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 裏側表示で除外されている自分のカードの中から、 攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
《機巧蛇−叢雲遠呂智/Gizmek Orochi, the Serpentron Sky Slasher》 効果モンスター 星8/闇属性/機械族/攻2450/守2450 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、 自分のデッキの上からカード8枚を裏側表示で除外して発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):自分のEXデッキからカード3枚を裏側表示で除外し、 フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
《機巧伝−神使記紀図/Sacred Scrolls of the Gizmek Legend》 フィールド魔法 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 自分のデッキの上からカードを3枚めくる。 その中から、攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。 残りのカードは裏側表示で除外する。 (2):攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスターが召喚・特殊召喚される度にこのカードにカウンターを1つ置く。 (3):このカードのカウンターの数が10以上の場合、 攻撃力と守備力の数値が異なるフィールドのモンスターは効果を発動できない。
―機巧
「攻守が同じ機械族(モンスター)」や「除外(裏側表示で除外)」に関する効果を持つものが多く、相互間にシナジーが存在する。
また、レベル4以下は墓地除外で発動する効果を、《機巧牙−御神尊真神》以外のレベル4以上は手札からの特殊召喚効果を持つ。
―機巧以外で攻守が同じ機械族
特定のデッキとの混合構築でなくとも単体で(あるいは出張の範囲で)機能するものを中心に述べる。
なお、《機巧鳥−常世宇受賣長鳴》や《機巧狐−宇迦之御魂稲荷》の効果の都合上、レベルや属性も記述する。
―それ以外で相性の良いモンスター
リンクモンスターは守備力を持たないため、展開向けのものを少量採用し、枠は他のモンスターに回すと良い。
―相性の良いカード
レベル5以上の機巧の自己特殊召喚や下級機巧の展開効果を活用してモンスターを並べていく。
守備表示で展開した場合も《機巧菟−稻羽之淤岐素》の墓地効果を用いれば間接的に戦闘に参加できる。
下級機巧の墓地効果を活用するためにも積極的に墓地を肥やしていくのも良いだろう。
《機巧伝−神使記紀図》の(2)(3)を活用して制圧を狙う場合は、展開力を重視した構築としたい。
あちらの効果はリンクモンスターには通用しないが、その場合はメタカードになり得る《機巧蹄−天迦久御雷》や《機巧辰−高闇御津羽オカミ》が重宝する。
下記以外にも「攻守が同じ機械族」を採用する様々な【機械族】系列のデッキと混合させやすい。
カテゴリ全体が「攻守が同じ機械族」であり、上記の《ブンボーグ003》&《ブンボーグ001》以外も採用した構築。
《機械複製術》や《緊急ダイヤ》といった一部の機巧に利用できるサポートカードを共有できるのもメリット。
《機巧菟−稻羽之淤岐素》と《ブンボーグ009》の攻撃力集約効果を組み合わせれば1回の攻撃での勝利も十分に見えてくる。
「攻守が同じ機械族」を多数抱えるカテゴリであり、キーカードの《機皇枢インフィニティ・コア》が《機巧鳥−常世宇受賣長鳴》単体でリクルートできるのも利点。
《機巧菟−稻羽之淤岐素》の(2)のデメリットも元から攻撃制限がある《機皇帝ワイゼル∞》や《機皇帝スキエル∞》ならば問題ない。
生成する幻獣機トークンが「攻守が同じ機械族」なのでサポートを共有しやすく、機械族なのも相まって各種素材としても適する。
特に汎用チューナーである《幻獣機オライオン》、召喚時に幻獣機トークンを生成できる《幻獣機テザーウルフ》あたりは単体でも採用しやすい。
手札に来ると邪魔になるが、《幻獣機コルトウィング》は《幻獣機アウローラドン》のリクルート先として適する。
特にステータスが高い最上級モンスターに「攻守が同じ機械族」が多く、それらを展開する事でその破壊力を活かせる。
貫通持ちも多いため、《機巧菟−稻羽之淤岐素》の攻撃力集約効果を使う事で壁モンスター相手でも莫大な戦闘ダメージを狙える。
地属性で統一されているので《緊急ダイヤ》が採用しやすいのもメリット。
アンティーク・ギアとして差別化の難しい《古代の機械兵士》も【機巧】からは優秀なエクシーズ素材要員となれる。
攻守が同じ機械族のバーン効果モンスターである《ニードルバンカー》と《KA−2 デス・シザース》による【ビートバーン】。
必須パーツの少なさから、他の混合構築にアクセントとして添えるのも良い。
コストとして除外を伴う《機巧蛇−叢雲遠呂智》により《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》で爆発的な火力を得る【除外ビートダウン】。
攻守が同じ機械族の《インスペクト・ボーダー》を加え【メタビート】としても強く動ける。
【機械族】あるいは種族統一デッキの天敵たる《システム・ダウン》や《センサー万別》は警戒したい。
属性がばらけているため《御前試合》、下級機巧の墓地コストを妨害する《王宮の鉄壁》や《アーティファクト−ロンギヌス》にも注意。
レベル5以上の機巧の多くは自己特殊召喚できるとは言え、条件が満たされなければ手札事故となってしまうので枚数調整も気にかけたい。