(せい)なる(かがや)き】

デッキの概要

 お互いにモンスターセットできなくなる《聖なる輝き》を利用したコントロールデッキ
 また《異星の最終戦士》コンボすることでモンスターの利用全般に対しロックを掛けるロックデッキともなる。

《聖なる輝き/Light of Intervention》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
モンスターをセットする事はできない。
また、モンスターをセットする場合は表側守備表示にしなければならない。
《異星の最終戦士/The Last Warrior from Another Planet》
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2350/守2300
「ダーク・ヒーロー ゾンバイア」+「魔力吸収球体」
このカードが特殊召喚された時、他の自分のフィールド上モンスター全てを破壊する。
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いに他のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。

デッキ構築に際して

 セットができなくなるということは、裏側守備表示に関係するカードに影響を与える。
 主に影響がでる事項は

  1. リバース効果モンスターサイクル・リバースバニラ同然となる。
  2. 《月の書》発動できなくなりシンクロ召喚の妨害等が不可能となる。
  3. 《抹殺の使徒》ミスティック・ソードマンといった対裏側守備表示除去カードとなる。
  4. 《アームド・ドラゴン LV7》《地砕き》等の表側表示モンスターに影響を与える効果の利用がしやすくなる。
  5. 魔力カウンターヴェノムカウンターなどのカウンターが乗せやすくなる。
  6. 相手裏側守備表示モンスターに警戒する必要がなくなる。
  7. モンスター表側守備表示召喚できるようになる。

 等微々たるものである。
 そこで、構築する際には《聖なる輝き》で強化されるカードを多く採用すると良い。

モンスターカードについて

《聖なる輝き》の関係上リバース効果モンスターサイクル・リバースはあまり採用しないほうが良い。
しかし《聖なる輝き》サーチするために《不幸を告げる黒猫》を採用するのは良いだろう。
またモンスター表側守備表示召喚できるようになる点から《光の追放者》等の「守備力は高いが表側表示で存在する事で効果を発揮する」カードの採用も考慮に入れる事ができる。

魔法・罠カードについて

モンスター同様《抹殺の使徒》等の裏側守備表示モンスターに影響するカード《月の書》等のモンスターセットに関するカードの採用は極力避けた方が良い。
逆に《ライトニング・ボルテックス》《つり天井》等がモンスターに関する全体除去へと化ける。

デッキの派生

【異星の最終戦士】

 《異星の最終戦士》はお互いの召喚反転召喚特殊召喚を封じる。
 強力なモンスター抑制カードではあるが《異星の最終戦士》を出せたとしてもお互いにモンスターセットは可能である。
 しかし《聖なる輝き》とのコンボにより一切のモンスターを使用できなくなる。
 一切のモンスターができない状況に置いてフィールド上のモンスター《異星の最終戦士》だけである。
 よって《異星の最終戦士》攻撃ダイレクトアタックとなり、このダイレクトアタックを決めれば勝利となる。
 《異星の最終戦士》召喚後は魔法・罠カードから《異星の最終戦士》《聖なる輝き》を守り切れば良い。

【ヴェノム・スワンプ】

 《ヴェノム・スワンプ》を用いたある種のロックデッキ
 《ヴェノム・スワンプ》弱体化効果破壊効果によって相手モンスターの制圧を目指す。
 【異星の最終戦士】と比べ《ヴェノム・スワンプ》《テラ・フォーミング》サーチでき、事故が少ない点で勝るがロックの強度はやや低い。
 《聖なる輝き》コンボする事でセットによる《ヴェノム・スワンプ》の回避からの総攻撃等を防ぐ事ができる。

【ブラック・ガーデン】

 《聖なる輝き》の影響下であれば確実に相手モンスターを弱体化でき、トークンの生成を行える。
 生成されたトークンを利用し上級最上級モンスター等でデュエルを進める。
 《聖なる輝き》のおかげで裏側守備表示モンスターを警戒しなくていいのは上級最上級モンスターには小さいが利点。

このデッキの弱点

 《聖なる輝き》の影響下を基本に考えているため《聖なる輝き》がなければ若干苦しい。
 《不幸を告げる黒猫》等でサーチ《宮廷のしきたり》等で《聖なる輝き》を守りたい。
 《異星の最終戦士》を採用していた場合《異星の最終戦士》《聖なる輝き》のどちらかを破壊されると、ロックが崩れてしまい、敗北に直結する。
 逆に言えば守り切る事ができれば勝利に至るためカウンター罠を多めに採用したい。
 このデッキにおいて最大の弱点は「表側攻撃表示での切り札召喚に一切の抑止力がないこと」だろう。

代表的なカード

関連リンク