*【魔導書】 [#fg4932dd]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#h9da05e9]
 [[RETURN OF THE DUELIST]]で登場した「[[魔導書]]」と、それらと[[シナジー]]を持つ「魔導」と名のつく[[魔導書]]関連の[[モンスター]]を中心とした[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 [[魔導書]]は[[サーチ]]・[[蘇生]]・防御等小回りの効く効果に秀で、[[モンスター]]も[[魔法使い族]]らしくトリッキーな動きを得意とする。~

 《魔導書士 バテル/Spellbook Magician of Prophecy》
 効果モンスター
 星2/水属性/魔法使い族/攻 500/守 400
 このカードが召喚・リバースした時、
 デッキから「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。

 《魔導法士 ジュノン/High Priestess of Prophecy》
 効果モンスター
 星7/光属性/魔法使い族/攻2500/守2100
 手札の「魔導書」と名のついた魔法カード3枚を相手に見せて発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 また、1ターンに1度、自分の手札・墓地の「魔導書」と名のついた
 魔法カード1枚をゲームから除外して発動できる。
 フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

 《グリモの魔導書/Spellbook of Secrets》
 通常魔法
 デッキから「グリモの魔導書」以外の
 「魔導書」と名のついたカード1枚を手札に加える。
 「グリモの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。

 《魔導書の神判》
 速攻魔法
 このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、
 このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの枚数分まで、
 自分のデッキから「魔導書の神判」以外の
 「魔導書」と名のついた魔法カードを手札に加える。
 その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ
 魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。
 「魔導書の神判」は1ターンに1枚しか発動できない。

**[[デッキ]]構築に際して[#fbg437oi]
 [[魔導書]]と名のついた[[魔法カード]]を必要とする[[効果]]が多いため、[[魔法カード]]を中心とした編成となる。~
 また、[[魔導書]]関連の[[モンスター]]には大きく分けて「[[魔導書]]の[[発動]]を条件とするもの」「[[墓地]]の[[魔導書]]を[[コスト]]とするもの」があり、どちらを中心とするかでやや構築が変わってくる。~
 関連[[モンスター]]以外にも[[上級>上級モンスター]][[魔法使い族]]を活躍させやすい[[デッキ]]でもあり、[[モンスター]]については明確に主軸を定め選ぶ必要がある。~
 ここでは、主流である[[《魔導法士 ジュノン》]]を中心とした【ジュノンビート】の[[デッキ]]解説を行う。~
 ここでは[[2013年3月1日>禁止・制限カード/2013年3月1日]]以降の[[環境]]において[[主流デッキ]]の一つとなっている[[《魔導法士 ジュノン》]]を中心とした【ジュノンビート】の[[デッキ]]解説を行う。~

***[[モンスターカード]]について [#t7afdc56]
―[[魔導書]]関連の[[モンスター]]~

-[[《魔導書士 バテル》]]~
[[召喚]]・[[リバース]]をするだけで[[デッキ]]の中心となる[[魔導書]]を[[サーチ]]でき、この[[デッキ]]の[[必須カード]]。~
[[《グリモの魔導書》]]をサーチでき、また[[《グリモの魔導書》]]からこの[[カード]]を[[サーチ]]することもできるため、迅速に[[デッキ]]を回転させることが可能。~
[[効果]]使用後は低[[ステータス]]の弱小[[モンスター]]なので、[[《ワンダー・ワンド》]]などの[[コスト]]や[[エクシーズ素材]]として利用していきたい。~

-[[《魔導教士 システィ》]]~
[[魔導書]]を[[発動]]するだけで自身を[[コスト]]に[[上級>上級モンスター]][[魔法使い族]]と[[魔導書]]を1枚ずつ[[サーチ]]できる[[モンスター]]。~
[[《魔導法士 ジュノン》]]自身の[[召喚条件]]を満たす場合にはもってこいの[[効果]]であるといえる。~
また、[[《魔導書の神判》]]で[[特殊召喚]]した場合も[[エンドフェイズ]]に[[効果]]を[[発動]]できるため、[[特殊召喚]]する第一の候補となる[[必須カード]]。~
[[《ヒュグロの魔導書》]]を考慮すれば、[[アタッカー]]としても及第点。~
ただし、単体での[[効果]]の使用後は[[フィールド]]ががら空きになってしまうため、なんらかの対策が必要になる。~

-[[《魔導法士 ジュノン》]]~
[[手札]]または[[墓地]]の[[魔導書]]1枚を[[コスト]]に[[カード]]を[[破壊]]できる[[モンスター]]。~
[[墓地アドバンテージ]]こそ失うものの、[[墓地]]さえ肥えていればほぼ[[ノーコスト>コスト]]で運用できる。~
自身の[[召喚条件]]はやや厳しいものの、[[《魔導教士 システィ》]]を利用すれば[[発動]]しやすい。~
自身の[[効果]]以外にも[[特殊召喚]]手段は豊富に存在し、[[デッキ]]からは[[《魔導召喚士 テンペル》]]、[[墓地]]からは[[《ネクロの魔導書》]]で戦線を維持できる。~
ただし[[攻撃力]]2500という数値は決して高いものではなく、[[《ゲーテの魔導書》]]や[[《エフェクト・ヴェーラー》]]で守ったとしても安心できる数値ではない。~

―その他の[[モンスター]]~
-[[《エフェクト・ヴェーラー》]]~
[[魔法使い族]]故に[[デッキ]]との相性もよく、[[デッキ]]の防御力を上げてくれる。~
[[《トーラの魔導書》]]でカバーできない[[除去]][[効果]]持ちの[[効果モンスター]]に対して発動しよう。~
[[《魔導法士 ジュノン》]]は[[レベル]]7なので、[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]を狙えるのも利点。~
[[《ネクロの魔導書》]]である程度[[レベル]]の調整が可能なため、幅広い[[シンクロ召喚]]を行うことができる。~

-[[《見習い魔術師》]]~
[[《魔導書士 バテル》]]は[[リバース]]でも[[効果]]を[[発動]]できるので、[[《魔導書の神判》]]の[[リクルート]]先に用意する手もある。~
同時に[[《執念深き老魔術師》]]も[[リクルート]]に対応しているため、[[裏側表示]][[モンスター]]の処理が苦手な[[デッキ]]が相手なら[[《執念深き老魔術師》]]ともども追加するのもよいだろう。~
ただし、[[効果]]が受動的なことや、[[《グリモの魔導書》]]でも[[《魔導書士 バテル》]]は[[サーチ]]できるので、無理に採用する必要は無いだろう。~

-[[《お注射天使リリー》]]~
大幅な[[ライフコスト]]はあるが、強大な[[攻撃力]]を得る事のできる[[魔法使い族]][[モンスター]]。~
[[《ヴェルズ・オピオン》]]・[[《ナチュル・ビースト》]]等のような展開を妨害する[[モンスター]]に対して、有効な切り返し手段となる。~

-[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]~
[[特殊召喚]]を封じる[[魔法使い族]][[モンスター]]。~
こちらが[[《魔導法士 ジュノン》]]や[[《ネクロの魔導書》]]を使った後に、[[《魔導書の神判》]]から[[リクルート]]して相手の[[特殊召喚]]のみを一方的に封じる。~
[[手札]]に来た場合も[[セット]]して[[エンドフェイズ]]の[[《魔導書の神判》]]の[[効果解決時]]に[[《ゲーテの魔導書》]]で[[表側表示]]にしてやれば同じことができる。~
もちろん、天敵たる[[《ナチュル・ビースト》]]や[[《真六武衆−シエン》]]の[[除去]]に使うことも可能である。~

-[[《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》]]~
[[《トゥーンのもくじ》]]の最終[[サーチ]]先として採用を検討できる。~
[[攻撃]]できない[[デメリット]]が存在するものの、1900の[[攻撃力]]を持ち、[[ハンデス]][[効果]]が[[《ヒュグロの魔導書》]]と[[シナジー]]する。~

-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~
[[【スタンダード】]]をはじめ、様々な[[デッキ]]で活躍する[[魔法使い族]]の[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]。~
[[《ヒュグロの魔導書》]]の併用で伏せカードを処理しつつ安全に攻撃力2600の攻撃を通せる[[アタッカー]]となり、[[【ヴェルズ】]]などの対[[ビートダウン]]での性能が高い。~

-[[《月読命》]]~
[[《ヒュグロの魔導書》]]と抜群の相性を誇り、[[永続効果]]持ちに対する[[メタ]]の[[メタ]]として優秀。~
[[魔法カード]][[メタ]]である[[《ナチュル・ビースト》]]の突破にも一役買う。~

-[[《霊滅術師 カイクウ》]]~
[[相手]]の[[墓地]][[除外]]を一方的に封じることができる[[魔法使い族]][[モンスター]]。~
[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]同様、ピン刺しでも必要なときに[[《魔導書の神判》]]で[[リクルート]]できるのはこの[[デッキ]]ならではの強みである。~
[[征竜]]などの他、[[ミラーマッチ]]でも[[《魔導法士 ジュノン》]]や[[《ゲーテの魔導書》]]の[[除外]][[コスト]]を封じ込めることが可能。~

-[[《トラゴエディア》]]~
[[魔導]]の[[下級モンスター]]は場持ちが悪く、何らかの[[コスト]]にしてしまう事が多い。~
そのため、[[罠カード]]を多く採用する事があまり無く、回転率も早いこの[[デッキ]]では[[特殊召喚]]を容易に狙える。~
そのうえ、容易に[[手札]]を増やせるので安定して高[[攻撃力]]を維持できることが光る。~

―[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]~
 [[エクシーズモンスター]]は[[《魔導書士 バテル》]]2体での[[ランク]]2、[[《魔導法士 ジュノン》]]2体での[[ランク]]7が特に狙いやすい。~
 [[シンクロモンスター]]についても[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《ネクロの魔導書》]]から[[レベル]]5・7を中心にの幅広い選択肢を得ることができる。~
 フィールドに[[《魔導法士 ジュノン》]]と[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を並べれば[[レベル]]8も狙える。~

-[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]~
[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]の中で最高の[[攻撃力]]3000を誇り、[[1ターンキル]]要員になる。~
[[フィールド]]に[[《魔導法士 ジュノン》]]2枚+[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と並んだ時、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《魔導法士 ジュノン》]]でこの[[カード]]を[[シンクロ召喚]]し、直後に[[《ネクロの魔導書》]]で[[《魔導法士 ジュノン》]]を[[蘇生]]すれば合計[[ダメージ]]は8000となる。~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を受けても止まらず、しかも[[《魔導法士 ジュノン》]]の[[除去]][[効果]]を最大3回利用できるため、[[戦闘破壊]][[耐性]]持ちや[[攻撃]]反応型[[罠>罠カード]]の影響を受けづらいのもこのコンボの利点である。~
あるのとないのでは大きな差が出るため、[[エクストラデッキ]]に余裕があれば必ず入れておきたい。~

-[[《ダイガスタ・フェニクス》]]~
[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]同様3000[[ダメージ]]を出せるため、この[[カード]]も[[1ターンキル]]要員として活躍する。~
[[フィールド]]に[[《魔導書士 バテル》]]を2体守ることができれば、[[《魔導法士 ジュノン》]]2体と合わせてちょうど8000[[ダメージ]]。~
[[《魔導法士 ジュノン》]]が1枚しかなくても、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《ネクロの魔導書》]]があれば、[[レベル]]8[[シンクロ召喚]]の後に[[《魔導法士 ジュノン》]]を[[蘇生]]することで[[1ターンキル]]を狙える。~
[[シンクロモンスター]]を[[風属性]]の[[《スターダスト・ドラゴン》]]とすればこの[[カード]]で2回攻撃を与えられるため、合計9000[[ダメージ]]となり[[《成金ゴブリン》]]1枚を踏み倒せるようになる。~

-[[《アーマー・カッパー》]]~
生きる[[《和睦の使者》]]。~
この[[カード]]自身が2400の[[攻撃力]]を出せるので、[[《魔導法士 ジュノン》]]を出せない状況でも[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]を生存させつつ[[ビートダウン]]を仕掛けることができる。~

-[[《シャインエルフ》]]~
[[効果]]は平凡だが、低[[ランク]]では貴重な[[魔法使い族]]であり、サポートを共有できる。~

-[[《No.11 ビッグ・アイ》]]~
[[ランク]]7で[[魔法使い族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
[[魔導書]]との直接的な[[シナジー]]はないが、[[《魔導法士 ジュノン》]]等で対抗できない[[モンスター]]に対し完全な[[コントロール奪取]]が可能である。~
[[魔法使い族]]なので、[[《ヒュグロの魔導書》]]や[[《トーラの魔導書》]]を利用できるのも利点。~
[[《魔導法士 ジュノン》]]の[[効果]]を使用し終えたところに出てきた[[《冥府の使者ゴーズ》]]などを処理する際にあると便利である。~
必要に応じて[[耐性]]持ちである[[《幻獣機ドラゴサック》]]と使い分けたい。~

-[[《魔導法皇 ハイロン》]]~
[[ランク]]7の[[エクシーズモンスター]]だが、[[《No.11 ビッグ・アイ》]]や[[《幻獣機ドラゴサック》]]に比べると[[除去]]性能の安定性は劣る。~
一方で打点は高く、[[【炎星】]]などの永続の[[魔法・罠カード]]を多く採用する[[デッキ]]には有効なので、枠が残っているなら採用しておくとよいだろう。~
//いい加減更新のたびにコメントアウトするのはどうにかならんのか・・こいつより採用率の低いの全部コメントアウトする事になるじゃないか

***[[魔法・罠カード]]について [#h052f889] 
 [[デッキ]]の関係上[[魔法カード]]の重要性は非常に高く、[[デッキ]]の半分以上が[[魔法カード]]に占められることになる。~
 そのため、[[罠カード]]は[[エンドフェイズ]]時の[[手札]]調整を回避するための[[セット]][[カード]]として認識し、枚数は最低限に留めよう。~

―[[魔導書]]~
-[[《グリモの魔導書》]]~
各[[魔導書]]を[[サーチ]]出来る万能カード。~
状況に応じて[[魔導書]]を選ぶ事ができ、また[[《魔導書士 バテル》]]と相互に[[サーチ]]可能なので、[[デッキ]]の回転率を上げられる。~
状況に応じた[[サーチ]]と[[魔導書]]の枚数稼ぎの点から、最重要な[[キーカード]]と言っても過言ではなく、どのような構築であれ、フル投入推奨。~

-[[《ヒュグロの魔導書》]]~
[[攻撃力]]1000ポイントアップという数値は高く、実質[[手札]]を減らさず[[攻撃力]]を得られるのは大きな[[アドバンテージ]]である。~
[[《グリモの魔導書》]]から連続使用することで大きく[[デッキ]]の圧縮が可能。~
[[《拡散する波動》]]のような[[戦闘]]補助と併用することで高い爆発力が得られる。~
ただし[[通常魔法]]なので[[コンバットトリック]]に使えず、[[攻撃]]が通らなければ[[ディスアドバンテージ]]となる。~
使用する場合は必ず[[伏せ除去]]や[[《トーラの魔導書》]]と併用し安全を確保したい。~
詰めの段階での[[ダメージ]]増加にも役立つ。~

-[[《アルマの魔導書》]]~
[[除外]]された[[魔導書]]を[[サルベージ]]できる[[魔法カード]]。~
[[《魔導法士 ジュノン》]]や[[《ゲーテの魔導書》]]の[[コスト]]回復と[[魔導書]]の再利用を同時に行える。~
特に[[《セフェルの魔導書》]]と併用して複数枚を[[除外]]した状況からすばやく[[墓地]]を回復できることが最大の魅力であり、上記の[[カード]]による[[除外]]から積極的に狙っていきたい。~

-[[《セフェルの魔導書》]]~
フィールド上に[[魔法使い族]][[モンスター]]、[[手札]]と[[墓地]]に他の[[魔導書]]が存在している必要があるが、[[手札]]に[[《グリモの魔導書》]]か[[《魔導書士 バテル》]]が存在していれば条件は容易に満たせる。~
基本的には[[墓地]]の[[《グリモの魔導書》]]をコピーし、新たな[[魔導書]]を[[サーチ]]すると良い。~
これにより序盤からでも高速で[[墓地]]に[[魔導書]]を溜めることが可能となり、[[墓地]]の[[魔導書]]を参照する様々な[[カード]]が扱いやすくなる。~
ただし当然ながら序盤に単体で引いてしまうと腐ってしまうため、採用枚数は吟味する必要がある。~

-[[《トーラの魔導書》]]~
[[相手]]による除去を回避できる[[速攻魔法]]。~
特に[[《魔導法士 ジュノン》]]や[[エクシーズモンスター]]といった[[重い]][[モンスター]]を守りたい。~
[[自分]]の[[魔法・罠カード]]の[[効果]]も受けなくなってしまう点を逆手にとり、[[《ネクロの魔導書》]]の[[レベル]]アップ[[効果]]をリセットすることも出来る。~
また、[[魔法カード]]指定で相手の[[《トーラの魔導書》]]や[[《侵略の汎発感染》]]を阻止し、[[《魔導法士 ジュノン》]]・[[《ヴェルズ・ケルキオン》]]に[[罠カード]]を当てるような運用も可能である。~

-[[《ゲーテの魔導書》]]~
[[墓地]]の[[魔導書]]を[[除外]]する必要があるが、[[効果]]自体は非常に強力な[[速攻魔法]]。~
[[デッキ]]に1枚挿しておくことで、いざというときに[[魔導書]]の豊富な[[サーチ]]から状況打開を狙うことができる。~
また[[《アルマの魔導書》]]とは非常に相性が良く、状況によっては潤滑油としての働きも期待できる。~
[[墓地]]の[[魔導書]]を3枚も使ってしまうため、[[墓地]]の[[魔導書]]を素早く貯めてこの[[カード]]の運用に支障が出ないようにしたい。~

-[[《魔導書整理》]]~
直接[[アドバンテージ]]に繋がる[[効果]]ではないが、[[デッキトップ]]の操作から、[[《魔導書士 バテル》]]・[[《魔導書の神判》]]を[[手札]]に加えやすくなる。~
また[[《魔導書の神判》]]から[[サーチ]]し、そのまま使える[[速攻魔法]]なのも利点。~
ただ他の[[魔導書]]よりはるかに見劣りする点は否めないため、投入する場合も1枚にしておこう。~

-[[《魔導書の神判》]]~
[[魔導書]][[デッキ]]では驚異的な[[アドバンテージ]]を生む[[速攻魔法]]。~
この[[カード]]の[[発動]]後、[[《グリモの魔導書》]]・[[《セフェルの魔導書》]]・[[《魔導書院ラメイソン》]]と[[発動]]するだけで[[エンドフェイズ]]に3枚の[[魔導書]]を[[サーチ]]、更に[[レベル]]3以下の[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
この時、[[特殊召喚]]する[[モンスター]]を[[《魔導教士 システィ》]]にする事で更に[[効果]]を[[発動]]、[[レベル]]5以上の[[光属性]]または[[闇属性]]の[[魔法使い族]][[モンスター]]と[[魔導書]]を1枚ずつ[[サーチ]]できる。~
[[相手]]が[[発動]]した[[魔法カード]]もカウントするため、[[相手]]の[[ターン]]に[[発動]]して[[魔法カード]]の使用を牽制する事もできる。~
特に[[ミラーマッチ]]では相手の[[《魔導書の神判》]]にチェーン発動することで一切[[アドバンテージ]]を失うことなく相手に[[魔導書]]の発動を躊躇させることができる。~

-[[《ネクロの魔導書》]]~
やや[[発動条件]]が厳しいものの、[[サーチ]]が可能な[[蘇生]][[カード]]というのは強力。~
[[レベル]]調整から[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]につなげたり、[[《魔導法士 ジュノン》]]でそのまま攻めていくのもいいだろう。~
[[蘇生]]に成功した後は実質的に[[完全蘇生]]となる点も心強い。~

-[[《魔導書院ラメイソン》]]~
[[魔導書]][[デッキ]]の[[ドロー]]ソースとなる[[フィールド魔法]]。~
[[《魔導書士 バテル》]]・[[《グリモの魔導書》]]により容易に[[サーチ]]できるが、[[ドロー]]は次の[[ターン]]からなので少し遅い。~
即座に[[アドバンテージ]]を稼ぐことができないが、維持できれば毎[[ターン]]2枚[[ドロー]]の強力な[[ドロー]]ブーストとなる。~
また[[相手]]によって[[破壊]]された時に[[デッキ]]から[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[リクルート]]できるが、[[《大嵐》]]以外では[[チェーン]]2以降で[[破壊]]され[[タイミングを逃す]]ことがほとんどなのでおまけ程度に考えよう。~
//サイクがあればチェーン2で割られるから例として適切じゃない

―その他の[[魔法・罠カード]]
-[[《一時休戦》]]~
場をがら空きにする弱点を補いつつ[[《魔導書の神判》]]のカウントに貢献する[[ドローソース]]。~
相手の[[ドロー]]を許してしまうものの、こちらは[[《魔導書の神判》]]により膨大な[[アドバンテージ]]を獲得しており、生き残ってさえいれば返しの[[《魔導法士 ジュノン》]]と[[《ゲーテの魔導書》]]で相手の場を殲滅するのは容易なのでさほど問題にはならないだろう。~

-[[《成金ゴブリン》]]~
このカードも[[《魔導書の神判》]]の存在から無理なく採用できる。~
ライフ回復の[[デメリット]]は、もとより[[1ターンキル]]に適さないこのデッキならあまり痛くない。~
[[1ターンキル]]を仕掛ける場合でも[[《ヒュグロの魔導書》]]、[[《セフェルの魔導書》]]で簡単に回復分を踏み倒せる。~

-[[《トゥーンのもくじ》]]~
[[《魔導書の神判》]]の3カウントを一気に稼げる[[魔法カード]]。~
[[《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》]]は[[モンスター]]としてスペックが高いがデメリットを持ち、[[《トゥーン・ワールド》]]は更なる魔法回数の増加につながるが単体で何の役割も持てない。~
この[[カード]]自体や[[サーチ]]先とのだぶつきも有り得るので[[サーチ]]先の[[トゥーン]]カードの採用枚数も熟考したい。~

-[[《次元の裂け目》]]~
この[[デッキ]]には[[《ネクロの魔導書》]]以外に[[墓地]]の[[モンスター]]を要求する[[カード]]が投入されにくく、その[[《ネクロの魔導書》]]もピン刺しであることが多い。~
そのため、一方的な[[手札誘発]]や[[墓地]][[発動]][[モンスター]]への[[メタ]]として[[サイドデッキ]]に採用することができる。~
[[《ドロール&ロックバード》]]を相手の[[墓地]]利用ギミックと同時に封じることができ、しかも自身が魔法であるため二重の意味で[[《魔導書の神判》]]と強い[[シナジー]]を持つ。~

**戦術 [#s9c149ad]
 できる限り早い段階で[[《魔導書の神判》]]を発動し、一気に[[アドバンテージ]]を稼いで勝負を決める。~
 そのためには[[《グリモの魔導書》]]や[[《魔導書士 バテル》]]によって[[《魔導書の神判》]]と後続の[[魔法カード]]を連続[[発動]]する環境を整えることが重要となる。~
 [[《魔導書の神判》]]、[[《グリモの魔導書》]]、[[《魔導書士 バテル》]]のうちいずれか2枚と他の[[魔導書]]が1枚あれば、3枚の[[魔導書]]の[[サーチ]]と[[《魔導教士 システィ》]]等の[[レベル]]3以下の[[魔法使い族]][[モンスター]]の[[リクルート]]が可能となるため、基本的にはこの[[手札]]を揃えることを意識するとよい。~

 その後は[[《魔導法士 ジュノン》]]を展開し、[[《魔導書の神判》]]によってもたらされた豊富な[[魔導書]]で徹底的にサポートする。~
 [[《トーラの魔導書》]]による耐性付与、[[《ゲーテの魔導書》]]による回避困難な除去、[[《ネクロの魔導書》]]による再利用等で相手の反撃を許さず圧倒していきたい。~

**[[デッキ]]の種類 [#y922354d]

***[[《魔導召喚士 テンペル》]]軸【ジュノンビート】 [#k14758c2]
 [[《魔導教士 システィ》]]でなく、[[《魔導召喚士 テンペル》]]による[[リクルート]]を中心とした【ジュノンビート】の一種。~
 [[《魔導法士 ジュノン》]]を素早く安定して出せるのが特徴。~
 ただし爆発力はなく、じわじわとアドバンテージをとって戦う[[【メタビート】]]のような構築となる。~
 そのため[[モンスター]]だけでなく[[魔導書]]さえも最低限に留め、汎用性の高い[[魔法・罠カード]]に割くスロットを多めにしたい。~
 ただし、[[手札]]に来てしまった[[《魔導法士 ジュノン》]]がほぼ腐ってしまうのが難点。~

***【ヒュグロビート】 [#h4bef9b0]
 [[《魔導戦士 ブレイカー》]]等の[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]に、[[《ヒュグロの魔導書》]]を使用して攻める[[ハイビート]][[デッキ]]。~
 [[《魔導戦士 フォルス》]]や[[《魔導書院ラメイソン》]]の[[効果]]で[[魔導書]]を循環させ、[[《ヒュグロの魔導書》]]を連発する。~
 [[特殊召喚]]を封じる[[《ライオウ》]]や、[[《インヴェルズ・ローチ》]]や[[《ヴェルズ・オピオン》]]の影響を受けずに[[戦闘]]で勝てる強みがある。~
 展開力・速度に欠けるが[[手札]]の消耗が少なく、そのために[[相手]]の展開にも対処しやすい。~
 [[《ネクロの魔導書》]]から[[シンクロ召喚]]も織り交ぜていける他、[[罠カード]]を多くし[[【メタビート】]]寄りの構築もできる。~

***[[【魔導フォーチュン】>【フォーチュンレディ】]] [#u318dcde]
 [[《ネクロの魔導書》]]と[[シナジー]]のある[[フォーチュンレディ]]を使用する[[デッキ]]。~
 [[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]と[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]を積み、[[《ネクロの魔導書》]]で[[蘇生]]することで、[[ステータス]]の底上げと[[ドロー]]を狙う。~
 [[《ネクロの魔導書》]]で[[除外]]された[[フォーチュンレディ]]は、[[《フォーチュンフューチャー》]]で[[ドロー]]に変換できる。~
 その他、[[《ワンダー・ワンド》]]、[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]・[[《ディメンション・マジック》]]による[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]の[[特殊召喚]]など、[[ドロー]]手段には事欠かない。~
 [[手札]]一枚で[[攻撃力]]4000近いモンスターの[[特殊召喚]]と[[ドロー]]が狙える構築こそが、この[[デッキ]]の魅力である。~

***[[【ブラマジ魔導】>【ブラック・マジシャン】]] [#ra0d6fc7]
 同じ[[魔法使い族]]の[[《ブラック・マジシャン》]]を切り札とするタイプ。~
 [[《魔導召喚士 テンペル》]]からの展開はもちろん、[[魔導書]]は[[《熟練の黒魔術師》]]とも相性が良い。~
 [[《ブラック・マジシャン》]]は[[《魔導法士 ジュノン》]]と同じく[[レベル]]7なので、[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]も狙いやすい。~
 [[《黒・魔・導》]]や[[《王者の看破》]]、[[ウイルス]]など強力な[[魔法・罠カード]]を利用できるのも利点となる。~
 [[《エフェクト・ヴェーラー》]]等の[[光属性]]モンスターを織り交ぜ、[[カオス]]を投入することももちろん可能。~

***[[【魔力カウンター】]]混合 [#pd211609]
 [[魔法カード]]を[[サーチ]]して大量に消費する[[魔導書]]の性質を利用した[[【魔力カウンター】]]。~

 【アーカナイトビート】では[[《魔法都市エンディミオン》]]や[[《マジカル・コンダクター》]]に高速で魔力カウンターを貯め、[[《アーカナイト・マジシャン》]]の効果を連発したり[[《マジックテンペスター》]]で大ダメージを狙うことができる。~
 [[《ネクロの魔導書》]]は[[シンクロ召喚]]を補助し、[[《魔導書の神判》]]は[[《マジックテンペスター》]]の[[手札コスト]]確保にも役立つ。~

 [[《神聖魔導王 エンディミオン》]]軸も[[《魔導書の神判》]]+[[《魔導教士 システィ》]]のコンボで[[《魔法都市エンディミオン》]]に[[魔力カウンター]]を貯めつつ[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]を[[サーチ]]し、手札制限で墓地に捨てれば攻める準備をすぐに整えることができる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#fj4ew8od]
***[[魔法カード]]への[[メタ]] [#q67fd378]
 大量の[[魔法カード]]を扱うこの[[デッキ]]では、[[《ナチュル・ビースト》]]、[[《真六武衆−シエン》]]、[[《大将軍 紫炎》]]、[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]といった[[魔法カード]]そのものへのメタが一番の弱点となる。~
 [[モンスター]]による制圧はまだ[[《魔導法士 ジュノン》]]や[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]で対抗できるチャンスがあるものの、[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]だけは[[罠カード]]ゆえに[[発動]]を止められないとどうしようもない。~
 [[手札]]のほとんど全てが[[破壊]]されるため、取り返すことはほぼ不可能。~

***[[墓地]][[除外]]への[[メタ]] [#r5ab9d9f]
 [[《魔導法士 ジュノン》]]、[[《ゲーテの魔導書》]]、[[《ネクロの魔導書》]]は[[墓地]]からの[[除外]]を[[コスト]]に要求するため、墓地肥やしを阻害する[[《マクロコスモス》]]、[[墓地]]からの[[除外]]ができなくなる[[《霊滅術師 カイクウ》]]、[[《カオスハンター》]]、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]、[[《王宮の鉄壁》]]も厄介である。~

 [[永続カード]]での[[メタ]]には[[《サイクロン》]]や[[《魔導戦士 ブレイカー》]]で対抗しよう。~
 特に[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]の場合は、[[《魔導書院ラメイソン》]]を温存していつでも書き換えられるようにしておこう。~
 一方で、[[《ネクロの魔導書》]]とは相性が悪いものの[[魔法カード]]には影響を与えない[[《次元の裂け目》]]にはあまり被害を受けない。~

 [[《カオスハンター》]]は[[《魔導書の神判》]]の[[《魔導教士 システィ》]][[特殊召喚]]に合わせて[[特殊召喚]]され、[[《魔導教士 システィ》]]の[[効果]][[発動]]まで阻害される。~
 これについては[[《魔導書の神判》]]で[[《魔導教士 システィ》]]を[[特殊召喚]]したとき、[[優先権]]を行使して[[サーチ]]した[[《ゲーテの魔導書》]]の第二効果を使うことで対処しよう。~
 [[《カオスハンター》]]を[[チェーン]]されても[[裏側表示]]にして[[《魔導教士 システィ》]]の[[効果]]を通すことができ、出てこなくとも[[《魔導書士 バテル》]]を[[裏側表示]]にして[[アドバンテージ]]を失うことなく対策することができる。~

***[[サーチ]][[カード]]への[[メタ]] [#udf5170d]
 [[《魔導書士 バテル》]]、[[《グリモの魔導書》]]、[[《魔導書の神判》]]の[[サーチ]]を多用するので、[[《ライオウ》]]・[[《マインドクラッシュ》]]が弱点となる。~
 [[《ライオウ》]]に対しては[[《ヒュグロの魔導書》]]や[[《魔導戦士 ブレイカー》]]での[[戦闘]][[破壊]]もあるので無抵抗というわけではないが、それらを揃えられない場合は一方的に攻撃されて負ける恐れがある。~

 また、[[《魔導書の神判》]]は[[エンドフェイズ]]に[[サーチ]]を行う性質上、[[《魔導書の神判》]]の後に[[ドロー]]や[[サーチ]]系の[[魔法カード]]を使うと[[《ドロール&ロックバード》]]に引っかかってしまうので注意。~

***[[《魔導法士 ジュノン》]]への[[メタ]] [#h02baed5]
 [[《禁止令》]]等でこの[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《魔導法士 ジュノン》]]をピンポイントに潰されることも想定できる。~
 [[《魔導法士 ジュノン》]]の[[特殊召喚]]を封じ、しかも[[《ゲーテの魔導書》]]を[[《侵略の汎発感染》]]で回避される[[《ヴェルズ・オピオン》]]は天敵である。~
 また、[[《魔導法士 ジュノン》]]は[[手札]]から[[発動]]する[[モンスター効果]]なので[[《透破抜き》]]で[[除外]]されたり、[[《メンタルドレイン》]]で[[発動]]できなくなることにも注意しよう。~

***その他の弱点 [#oa72f13f]
 [[《スキルドレイン》]]や[[《ブレイクスルー・スキル》]]といった[[無効]]化[[カード]]は一応[[《トーラの魔導書》]]で回避可能ではある。~
 しかし、ピンポイントにこれらの[[罠カード]]や[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を[[《魔導書士 バテル》]]に合わされて[[魔導書]]のサイクルが止まってしまうこともあるので気をつけよう。~
 [[《魔導書士 バテル》]]を一網打尽にされる[[《連鎖除外》]]にも注意。~

 また、[[下級モンスター]]の[[ステータス]]の低さや展開力のなさから、戦線の維持が難しく[[フィールド]]を空けてしまいがちなのも大きな弱点である。~
 環境によっては[[《トラゴエディア》]]に守りを任せてしまってもよいだろう。~

//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#a3342f64]
-[[《魔導書士 バテル》]]
-[[《魔導教士 システィ》]]
-[[《魔導法士 ジュノン》]]

-[[《グリモの魔導書》]]
-[[《魔導書の神判》]]

**関連リンク [#sbe03b42]
-[[魔導]]
-[[魔導書]]

-[[【魔法使い族】]]

-[[デッキ集]]