『○○のカード名が記された』のルール
「○○のカード名が記された」とは、カードテキストに特定のカード名が記されたカードを指す。
また、融合・S素材に特定のカード名が記載されているカードや、カードテキストの中で効果として扱わない部分に特定のカード名が記されているカードも『カード名が記された』カードとして扱う。
(ザ・ヴァリュアブル・ブックEX2より引用)
「カードテキストに特定のカード名が含まれているカード」のこと。
OCGには「○○のカード名が記されたカードを手札に加える」などの形で、特定のカードのサポートカードを効果の範囲として指定するカードが存在する。
《マジシャンズ・ロッド/Magician's Rod》 効果モンスター 星3/闇属性/魔法使い族/攻1600/守 100 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。 (2):このカードが墓地に存在する状態で、 自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合、 自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。 このカードを手札に加える。
《黒魔術の継承/Dark Magic Inheritance》 速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分の墓地から魔法カード2枚を除外して発動できる。 「黒魔術の継承」以外の、「ブラック・マジシャン」のカード名または 「ブラック・マジシャン・ガール」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
《古代の機械素体/Ancient Gear Frame》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1600/守 500 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札を1枚捨てて発動できる。 「古代の機械巨人」1体または「古代の機械巨人」のカード名が記された 魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。 (2):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。 (3):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 手札から「古代の機械巨人」「古代の機械巨人−アルティメット・パウンド」を 合計3体まで召喚条件を無視して特殊召喚する。
例えば「《ブラック・マジシャン》のカード名が記されたカード」という指定であれば、カードテキスト欄に《ブラック・マジシャン》というカード名が含まれているカード、すなわち《千本ナイフ》や《永遠の魂》などが該当する。
《ブラック・マジシャン》自身はテキスト欄に《ブラック・マジシャン》と記載されていないため、「《ブラック・マジシャン》のカード名が記されたカード」には含まれない。
ただ、《古代の機械素体》のように指定された名前のカードそのものが効果範囲に含まれるようなテキストになっている場合も多い。
また、《黒魔術の継承》のように複数のカード名を指定している場合もある。
※「○○に記されたカード」を指定するカードについてはテキストに記されているカードを参照。
※「○○のカード名が記されたカード」そのものの一覧は各カードのページの「関連カード」の項目もしくはサポートカードを参照。
―「○○のカード名が記されたカード」を指定するカード
(《ティマイオスの眼》は厳密には異なるが、実質的にはこれに近いので記載)
ある効果が他のカードを公開・コストにすることで参照し、参照したカードに対して処理を行うカード。
処理の内容はサーチや特殊召喚が多い。
《レベルアップ!/Level Up!》 通常魔法 フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つ モンスター1体を墓地へ送り発動する。 そのカードに記されているモンスターを、 召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。
初出は《レベルアップ!》。
半年後に《遠心分離フィールド》が登場し、融合素材として指定されたカード名を参照する効果が度々登場するようになった。
融合素材代用モンスターもこの記述方法に分類できるが、サーチや特殊召喚を行わないためこの分類に含めないという意見もある。
特定カードを参照し、さらに別のカードを参照するという二重の手順になっている。
多くの場合は、最初に参照するカードはカテゴリやモンスターの種類など幅広い対象を持つので、同系統のカードを複数採用したデッキで扱いやすい。
テキストに特定の用語が記されているカードを参照する記述方法。
《重起士道−ゴルドナイト/Geminize Lord Golknight》 デュアル・効果モンスター 星4/地属性/戦士族/攻1500/守 500 (1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。 (2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。 その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 効果テキストに「デュアルモンスター」と記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。 このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。 ●このカードは機械族になり、攻撃力が500アップする。
現在は《重起士道−ゴルドナイト》のみ。
「効果テキスト」という他にはない文言が用いられている。
なお、(第10期時点のテキストでは)効果として扱わない部分のテキストにのみ「デュアルモンスター」と記されている《スーペルヴィス》もサーチできる。
《セイヴァー・スター・ドラゴン/Majestic Star Dragon》 シンクロ・効果モンスター 星10/風属性/ドラゴン族/攻3800/守3000 「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」+チューナー以外のモンスター1体 相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、 このカードをリリースする事でその発動を無効にし、 相手フィールド上のカードを全て破壊する。 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、 その効果をエンドフェイズ時まで無効にできる。 また、この効果で無効にしたモンスターに記された効果を、 このターンこのカードの効果として1度だけ発動できる。 エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、 自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
《セイヴァー・スター・ドラゴン》は相手モンスターの効果を自身の効果として発動する効果を持つ。
これも「記された効果」という形で他のカードのテキストを参照するが、挙動としてはコピーに近い内容である。