コントロール奪取 †
相手モンスターのコントロールを得る事。
「コントロールを奪う」、アニメや原作での影響から「モンスターが寝返る(もしくは寝返った)」とも表現される。
コントロール奪取は大別して、永続的なものと一時的なものに分けられる。
一時的なものである場合、アドバンテージを稼ぐためにも、相手のモンスターが戻ってしまう前に、それを処理したい。
また、永続的なものでも、《堕落》のような装備魔法によるもの、あるいは霊使いのようなモンスターによるものの場合、これらのカードが破壊されると、コントロールは戻ってしまう。
その前に、素早く処理してしまうことが望ましい。
これに特化したのが、コントロール奪取デッキである。
これは、コントロール奪取カードとリリース及び墓地へ送るカードのコンボデッキである。
コントロール奪取&リリースしてしまうコンボは耐性を持つ事が至難であるため極めて強力な除去となる。
さらには、《キャノン・ソルジャー》や《サイバー・ヴァリー》のような、モンスターをリリース・除外することが必要となるモンスターも、容易に扱うことができる。→墓地へ送る・リリース・除外
- 原作・アニメにおいて―
基本的に、相手モンスターを奪う理由は「生け贄の確保」や何かしらのコンボのための布石が主であり、一時的なケースが多い。
また相手モンスターを奪うという性質上、劇中ではそういったカードやデッキを使うプレイヤーは表裏徳之助や佐藤先生、「vsジル・ド・ランスボウ」戦での十六夜アキのようにいわゆる「嫌われキャラ」的な扱いになっているケースが多い。
遊馬の《FNo.0 未来皇ホープ》のように、肯定的な見方がされているのはかなり珍しい。
また、歴代アニメの2〜4人目の相手は主人公の当時のエースやキーカードを(カードの効果以外の方法も含めて)奪っているのが通例となっている。
- 数は多くないものの、複数のモンスターに対する永続的なコントロール奪取に特化したデッキを使ったキャラも下記の様に登場している。
- 遊戯王Rではデシューツ・ルーがコントロール奪取カードを用いた戦術を行っている。
- アニメGXに登場した《恋する乙女》デッキの早乙女レイ、《スカブ・スカーナイト》デッキの佐藤先生は永続的なコントロール奪取を中心とした戦術である。
- アニメZEXALでは表裏徳之助が永続罠《ウラトラC》や《ウラ霧》を用いて、相手のエースモンスターを奪い、殴るという戦術を行った。
また、ZEXALIIのジンロンは、試練と称して相手が【ドラゴン族】であるのを見越し、《No.46 神影龍ドラッグルーオン》によって奪うという戦術だった。
- アニメARC-Vに登場する暗国寺ゲンは複数のカードで相手モンスターのコントロール奪取を行った上で、「モンスターはお前を裏切った」と執拗な言葉攻めを行う意地の悪いキャラであった。
またシンクロ次元のセキュリティ及び強制収容所のデュエリストはコントロール奪取効果を持つ「ゴヨウ」シンクロモンスターを基本としたデッキを共通して使用している。
- 自身のモンスターがコントロール奪取されることを警戒したプレイングやその対策のためのカードを採用している例も時折見られる。
関連カード †
―コントロール奪取できるカード
※コントロール交換できるカードは無表記
―戦闘破壊したモンスターのコントロールを得る効果モンスター
―相手モンスターを自分フィールドに特殊召喚できるカード
―除去した魔法・罠カードのコントロールを奪取するカード
―その他の関連カード
関連リンク †