リリース/Tribute †
モンスターの召喚や効果の発動コストのひとつで、基本的にモンスターカードを墓地に送ることを指します。
コストとなるリリースはカードの発動宣言の前に行います。
この方法で墓地に送られたモンスターは「破壊」扱いにはなりません。
(公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)
リリースとは、モンスターカードをフィールドからフィールド以外の領域に移動させる手段の一種である。
ルールブックには「モンスターの召喚や効果の発動コストのひとつ」と書かれているが、《幻想召喚師》や儀式魔法のような効果によるリリースも存在し、特に儀式魔法は頻繁に使われるため「コストと効果」の違いをよく把握しておかなければならない。
- この用語は、新エキスパートルールで「生け贄(生け贄に捧げる)」と呼ばれていたものをマスタールール移行時に変更したものである。
しかし、英語の「release」に生け贄の意味はないため、機械的に置き換えると日本語として不自然になる。
よって、基本的には「リリースする」と書いて「生け贄に捧げる」の意味で使用されているが、「2体分の生け贄とする事ができる」に関しては機械的に置き換えただけの「2体分のリリースとする事ができる(リリースにできる)」となっている。
なお、「release」は本来「囚人の釈放、爆弾の投下、製品の公開、権利の放棄」など何かを放つ意味合いがあるので、「生け贄」との兼ね合いを考える場合「生け贄となるモンスターの魂を現世から解放(リリース)する」といったように捉えるといいかもしれない。
- 原作・アニメにおいて―
アニメでは「墓地へ送る」や「破壊」に相当する行為であっても「リリース」や「生け贄」という表現が用いられる事がある。
- アニメ5D's放送開始と同時にマスタールールに移行したため、5D's劇中及びそれ以降のZEXALシリーズ・ARC-V・VRAINSでも一貫して「生け贄」ではなく「リリース」と呼称されている。
アニメGXで明日香は生け贄と言っていたが、アニメARC-Vではリリースと言っている。
しかしアニメ5D'sではデュエル以外ではダークシグナーがよく生け贄という発言をしており、地縛神の召喚時には生きた人間を文字通り生け贄に捧げている。
- 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』においては、台詞中の本来リリースまたは生け贄と言うべき単語は、「破壊」などの別の単語に置き換えられているか省略されている。
ただしテキスト上ではリリースという言葉が確認でき、このあたりはエクストラデッキと同じような扱いである(こちらも参照)。
- コナミのゲーム作品において―
第6期の初め、DUEL TERMINAL稼動当初のゲーム内テキストは単に「生け贄」を「リリース」に機械的に置き換えていた。
マスタールール後に発売されたPSPやDSのゲームでは、機械的な置き換えではなくなっている。
関連カード †
アドバンス召喚関係は、(アドバンス召喚のリリースの数を減らすカードも含めて)アドバンス召喚のページ参照。
特に記載がない場合、自分フィールドからのみリリースする。
※カッコ内はリリースするモンスターの条件。無い場合は条件なし。
※付きは種族などを変更することで自身もリリース可能なカード
―通常召喚可能
―通常召喚不可・正規手順召喚後蘇生可能
―通常召喚不可・正規手順召喚後蘇生不可
―カードの効果でリリース
―コストでリリース
―召喚条件でリリース
―上記以外でリリース
リリースが制限されるカード †
―自身をリリースできない
※いずれも永続効果であり手札にある場合はリリースできる
―(自身を含む)他のモンスターをリリースできない
リリースが制限されるトークン †
リリースされた際の効果を持つカード †
※括弧内はトリガーとなるカード
※自身がリリースされた場合は除く
それ以外のリリースに関連するカード †
関連リンク †