悪魔族(あくまぞく)/Fiend

 角や黒い羽を持ったモンスターなど、文字通り宗教・ファンタジー世界における悪魔をテーマとした種族である。
 大半のモンスター闇属性であり、全種族の中でも、戦士族機械族に次いで3番目に数が多い。
 大会賞品限定2種を含まず、SELECTION 10までで689種類が登場している。
 属性別では闇属性514体、光属性60体、地属性32体、水属性22体、炎属性45体、風属性16体。

 非常に強力なモンスターがどのモンスター種別やレベルにも揃っている。
 古くは《デーモンの召喚》に始まり、多くのデッキで活躍した《クリッター》《邪帝ガイウス》《クリバンデット》など、優秀で汎用性の高いモンスターが豊富。
 また三邪神《幻魔皇ラビエル》《混沌幻魔アーミタイル》《絶望神アンチホープ》などといった、重いがロマンと迫力に満ちたモンスターが多数存在しているのも特徴。
 かと思えば、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《冥府の使者ゴーズ》《インヴェルズ・ローチ》《励輝士 ヴェルズビュート》のように、一癖ある切り返しやコントロール性能で環境を左右してきたパワーカードも充実している。
 凶悪なドローロックキルでOCG史に名を刻む《八汰烏》鳥獣族ではなく、この種族である。
 しかしかつてはサポートカードが乏しく、一部のカテゴリを除けば種族としてのまとまりは悪かった。
 そのため、悪魔族という面はあまり意識されずに汎用性を買われて、他のデッキに少数で出張採用されるに留まっていた。

 上記の通り強力なカードこそ多いものの悪魔族デッキ自体が注目される事は少なく、暗黒界が自らのサポートで戦っていたくらいだったが、E−HEROの登場により【デミスガイア】が登場し、注目が集まる。
 《E−HERO ダーク・ガイア》融合素材として、ロマン扱いされていた大型モンスターが素材を主にしつつもフィールドに出される事が多くなった。
 その後は暗黒界が強化され、《魔界発現世行きデスガイド》のような悪魔族サポートも増えた事により、以前と比べて統一する意義は増えた。
 インフェルノイドDD魔界劇団魔弾など、種族統一構築でも十分実戦レベルに達するカテゴリシリーズモンスターも着実に数を増やしている。

関連リンク

―現在禁止カードである悪魔族モンスター

―現在制限カードである悪魔族モンスター

―現在準制限カードである悪魔族モンスター

―悪魔族に関連する効果を持つカード

―素材に悪魔族を指定するモンスター

―悪魔族トークン

―悪魔族罠モンスター

―悪魔族のチューナー

―悪魔族のペンデュラムモンスター

―悪魔族の融合モンスター

―悪魔族の儀式モンスター

―悪魔族のシンクロモンスター

―悪魔族のエクシーズモンスター

―悪魔族のリンクモンスター

―悪魔族のシリーズモンスター

―悪魔族メタ

―その他のリンク