*&ruby(しゅびりょく){守備力};/DEF(Defense Points) [#top]
 DEFは守備力を表しています。~
 この数値が高いほど、[[モンスター]]同士の[[戦闘]]では有利になります。~

 (公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)~

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 [[モンスターカード]]を形成する要素の1つで、[[攻撃力]]とは対を成す。~
 [[守備表示]]での[[戦闘]]で使用されるほか、一部[[効果]]では守備力の数値を参照することもある。~

-[[攻撃力]]とも共通する内容については[[ステータス]]を参照。~

-守備力の評価に関して~
--一般的に[[モンスター]]は[[攻撃表示]]で出すことが多い上、[[攻撃力]]と異なり相手[[ライフ]]を削るために使用する事が乏しい。~
このため、遊戯王[[OCG]]では守備力は[[攻撃力]]よりも軽視される傾向にある。~
ただし環境に[[汎用性]]の高い[[守備表示]]化能力をもつ[[カード]]が使用されると、多用される[[モンスター]]に耐えられるかどうかが1つの指標となる。~

--単純な[[カード]]同士の能力を計る事が多かった最初期には、高い方が良いとされた。~
その後[[《黒き森のウィッチ》]]が登場し、それによって[[サーチ]]できる守備力であるかどうかが一つの基準となる。~
[[《サイバティック・ワイバーン》]]より守備力が劣る[[《デーモンの召喚》]]の採用率が高かったのは、これが一因である。~

--[[《黒き森のウィッチ》]]が[[禁止カード]]となった後は、今度は[[《月読命》]]に[[戦闘破壊]]されるかどうかが基準となる。~
当初は[[帝]]や[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]への対抗策に採用されていたこの[[カード]]が、「[[《月読命》]]ライン」とも呼ばれる守備力の基準を作り出す結果となった。~

--[[《月読命》]]が[[禁止カード]]になる頃には、[[壁]]として採用される[[カード]]は[[《マシュマロン》]]のような[[戦闘破壊]][[耐性]]を持ったものが中心となっていた。~
[[《月の書》]]・[[《エネミーコントローラー》]]等への対策から小型[[モンスター]]ほど守備力が高く、[[《地砕き》]]の存在から大型[[モンスター]]ほど守備力が低い方が良いとされる事もあるが、守備力はさほど重視されなくなってきた。~

--さらに時が経ち、[[環境]]の高速化が進んだ事でそもそも[[モンスター]]を[[守備表示]]にする機会自体が減少し、一時期は守備力の意味が「特定の守備力を指定したサポートを受けられるか否か」だけの時期もあった。~
しかし、[[攻撃表示]]を[[対象]]とする[[カード]]や[[ステータス]]を入れ替える[[カード]]等が次々と登場し、守備力の意味もある程度は回復した。~

--[[エクストラデッキ]]に[[貫通]][[効果]]を持った[[モンスター]]が増えた事で、多くの[[デッキ]]から[[貫通]][[ダメージ]]を受ける可能性が高まった。~
守備力の低さが[[メリット]]となる[[カード]]も多いが、そういった[[デッキ]]を使う際は不意に大[[ダメージ]]を受ける可能性がある事は頭に入れておきたい。~

--第10期になると守備力を持たない[[リンクモンスター]]が新たに登場し、[[主流デッキ]]・[[ファンデッキ]]を問わず流行。~
守備力を参照する[[カード]]の使い勝手は著しく落ちてしまい、「守備力」という概念そのものが[[OCG]]の歴史上でも類を見ないほど存在意義が危ぶまれる事態となっている。~

-原作・アニメにおいて―~
原作・アニメにおいても、守備力は[[攻撃力]]と比べ軽視されがちである。~
多くのデュエリストが[[攻撃力]]アップを重視し、時に[[攻撃力]]数万や数十万に達しているのに対し、守備力アップを重視するデュエリストはほとんど登場していない。~

--アニメ5D'sに登場したチーム太陽の3人は、守備力の強化を主戦術とした極めて珍しいデュエリストである。~
弱小[[モンスター]]を並べて[[《手をつなぐ魔人》]]の守備力を強化、更に[[《スクラム・フォース》]]を併用してそれらの[[モンスター]]に[[耐性]]を付与し維持する事で、[[《眠れる巨人ズシン》]]の[[召喚条件]]を満たすのが彼らの勝ち筋であった。~

--アニメARC-Vの権現坂は、[[守備表示]]のまま守備力を使って[[攻撃]]できる[[超重武者]][[デッキ]]を使っており、守備力強化[[カード]]を多用している。~

--史上最高の守備力は、アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬&ナッシュvsドン・サウザンド」戦で[[《CiNo.1000 夢幻虚光しんヌメロニアス・ヌメロニア》>《ドン・サウザンド/モンスターC》]](「しん」=神の旧字体)が記録した守備力100000である。~
しかし、これは単に[[《CiNo.1000 夢幻虚光しんヌメロニアス・ヌメロニア》>《ドン・サウザンド/モンスターC》]]の[[元々の守備力]]が100000だったというだけであり、劇中では終始[[攻撃表示]]だったため守備力が活用される機会は全くなかった。~
また、遊戯王Rの「闇遊戯vs天馬夜行」戦では[[《オベリスクの巨神兵》]]をコピーした[[《邪神アバター》]]の守備力が無限大になっているはずであるが、劇中では[[攻撃力]]が無限大になった事しか描写されなかった。~

--余談だが、アニメVRAINSに登場する名前の明かされない(いわゆるモブキャラクターの)ハノイの騎士は守備力0の[[闇属性]][[モンスター]]を使用するという共通点がある。~

**守備力の主な指標 [#mc10a542]
//守備力も少しずつ影響が出てきたので更に復帰、そして一部修正
//デッキ構築で考慮できるもの、遭遇率が比較的高いものなど

-0:[[《悪夢再び》]]・[[《カメンレオン》]]・[[《ナチュル・フライトフライ》]]の[[効果]][[対象]]。~
//カメンレオン登場で存在価値が増したので復帰~
[[《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》]]からの[[貫通]][[ダメージ]]で[[1ターンキル]]される。~

//-100未満:[[《ターボ・シンクロン》]]に倒される。

-200以下の[[炎属性]]:[[《炎星師−チョウテン》]]・[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]等の[[効果]][[対象]]。

-200:[[《フレムベル・パウン》]]・[[《真炎の爆発》]]等の[[効果]][[対象]]。

-300以下:[[《ナチュル・フライトフライ》]]の[[効果]][[対象]]。

-600以下:[[《BF−空風のジン》]]で[[破壊]]、[[《Emミラー・コンダクター》]]に[[戦闘破壊]]される。

//-700未満:[[《ジュッテ・ナイト》]]に[[戦闘破壊]]される。

//-800未満:[[《ガーゴイルの道化師》]]に倒される。

//-800以下:[[《火竜の火炎弾》]]で[[破壊]]される。

-950未満:[[《ヴェルズ・ナイトメア》]]([[特殊召喚]]時)に[[戦闘破壊]]される。
//あまり攻撃表示になる事はないでしょうが

-1000以下:[[《モーム》]](自身を[[リリース]]して[[効果]]使用時)で[[破壊]]される。

-1100未満:[[《月読命》]]に[[戦闘破壊]]される。

-1200未満:[[《幻獣機ブラックファルコン》]]に[[戦闘破壊]]される。

//-1200以下:[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[効果]][[対象]]。

//-1400:[[リクルーター]]の[[攻撃力]]。

//-1400超過:[[《スクープ・シューター》]]で[[破壊]]される。

-1500以下:[[《魔轟神ガルバス》]]・[[《影のデッキ破壊ウイルス》]]で[[破壊]]される。~
//[[《黒き森のウィッチ》]]の[[効果]][[対象]]。

-1700未満:[[《EMウィップ・バイパー》]]・[[《RR−インペイル・レイニアス》]]に[[戦闘破壊]]される。

-1800未満:[[《交響魔人マエストローク》]]・[[《暗黒ブラキ》]]に[[戦闘破壊]]され、[[《H・C 強襲のハルベルト》]]には[[貫通]]と[[効果]]を[[適用]]される。

-1800以下:[[攻撃表示]]の場合[[《竜胆ブルーム》]]に[[戦闘破壊]]される。

-1850未満:[[《妖精伝姫−シラユキ》]]に[[戦闘破壊]]される。~

//-1800:一般[[メリット]][[アタッカー]]の[[攻撃力]]。

//-1900:[[《スノーマンイーター》]]・[[《墓守の番兵》]]等の[[メリット]][[効果]]付き[[壁]][[モンスター]]のライン。

//-2000未満:[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]][[発動]]時における[[《墓守の暗殺者》]]に[[戦闘破壊]]される。

//-2000以下:[[《ピラミッド・タートル》]]・[[《硫酸のたまった落とし穴》]]の[[効果]][[対象]]。

-2100未満:[[《イビリチュア・メロウガイスト》]]に[[戦闘破壊]]される。

-2100:[[罠モンスター]]を除く[[下級]][[通常モンスター]]の最高値。~
[[《大木炭18》]]・[[《バトルフットボーラー》]]・[[《魂虎》]]・[[《暗黒界の番兵 レンジ》]]・[[《ジェムナイト・サフィア》]]・[[《銅鑼ドラゴン》]]・[[《ドラコニアの海竜騎兵》]]・[[《メタルフォーゼ・スティエレン》]]・[[《星杯を戴く巫女》]]・[[《守護竜ユスティア》]]が該当する。~
[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]・[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《フォトン・スラッシャー》]]を初めとした[[汎用性]]の高い[[アタッカー]]を止められるライン。~

-2200以下:[[《No.84 ペイン・ゲイナー》]]単体でも[[効果破壊]]される。

//-2200:[[召喚制限]]と[[デメリット]]がない[[下級モンスター]]の最高値。~
//[[《ワイト夫人》]]・[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]・[[《エンペラー・ストゥム》]]・[[《ゴゴゴギガース》]]が該当する。~

-2400:[[召喚制限]]と([[守備表示]]で存在する場合には)[[デメリット]]がない[[下級モンスター]]の最高値。~
//[[《守護者スフィンクス》]]の守備力ライン。~
[[《聖騎士の三兄弟》]]が該当する。~
//[[帝]]、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]、[[《剣闘獣ガイザレス》]]のライン。

-2500:多くの[[デザイナーズデッキ]]のエース[[モンスター]]の[[攻撃]]に耐えられるライン。~

-2600未満:[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]・[[《神聖騎士パーシアス》]]から[[貫通]][[ダメージ]]を受け、両者に加えて[[《カラクリ将軍 無零》]]・[[《ジェムナイト・パール》]]に[[戦闘破壊]]される。~
[[《BF−疾風のゲイル》]]で倒されるラインでもある。~

-2700:[[通常召喚]]可能な[[下級モンスター]]の[[元々の守備力]]の最高値。~
[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]が該当する。~

//-2800:標準的[[最上級モンスター]]の[[攻撃力]]クラスのライン。

-3000:[[《青眼の白龍》]]など[[最上級モンスター]][[アタッカー]]の[[攻撃力]]クラス。~
[[戦闘破壊]]をほぼ免れるのに必要な値。~
//[[下級モンスター]]の[[元々の守備力]]の最高値であり[[《スーパーバグマン》]]が該当する。
//↑は特殊召喚モンスターで実質下級モンスターではないので行の整理のため消しで・・・
[[通常モンスター]]の[[元々の守備力]]の最高値。~
[[《千年の盾》]]・[[《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》]]・[[《ネオアクア・マドール》]]・[[《竜核の呪霊者》]]が該当する。~

-3500:[[召喚制限]]および[[デメリット]]がない[[モンスター]]の[[元々の守備力]]の最高値。~
[[《超重武者ビッグベン−K》]]が該当する。~
他、[[効果]]を受けない[[《アポクリフォート・キラー》]]に[[戦闘破壊]]されない。

-5000:普通の[[デュエル]]で使用できるあらゆる[[モンスター]]の[[元々の守備力]]の最高値。~
[[《究極竜騎士》]]・[[《F・G・D》]]・[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]・[[《絶望神アンチホープ》]]・[[《スーパービークロイド−モビルベース》]]が該当する。~

-5400未満:[[《怪粉壊獣ガダーラ》]]単体に[[戦闘破壊]]される。~

-8000未満:[[《邪神ドレッド・ルート》]]単体に[[戦闘破壊]]される。

**守備力を指定する[[カード]] [#cf88850d]
―2500以下
-[[《竜の束縛》]]
-[[《ドラゴン・目覚めの旋律》]]

―2100
-[[《サイバー・ドラゴン・ネクステア》]]

―2000以上
-[[《悪王アフリマ》]]
-[[《円盤闘士》]]

-[[《影のデッキ破壊ウイルス》]]

―2000以下
-[[《ピラミッド・タートル》]]

-[[《硫酸のたまった落とし穴》]]

―1500
-[[《憑依装着−ライナ》]]

-[[《憑依解放》]]

―1500以下
-[[《ガスタ・コドル》]]
-[[《ガスタ・サンボルト》]]
-[[《黒き森のウィッチ》]]
-[[《破面竜》]]
-[[《バイオレット・ウィッチ》]]
-[[《墓守の召喚師》]]

-[[《灼熱の火霊使いヒータ》]]
-[[《蒼翠の風霊使いウィン》]]

-[[《影のデッキ破壊ウイルス》]]
-[[《スピリット・フォース》]]

―1200以下
-[[《ゴブリンゾンビ》]]

―1000
-[[《地帝家臣ランドローブ》]]
-[[《天帝従騎イデア》]]
-[[《風帝家臣ガルーム》]]
-[[《冥帝従騎エイドス》]]

-[[《天帝アイテール》]]
-[[《冥帝エレボス》]]

-[[《再臨の帝王》]]
-[[《真帝王領域》]]
-[[《帝王の開岩》]]
-[[《帝王の深怨》]]
-[[《帝王の凍気》]]

-[[《ダーク・アドバンス》]]

―1000以下
-[[《ダニポン》]]
-[[《ボタニティ・ガール》]]
-[[《リチュア・アビス》]]

-[[《ドロー・マッスル》]]

-[[《ガスタのつむじ風》]]

―800以下
-[[《火竜の火炎弾》]]

―500
-[[《古代の機械箱》]]

―500以下
-[[《粘着テープの家》]]

―200
-[[《ジゴバイト》]]
-[[《フレムベル・パウン》]]
-[[《ランリュウ》]]

-[[《フレムベル・デスガンナー》]]

-[[《真炎の爆発》]]

-[[《フレムベルカウンター》]]

―200以下
-[[《炎星師−チョウテン》]]
-[[《ネオフレムベル・ヘッジホッグ》]]
-[[《ネオフレムベル・レディ》]]
-[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]

―100
-[[《緊急救急救命レスキュー》]]

―0
-[[《暗躍のドルイド・ドリュース》]]
-[[《闇竜星−ジョクト》]]
-[[《おもちゃ箱》]]
-[[《カメンレオン》]]
-[[《不知火の隠者》]]
-[[《デス・ドーナツ》]]
-[[《ナチュル・フライトフライ》]]
-[[《腐乱犬》]]
-[[《冥界騎士トリスタン》]]

-[[《戦神−不知火》]]

-[[《悪夢再び》]]
-[[《不知火流 伝承の陣》]]
-[[《不知火流 転生の陣》]]

-[[《不知火流 輪廻の陣》]]

**関連リンク [#link]
-[[モンスターカード]]
--[[カード名]]
--[[レベル]]
--[[ランク]]
--[[リンク]]
--[[属性]]
--[[種族]]
--[[攻撃力]]
//--[[守備力]]
--[[モンスター情報]]
--[[カードナンバー]]

-[[ステータス]]
--[[元々の守備力]]
--[[元々の攻撃力(守備力)]]

-[[守備表示]]
--[[表側守備表示]]
--[[裏側守備表示]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]

**FAQ [#faq]
[[ステータスのFAQ>ステータス#faq]]も参照。~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。