制限改訂 †
公式戦で適用される禁止・制限カードリストの変更のこと。
主に以下のような理由でカードのデッキに入れられる枚数を変更し、環境の調整を計る事を目的としている。
- ゲームバランスを維持し、遊戯王OCG全体の活性化を促すプレイ環境を作り出す。
- デッキの選択肢やプレーの幅を広げる事。
- デュエルの駆け引きの要素が激減するようなカード・コンボへの一定の規制。
- プレイヤーが一方的に有利になる状況を作り出すカードへの一定の規制。
- 現状の環境下ではプレイヤーが対処・対策がしづらいカードについての一定の規制。
- デュエルの進行に支障をきたすようなカードへの一定の規制。
- 大会での使用を考慮した際に、規制をかけるべきと判断されるカードへの規制。
- 主に制限強化が行われるが、同時にいくつかの制限解除や制限緩和も行われる。
また改訂前後の新規パック・ストラクチャーデッキの売り上げや利益を意識した制限改訂も行われている。
改訂前の環境で猛威を振るったカードがふくまれなかったり、猛威を振るう事が容易に予想されるカードが制限緩和される例も珍しくない。
新しいカードを売り出すために古いカードを規制したと思われる例もあり「どんなに強力なカードでも登場した直後の制限改訂では規制されない」と揶揄される事がある。
一方、禁止カード指定を受けていたパワーカードの制限復帰、過去に猛威を振るったデッキの緩和で環境全体の調整を計ることも多い。
売り上げや利益を意識したと見られる改訂についてプレイヤーから非難・疑念の声も多いが、こうした調整による影響も考えられる為「無視=独壇場」とは一概に言えない場合もある。
- 新しい禁止・制限カードのリストは、公式ページやVジャンプ等で制限改訂の施行前に確認できる。
なお一般の人が制限改訂の内容を最も早く知ることができるのも、この2ヵ所(2月又は8月の中旬(16日〜19日)以降)からになる。
- 細部は違えど、類似した制度を取り入れているTCGは多い。
また遊戯王OCGでは過去のカードに使用制限がかかる、いわゆる「スタン落ち」の制度が取られた事はない。
- 「改訂」が正しいのだがVジャンプ誌上などでは「改定」と表記される事も多い。
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