*制限改訂 [#n5a927e5]
 公式の[[デュエル]]で適用される[[リミットレギュレーション]]が変更されること。~
 [[環境]]の調整を目的として、[[デッキ]]に入れることのできる[[同名カード]]の枚数を変更している。~

**基本的な選定理由 [#db27c645]
 遊戯王[[OCG]]においては過去に発売された全ての[[カード]]が使用可能であり、今後も新しい[[カード]]・商品が追加されていく、というゲームの[[環境]]下において慎重に検討しております。~
 また、検討の際には、世界中の[[プレイヤー]]が遊んでいる事も十分に考慮に入れた上で行われます。~
 適用される「[[禁止>禁止カード]]・[[制限>制限カード]]・[[準制限カード]]」は基本的に以下の観点から選定していますが、恒久的なものではありません。~

 ● ゲームバランスを維持し、遊戯王[[OCG]]全体の活性化を促すプレイ[[環境]]を作り出す事~
 ● [[デッキ]]の選択肢やプレーの幅を広げる事~
 ● [[デュエル]]の駆け引きの要素が激減するような[[カード]]・[[コンボ]]への一定の規制~
 ● [[プレイヤー]]が一方的に有利になる状況を作り出す[[カード]]への一定の規制~
 ● 現状の[[環境]]下では[[プレイヤー]]が対処・対策がしづらい[[カード]]についての一定の規制~
 ● [[デュエル]]の進行に支障をきたすような[[カード]]への一定の規制~
 ● 大会での使用を考慮した際に、規制をかけるべきと判断される[[カード]]への規制~

 (公式ホームページより引用)

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-以前は年2回の改訂だったが[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]の改訂以降は、年4回に変更されている。

--2004年以前は不定期に行われていた。

--[[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]からは年2回(3・9月の1日)行うようになった。~

--[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]から1年は、日本代表選考会予選大会および世界大会に合わせ、[[2013/11/01>リミットレギュレーション/2013年11月1日]]、[[2014/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]、[[2014/04/01>リミットレギュレーション/2014年4月1日]]、[[2014/07/01>リミットレギュレーション/2014年7月1日]]に行われた。~

--[[14/10/01>リミットレギュレーション/2014年10月1日]]の改訂から、3ヶ月ごとの改訂(1・4・7・10月)に再度変更された。

--上記の選定理由に合致するような[[カード]]・[[コンボ]]が登場しても、期間中に制限改訂を挟む等の措置はとられていない。~
ただし、海外では臨時の制限改訂で[[禁止カード]]に指定された例もある([[《デビル・フランケン》]]・[[《次元融合》]]等)。~

--特殊な事例として、[[世界大会>World Championship Series]]でのみ[[禁止・制限カード]]に指定される[[カード]]も存在する。~
国によって裁定・[[テキスト]]が異なっていた[[《E・HERO ランパートガンナー》]]がその一例。~

-[[日本未発売カード]]・[[海外未発売カード]]は基本的にそれぞれ未発売の地域のリストには掲載されていない。~
そのため、海外においては[[《王家の神殿》]]が発売と同時に[[禁止カード]]指定されるなど、特殊な対応が行われたことがある。~

--[[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]]において初めて、日本国内で[[日本未発売カード]]が規制された。

-主に[[制限強化]]が行われるが、同時にいくつかの[[制限解除]]や[[制限緩和]]も行われる。~
時代と共に次々と強力な[[デッキ]]が登場するため、[[主流デッキ]]の規制だけでなく、他の[[デッキ]]の[[デッキパワー]]を上げることでも[[環境]]全体の調整を図っている。~
[[禁止カード]]指定を受けていた[[パワーカード]]の[[制限復帰]]、過去に猛威を振るった[[デッキ]]の[[キーカード]]の[[制限緩和]]が多く、[[環境]]の変化によって目にしなくなった[[カード]]の[[制限緩和]]も増えている。~

--制限改訂の中には、改訂前後に発売される商品の売り上げや利益を意識したと思われるものも存在する。~
改訂前の[[環境]]で猛威を振るった[[カード]](その中でも登場から間もない[[カード]])が[[制限強化]]されなかったり、改訂後の[[環境]]で猛威を振るう事が容易に予想できる[[カード]]が[[制限緩和]]された例もある。~
度々行われたこのような制限改訂及びそれを前提としたような[[カード]]デザインは一部の[[プレイヤー]]から非難の的にされている。
度々行われたこのような制限改訂及びそれを前提としたような[[カード]]デザインは多数の[[プレイヤー]]から非難の的にされている。~

--[[無限ループ]]や[[バーン]]による[[1ターンキル]]は厳しめの対応がなされており、他の[[カード]]に比べて[[制限強化]]されやすい。~
[[《マスドライバー》]]など、それを利用した[[コンボ]]が普及しきる前に突然の規制を受けた[[カード]]も存在する。~
[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]を用いた[[1ターンキル]][[コンボ]]など、一度目の改訂で規制されない例もあるが、それらも次の改訂では一気に[[禁止カード]]となる事がほとんどである。~

-最新の[[リミットレギュレーション]]は、公式ページやVジャンプ、ポスターで確認できる。~
これらは施行前月の中旬に情報を開示するため、一般の人が次の制限改訂の内容を知ることができるのもこの頃になる。

--リストが発表されても、公式ページで個々の[[カード]]の選定理由を公表することは基本的にない。~
今のところ、2012年5月と10月に、それぞれ[[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]]と[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]の制限改訂について、一部の[[カード]]の選定理由が公表されたのみである。

-細部は違えど、類似した制度を取り入れているTCGは多い。~
また遊戯王[[OCG]]では、初登場時点から「使用不可[[カード]]」に指定されている[[カード]]群はあるが、過去の[[カード]]に使用制限がかかる、いわゆる「スタン落ち」の制度が取られた事はない。~

-Vジャンプ誌上などでは「改定」と表記される事も多いが、公式用語としては「制限改訂」が正しい。~
意味としてはどちらも間違いではない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXで佐藤先生が生徒のいない中で授業を行うシーンにおいて、制限改訂への対応についての話をしていた。~

**関連リンク [#pd5195b3]
-[[禁止・制限カード]]
-[[リミットレギュレーション]]

-[[準制限カード]]
-[[制限カード]]
-[[禁止カード]]

-[[制限解除]]
-[[制限緩和]]
-[[制限強化]]
-[[制限復帰]]

-[[大会用語集]]