魔法カード/Spell Cards †
魔法カードは基本的に自分のメインフェイズで使うことのできるカードで(速攻魔法を除く)、さまざまな効果であなたの戦いをサポートします。
カード破壊やモンスターの強化など攻撃的で強力な効果が多く、速攻魔法以外は自分のターンでのみの発動となりますが、自分でタイミングを計って発動できるのが魅力です。
(公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)
- 読み仮名について―
初期は「まほうカード」であったが、第3期から「マジックカード」に改称される。
改称の理由としては、原作の「バトルシティ編」の後半から「魔法」のルビに「マジック」が付けられていた事が影響しているのだろう。
これに伴いアニメでも「バトルシティ編」の決勝トーナメント、「乃亜編」辺りから次第に「マジックカード」と呼ばれるようになった。
その後、天空の聖域から元の「まほうカード」に戻った。
だが、アニメでは未だにカード全体の呼称は「マジックカード」のままで、「つうじょうまほう」「フィールドまほう」等、中途半端な改称が見られる。
- アニメGXにおいては、わざわざ既存のカードのルビを「まほう」から「マジック」に書き換えるほどの徹底ぶりであった。
5D'sになってからは、アニメオリジナルカードにおいても、カード自体には「まほうカード」と書かれている。
- アニメ5D'sでは「ライディング・デュエルではマジックカードの使用は禁止」という説明がされており、「マジックカード」と「スピードスペル」を区別しているとみられる。
- 漫画5D'sでは一時「魔法」に「マジック」とルビが振られていたが、現在では「まほう」に戻っている。
- この事から、「マジックカード」は非公式用語ではなく、過去の公式用語である。
ルール質問の際に使用しても、「まほうカード」と訂正はされるであろうが担当者から咎められることはない。
英語版では「MAGIC CARD」から「SPELL CARD」へと変更されているが、そちらは「MAGIC CARD」へと戻る事は無かった。
- 原作・アニメにおいて―
初出はM&Wの初登場時からで、遊戯、海馬共に1枚ずつ伏せた後に発動し、デュエルの流れを変えた。
魔法カードの役割はOCGとは異なっている。
カードテキストで制限されていない限り、文字通り「いかなる」タイミングでも魔法カードの発動が可能なのである(また、魔法・罠を兼任した特殊なカードも存在している)。
そして、それを再現するために速攻魔法という分類が生まれた。
アニメでは基本的にOCG準拠になっているが、初期だと原作のように相手ターンに通常魔法を使っていたりする。
原作における「バトルシティ編」の準決勝「遊戯vs海馬」戦では、相手ターンに多くの魔法カードを使っている。
そのため、アニメでは辻褄合わせとして相手ターンでも通常魔法を使用できる永続魔法《マジック・サンクチュアリ》が登場し、原作を再現した。
- カード名は《Sp−ヴィジョンウィンド》のように「Sp−」と書かれている。
また、フィールド魔法《スピード・ワールド》及び《スピード・ワールド 2》のテキストには、「『Sp−』と名のつく魔法カード以外の魔法カードをプレイした時、2000ポイントのダメージを受ける。」とも書かれているが、作中では「通常の魔法カードは使用できない」という簡潔な説明がなされている。
使用できないわけではないかもしれないが、4000ライフ制のデュエルにおいて2000ポイントのダメージを受けるため、回復などしない限りは難しいだろう。
劇中のライディングデュエルにおいて「Sp−」でない魔法カードを使用した登場人物は、一人もいなかった。
(《ブレイズ・キャノン》・《ブレイズ・キャノン−トライデント》を必要とする《ヴォルカニック・デビル》を召喚しているプレイヤーがいるあたり、誰も使わない訳ではないようである)。
たまにクロウやボマーの手札に存在している事もあるが、おそらく作画を埋めるために適当に選択したのだと思われる。
- アニメ5D'sにおいて、テキストが書かれていなかった魔法カードとして《Z−ONE》と《虹の橋 ビフレスト》が登場した。
シェリーとハラルドが所持し、ストーリーに大きく関わっている。
- TAG FORCEシリーズやDUEL TERMINALでは、原作・アニメキャラもOCG同様「魔法カード」を「マジックカード」では無く「まほうカード」と呼んでいる。
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