DUEL TERMINAL(デュエルターミナル)

 遊戯王OCGをベースにしたアーケードゲーム機。
 1プレイ100円で遊べ、1プレイごとに1枚のOCGカードが払い出しされる。
 このカードOCGとして使用できるだけでなく、DUEL TERMINALの筐体にスキャンさせることでゲーム内で使用することもできる。
 ただし、通常のOCGカードはこのアーケード機でスキャンする事はできない。

 2008年3月に稼働を開始し、その後約3ヶ月ごとに払い出しカードの変更とゲーム内容の更新が行われていた。
 2012年1月の第14弾を最後にゲーム内容の更新を終了、その後は再録カードの払い出しを続けていたが、2013年2月の再録4弾で再録カードの発行も終了した。
 公式からサービス終了のアナウンスは出ていないが、店舗で保有していたカードの在庫切れ・筐体の劣化などで撤去が進み、2020年ごろには稼働する筐体はほぼなくなっている。

アーケード機で遊べる内容について

 「スピードデュエル」「アクションデュエル」「カードだけゲット」の3つのモードがある。

スピードデュエル

 「スピードデュエル」はOCGルールを変更・簡略化したものである。
 後の新マスタールールにて公式ルール化されたスピードデュエルの雛形にあたるが、細部には相違点がある。

アクションデュエル

 「アクションデュエル」はOCGとは全く異なるアクション要素の強いゲームである。
 第11弾までの「アクションデュエル」と、第12弾以降の「アクションデュエル(クロス)」で、ゲーム性が大きく異なる。

カードだけゲット

 「カードだけゲット」は、デュエルをせずにカードだけ入手できる。

イベントモード

 店舗側の設定でイベントモードというモードに変更できる。
 これは好きなキャラクターとのエクストラステージ、もしくは5C'sの「カーリーなのさ」と対戦するモードになっている。
 このカーリーなのさは【ガスタ】【リチュア】など専用に用意された9弾〜12弾のカテゴリデッキを使用し、またモンスターにはそれぞれ専用ボイスが用意されている。

DUEL TERMINAL NEXT

 第9弾で登場したアップグレード版筐体。
 「デュエリストカードキー」を使用する事でプレイヤー情報の記録が行えるのが最大の特徴。
 インターネットに接続されており、全国のDUEL TERMINAL NEXT間でハイスコアを競うことができる。
 地方の店舗に置いてあることは少なく、設置店舗はほとんど都市部の大きな店舗やカードショップのみであった。

 2013年3月31日にて「NEXT」の機能・サービス、及び「デュエリストカードキー」によるセーブデータの保存サービスは終了となった。
 これらの筐体は現在はローカルモードとして、アドベンチャーモードのみNEXTの機能で遊ぶ事ができる。

カードの仕様について

 DUEL TERMINALで排出されるカードは、全てパラレル仕様である。
 ノーマルのカードはノーマル・パラレルであり、スーパーレアならスーパー・パラレル、ウルトラレアならウルトラ・パラレル仕様となる。

 DUEL TERMINALのパラレル仕様は他の通常のパラレルとは光り方が違い、更に排出時期によっても光り方が異なる。
 第8団までは全体に光る斑点が散りばめられた模様、第9弾からは光る欠片状の形が散りばめられた模様、DUEL TERMINAL −クロニクルI覚醒の章−以降は角度によって大きさが変わる正方形を敷き詰めたような模様になっている。
 この加工は消えやすく、特に消しゴムでこすると簡単に消えるが、消した場合公式大会での使用ができなくなる可能性があるためやめた方が良い。
 特に第9弾以降の2代目加工が消えやすく、指でこするだけで消える事すらあるため、可能な限りスリーブを着用した方が良い。

「DUEL TERMINAL世界」について

 かつての遊戯王OCGは世界観の統一性が希薄であり、あるモンスターがどのような軍勢に属し、誰と戦っているのか、といった情報が開示されることは稀であった。
 これに対し、DUEL TERMINALの新規カードは原則として同一の世界観とされており、同じカテゴリモンスターは同一の集団であり、カテゴリ間の対立関係なども語られる明確なストーリーが示された。
 このストーリーの舞台となる世界を「DUEL TERMINAL世界」と通称する。

その他

タイトルリスト

DUEL TERMINAL対応限定カード

NormalUltraレアリティが存在するが、全てのカードParallel仕様でもある。
レアリティ無表記のカードはNormal
※カードのレアリティについては各リンク参照

関連リンク