*《トランザクション・ロールバック/Transaction Rollback》 [#top]
 通常罠
 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
 (1):LPを半分払い、
 「トランザクション・ロールバック」以外の相手の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
 この効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる。
 (2):墓地のこのカードを除外し、LPを半分払い、
 「トランザクション・ロールバック」以外の自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
 この効果は、その通常罠カード発動時の効果と同じになる。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2023]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[ライフポイント]]を半分払って[[相手]][[墓地]]の[[通常罠]]を[[コピー]]する[[効果]]、[[墓地]]の自身と[[ライフポイント]]半分を[[コスト]]に[[自分]][[墓地]]の[[通常罠]]を[[コピー]]する[[効果]]を持つ。~

 [[通常罠]]を[[コピー]]する[[カード]]としては(1)は[[《フェイク・フェザー》]]、(2)は[[《ジャンク・コレクター》]]に近い。~
 細かな[[裁定]]も基本的に共通するため、''運用上の注意点などもそれらを参照''したい。~
 [[コピー]]そのものへの[[裁定]]は[[コピー]]の項目および[[《闇よりの罠》]]を参照されたし。~

 こちらは[[ライフコスト]]のみで使用できるためそれらと比べれば[[汎用性]]は高いが、その[[ライフコスト]]が莫大であることや、(1)は[[相手]]に左右されてしまうのが難点。~
 なお、後述の通り''(1)では[[コピー]]できるが(2)では[[コピー]]できない、あるいはその逆のパターンも少なくない''ので、使用の際には間違えない様に注意。~

 (1)は[[相手]]依存で扱いづらいため、基本的には[[自分]]の[[カード]]を参照する(2)を狙って採用することになる。~
 (2)は[[墓地]]から[[発動]]できるため、[[相手]]の[[デッキ]]が(1)を狙えるものであるケースを除き、[[セット]]せず[[手札]]・[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]とよい。~
 大量に[[墓地へ送る]][[【推理ゲート】]]・[[【ティアラメンツ】]]のような[[デッキ]]とは特に相性が良く、[[墓地]][[発動]]のために気兼ねなく大量に落としていける。~
 [[手札]]から効率よく[[墓地へ送る]]手段を多く抱え、[[通常罠]]である事の[[メリット]]も大きい[[【ラビュリンス】]]とも相性が良い。~
 それ以外では[[《おろかな副葬》]]・[[《永遠の淑女 ベアトリーチェ》]]等で狙って落とすのも良い。~
 (2)は[[墓地]]に落ちた[[ターン]]でも[[発動]]できるため[[セット]]して1[[ターン]]待つ必要がなく、この[[カード]]で[[コピー]]することで''先攻1[[ターン]]目で[[通常罠]][[カード]]の[[効果]]を使う事もできる。''~
 [[《チェーン・マテリアル》]]等、[[カードの発動]]を必要とするものは(2)で[[コピー]]できないが、この(2)で[[《トラップトリック》]]を[[コピー]]してからその[[効果]]で[[デッキ]]から[[セット]]することで、先攻1[[ターン]]目に[[発動]]できる。~
 [[《チェーン・マテリアル》]]等、[[カードの発動]]を必要とする[[通常罠]]は(2)で[[コピー]]できないが、[[《トラップトリック》]]を[[コピー]]してからその[[効果]]で[[デッキ]]から[[セット]]することで解決可能。~

-類似[[カード]]と同様、[[コスト]]は無視できるが、[[発動条件]]やタイミングが指定されているものは、条件を満たしたタイミングでしか[[コピー]]できない。~

-あくまで「この[[カード]]の[[効果]]」として処理するため、[[コピー]]先の持つ「[[1ターンに1度]](1[[ターン]]に1枚)しか[[発動]]できない」等の条件は無視できる。~
このため「[[コピー]]先本体の[[発動]]」と「[[コピー]]したこの[[カード]]の[[発動]]」は同一[[ターン]]中でも行える。~

-(1)は[[カードの発動]]を行うため、「この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]」の様に[[カードの発動]]を行っていたことを条件とする処理が含まれる場合はその処理も[[適用]]される。~
対して(2)は[[カードの発動]]を行わないため、その処理は行われず一部の[[誓約効果]]も無視することが可能となる。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23985&keyword=&tag=-1

-一方で、[[発動]]後にその[[カード]]自身が処理に関係する[[罠カード]](1)では[[コピー]]できるものも存在するが、(2)では[[コピー]]できない。~
[[発動]]後に自身を[[エクシーズ素材]]にする[[《エクシーズ・リボーン》]]等が該当する。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23604&keyword=&tag=-1
ただし、[[罠モンスター]]や自身を[[装備カード]]にする[[カード]]などは(1)でも[[コピー]]できない。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23607&keyword=&tag=-1
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23606&keyword=&tag=-1

--なお、[[発動]]後に自身を[[セット]]する処理のある[[《くず鉄のかかし》]]等は(1)(2)のどちらでも[[コピー]]でき、(1)の場合は再[[セット]]の処理まで[[適用]]する。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23608&keyword=&tag=-1
一時期[[コピー]]できない[[裁定]]だったのだが可能なように変更された。~

-「トランザクション」とは、データの登録や更新、削除を複数回行う際に、予め決めたまとまりを一連の更新として扱い、一連の更新が完了した時点でまとめて実際に更新を処理する機能を指す。~
何らかのエラーで処理が途中で止まった際に、一部のデータ更新だけ行われてそれ以外の更新が行われないことでデータ間の矛盾・不整合が起きることを防ぐための機能である。~
([[《ペンドラザクション》]]も参照)~
トランザクションの中でエラーが発生した際は、既に行った更新も含めて全ての更新が取り消され、改めてトランザクションの最初から更新を行うことが求められる。~
これが「ロールバック」であり、詳しくは[[《サイバネット・ロールバック》]]を参照。~

--余談だが、この[[カード]]も含め3枚の「ロールバック」[[魔法・罠カード]]は全て[[カードの種類]]が異なる。

-原作・アニメにおいて―~
アニメVRAINSの「藤木遊作/Playmaker vs 鴻上了見/リボルバー」戦(4戦目)でPlaymakerが使用。~
リボルバーの[[墓地]]の[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]を[[対象]]として(1)の[[効果]]を[[発動]]したが、[[《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》]](アニメ効果)により阻まれた。~
返しの[[ターン]]で(2)の[[効果]]を[[発動]]し、[[《リコーデッド・アライブ》]]の(1)の[[効果]]を得て[[墓地]]の[[《トランスコード・トーカー》]]を[[除外]]して[[《エンコード・トーカー》]]を[[特殊召喚]]した。~

--描写された[[効果]]自体は[[OCG]]とほぼ同じだが、放映当時の作中で確認できるこの[[カード]]の[[テキスト]]には''(2)の[[効果]]が書かれていない''にもかかわらず、(2)の[[効果]]が[[発動]]されている。~
ちなみにDVD収録及び現在配信分では修正されており、(2)の[[効果]]も[[テキスト]]に記されている。~

--アニメZEXALにおいて遊馬が、この[[カード]]の(1)に類似した[[効果]]を持つ[[通常罠]]《&ruby(トラップ・リボーン){罠蘇生};》を使用している。~
[[コスト]]はこちらと同じで、[[コピー]]先も[[相手]]の[[墓地]]という点で共通するが、[[対象]]先の[[カード]]を[[除外]]する処理があった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[コピー]]

―[[墓地の罠カードの効果を得る効果>《闇よりの罠》#card]]

//―[[イラスト]]関連
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2023]] AC03-JP028 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
Q:既に[[自分]]が[[《アームズ・コール》]]を[[発動]]した[[ターン]]に、[[墓地]]の[[《アームズ・コール》]]を[[対象]]として[[発動]]できますか?~
A:(1)(2)のどちらであっても、あちらの「1[[ターン]]に1枚しか[[発動]]できない」は無視されるので、[[対象]]にして[[発動]]できます。(23/06/10)~

Q:[[《砂塵の大嵐》]]を[[対象]]とする場合、あちらの「この[[カード]]を[[発動]]する[[ターン]]、[[自分]]は[[バトルフェイズ]]を行えない」を満たす必要はありますか?~
A:その[[テキスト]]は[[《砂塵の大嵐》]]の[[カードの発動]]に関する条件ですので、(1)の[[対象]]とするのであれば満たす必要があります。~
  ([[バトルフェイズ]]を行った[[ターン]]には[[対象]]にできず、[[対象]]にする[[ターン]]には[[バトルフェイズ]]を行えません。)~
  一方で、(2)の[[対象]]とする際にはこの条件を無視できます。(23/06/10)~

Q:[[《巨星墜とし》]]を[[対象]]とする場合、あちらの「この[[カードの発動]]に対して[[レベル]]を持たない[[モンスター]]の[[効果]]は[[発動]]できない」はどうなりますか?~
A:その[[テキスト]]は[[《巨星墜とし》]]の[[カード]]の[[発動条件]]ではなく、[[効果]]処理でもありません。~
  従って、(1)(2)のいずれで[[対象]]とする場合でも考慮されず、お互いに[[レベル]]を持たない[[モンスター]]の[[効果]]を[[チェーン]]して[[発動]]できます。(23/06/10)~

Q:[[バトルフェイズ終了時>エンドステップ]]以外のタイミングで[[《拮抗勝負》]]を[[対象]]として[[発動]]できますか?~
A:「[[相手]][[フィールドのカード]]の数が[[自分]][[フィールドのカード]]より多い場合」及び「[[自分]]・[[相手]]の[[バトルフェイズ終了時>エンドステップ]]に[[発動]]できる」はいずれも[[《拮抗勝負》]]の[[効果]]の[[発動条件]]です。~
  従って、(1)(2)のいずれでも[[バトルフェイズ終了時>エンドステップ]]以外のタイミングでは[[《拮抗勝負》]]を[[対象]]にできません。(23/06/10)~

Q:[[《紅き血染めのエルドリクシル》]]を[[対象]]とする場合、あちらの「この[[カードの発動]]後、[[ターン]]終了時まで[[自分]]は[[アンデット族]][[モンスター]]しか[[特殊召喚]]できない」は[[適用]]されますか?~
A:その[[テキスト]]は[[効果]]処理の内容ですが、[[カードの発動]]を行った事を条件としています。~
  従って、(1)の[[対象]]とした場合は[[適用]]されますが、(2)の[[対象]]とした場合は[[適用]]されません。(23/06/10)~
//以上5つは全てhttps://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=23985&keyword=&tag=-1

Q:(2)の[[効果]]で[[《紅蓮の指名者》]]を[[対象]]とする場合、[[手札]]を[[公開]]しますか?~
  また、[[手札]]が0枚の場合はどうなりますか?~
A:[[《紅蓮の指名者》]]を[[対象]]に(2)の[[効果]]を[[発動]]した場合、「[[手札]]を全て[[相手]]に見せて」という[[コスト]]は無視しますので、[[自分]]の[[手札]]は[[相手]]に見せません。~
  したがって、[[自分]]の[[手札]]が0枚の状況でも、[[自分]]は[[《紅蓮の指名者》]]を[[対象]]に(2)の[[効果]]を[[発動]]できます。(23/07/09)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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