*《ムーン・スクレイパー/Attack the Moon!》 [#top]
 永続魔法
 自分フィールド上の岩石族モンスターの表示形式が変更された時、
 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 [[EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−]]で登場した[[永続魔法]]。~
 [[岩石族]]の[[表示形式]]が変更された時に[[相手]]の[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する。

 [[永続魔法]]なので使い切りにならず、[[1ターンに1度]]の制限はあるものの[[効果]]は重複する。~
 だが単体では機能せず、[[トリガー]]となる[[表示形式]]変更を考慮すると、[[召喚]]して1[[ターン]]待つのは遅い。~
 有効に活用するためにも[[岩石族]]との組み合わせが重要となる。~

 もっとも相性が良いのは[[《ゴゴゴジャイアント》]]であり、即効性がある上に[[蘇生]]と[[攻撃]]後との2種が[[トリガー]]となり[[コンボ]]を狙いやすい。~
 そこから[[エクシーズ召喚]]に繋げられる[[《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》]]も2[[ターン]]の間は[[効果]]を有効活用できる。~
 また、[[相手]][[ターン]]に[[表示形式]]が変更された時も[[適用]]されるので、[[《重力解除》]]や[[《悪夢の迷宮》]]とも併用しやすい。~
 [[《ゴゴゴゴラム》]]を[[守備表示]]の状態にして[[相手]]に[[ターン]]を渡し、[[《ガムシャラ》]]との[[コンボ]]を狙う方法もある。~

 それ以外では[[岩石族]]の[[サイクル・リバース]][[モンスター]]が毎[[ターン]][[反転召喚]]が行えるため相性が良い。~
 特に[[《番兵ゴーレム》]]や[[《メデューサ・ワーム》]]等は[[モンスター除去]]も兼任できるようになる。~
 ただし、[[起動効果]]によって[[表側攻撃表示]]から[[裏側守備表示]]に変更される場合に[[効果]]が[[発動]]しない。~
 これらは[[ロック]][[カード]]との相性が良いため、[[《レベル制限B地区》]]や[[《つまずき》]]との併用も考えられる。~
 [[《DNA改造手術》]]で一部の[[ゴブリン]]や[[《ドリーム・ピエロ》]]を[[岩石族]]に変更するのも手か。~

 難点は[[フィールド]]に[[モンスター]]が存在する状況での[[除去]]となるため、[[フリーチェーン]]の[[モンスター除去]]対策には向かない。~
 [[召喚]]反応型に関しても[[《激流葬》]]や[[《神の警告》]]を踏み抜く危険性があるので安全とは言いがたい。~
 加えて[[永続カード]]であるため、[[発動]]に[[チェーン]]されてこの[[カード]]を[[除去]]されると[[適用]]されず妨害されやすい。~
 総じて[[攻撃]]を目的にした[[魔法・罠除去]]としては使いにくさが目立ち、[[《サイクロン》]]等の方が信頼性が高い。~

 また、あくまで[[魔法・罠除去]]を目的とした[[カード]]であり、[[破壊]]すべき[[対象]]や[[破壊]]する意味のある[[カード]]が都度存在している保証もない。~
 [[魔法・罠カード]]を多用する[[相手]]に[[メタカード]]として[[サイドデッキ]]から投入するか、[[《魔封じの芳香》]]で[[セット]]を強要するなどして活用する必要がある。~

-[[破壊]][[効果]]は「[[時>「時」と「場合」]]の[[任意効果]]」である。~
そのため、[[チェーン]]2以降で[[発動]]された[[効果]]により[[岩石族]]の[[表示形式]]が変更された場合、この[[カード]]の[[効果]]は[[発動]]できない。~
よって、[[《カオス・インフィニティ》]]との[[コンボ]]が不可能となっている。

-元々は、海外版[[Abyss Rising]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~

-原作・アニメにおいて―~
原作の「遊戯vs梶木」戦にて、闇遊戯が[[《岩石の巨兵》]]に[[月>《魔性の月》]]を[[攻撃]]するように指示した場面がモチーフとなっている。~
「Attack the Moon!」という[[英語版カード名>英語名]]も、闇遊戯の「[[攻撃]]するのは月だ!」というセリフの英語版アニメでの訳と同じである。~

--この[[カード]]が[[岩石族]]指定の[[効果]]になっているのは、この場面に登場した[[《岩石の巨兵》]]が[[岩石族]]であるためだろう。~
ちなみに遊戯は[[自分]]の[[《魔性の月》]]を[[破壊]]しているが、この[[カード]]では[[自分]]の[[カード]]を[[破壊]]できない。~
一応本来の目的である[[《海》]]を[[破壊]]はできる。

--残念ながら、日本語名は原作を[[ネタ]]としている事が分かりにくい。~
「スクレイパー(Scraper)」とは「こするもの・(泥・雪・鍋などに残った食べ物を)そき落とすもの」という意味であり、恐らくは[[スカイスクレイパー>《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]からの連想である。~
中国語版では「削月者」という名前になっており、「月を削る」的な意味の命名なのだろうが、いずれにせよ日本語名はネタ・分かりやすさどちらでも微妙である。~
中国語版では「削月者」という名前になっており、「月を削る」的な意味の命名なのだろうが、いずれにせよ日本語名は[[ネタ]]・分かりやすさどちらでも微妙である。~

-コナミのゲーム作品において―~
アプリゲーム「デュエルリンクス」中のイベント「決闘年代記 王国での船出」における「遊戯vs梶木」戦のシーンでは、この[[カード]]によって[[《海》]]を破壊したという描写になっている。~

**関連カード [#card]
-[[《D・コード》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《鋼鉄の巨兵》]]
//-[[《魔性の月》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−]] EP13-JP030

**FAQ [#faq]
Q:[[破壊]][[効果]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:[[チェーンブロック]]が作られ、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(13/05/18)

Q:[[ダメージステップ]]中に[[カードの効果]]によって[[表示形式]]が変更された時、[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(13/05/19)

Q:[[裏側守備表示]]の[[岩石族]]が[[反転召喚]]や[[カードの効果]]によって[[表側攻撃表示]]になった場合に[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(13/05/19)

Q:[[裏側守備表示]]の[[岩石族]]が[[攻撃]]を受けて[[リバースした]]場合に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(13/05/22)


Q:[[表側攻撃表示]]の[[岩石族]]が[[カードの効果]]によって[[裏側守備表示]]になった時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(13/05/19)

Q:この[[カード]]の[[効果処理時]]に[[トリガー]]となった[[岩石族]]が他の[[種族]]になっていたり[[フィールド]]を離れていたりした場合、[[破壊]]は処理されますか?~
A:[[効果処理時]]に[[岩石族]]が[[表側表示]]で存在しない場合も、[[効果]]は[[適用]]されます。(13/05/22)

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