*《&ruby(ゆいごんじょう){遺言状};/Last Will》 [#top]
 通常魔法(禁止カード)
 このターンに自分フィールド上のモンスターが自分の墓地へ送られた時、
 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 [[EX]]で登場した[[通常魔法]]。~
 この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]に特定の条件を満たした場合、その[[ターン]]内であれば任意のタイミングで使える[[残存効果]]を持つ。~
 [[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]が[[自分]]の[[墓地へ送られた]]事を条件に、[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]を1度だけ[[リクルート]]できる。~

 その[[対象]]は幅広く、[[属性]][[リクルーター]]に対応する[[モンスター]]のほぼ全てを[[特殊召喚]]できる。~
 かつては、[[【サイエンカタパ】]]・[[【デビル・フランケン】]]等でそれぞれの[[キーカード]]を[[リクルート]]するために用いられた。~
 それぞれ、[[《カタパルト・タートル》]]・[[《キャノン・ソルジャー》]]といった、[[射出]][[効果]]を持つ[[モンスター]]と併用されている。~
 また、[[【大逆転クイズ】]]では、保険として使用されていた。~

-第2期以来、一度も再販されていない為に[[テキスト]]では非常に読み取りづらい処理を行う[[カード]]の一枚。~
第9期以降の[[テキスト]]に直すと以下のようになる。~
 (1):このターンにモンスターが自分フィールドから自分の墓地へ送られている場合、
 このターン、自分は以下の効果を1度だけダメージステップ以外に適用できる。
 ●デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を特殊召喚する。
以下にこの[[効果]]の処理の仕方をまとめる。~

--[[発動条件]]は特にない。~

--[[効果の適用]]を行う条件である「[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[自分]]の[[墓地へ送られた]]」は、《遺言状》の[[発動]]前に行われても、《遺言状》の[[発動]]後に行われても構わない。~

--[[効果]]の[[適用]]条件を満たした場合、その[[ターン]]中の''任意のタイミングで[[デッキ]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる''。~
例えば、[[メインフェイズ1>メインフェイズ#M1]]に[[シンクロ素材]]として[[モンスター]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[バトルフェイズ]]や[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]、[[エンドフェイズ]]に[[特殊召喚]]を行うこともできる。~
ただし、[[ダメージステップ]]に[[特殊召喚]]を行う事はできない。~
この処理は[[チェーンブロック]]を作らない。~

--既に「[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[自分]]の[[墓地へ送られた]]」状態でこの[[カードを発動>カードの発動]]した場合、その[[効果処理時]]に[[特殊召喚]]を行うこともできる。~

--この[[効果]]は、''[[発動]]した[[ターン]]中1回だけしか使えない''。~
海外版では、「You can only use this card's effect once(1度だけ使う事ができる)」と明記されている。~
ただし、この[[カード]]を1[[ターン]]に2枚以上[[発動]]した場合、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]が1体[[墓地]]へ送られるだけで、[[発動]]した枚数分の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~

---初期の[[テキスト]]には、「[[墓地へ送られた]][[モンスター]]1体の代わりに、[[モンスター]]1体を[[フィールド]]上に出す」と表記されていた。~
つまり、[[モンスター]]が[[墓地へ送られ>墓地へ送られた]]ればその度に[[特殊召喚]]できたので、[[《キャノン・ソルジャー》]]との[[コンボ]]で容易に[[1ターンキル]]ができた。~
その後再録された時に[[エラッタ]]され、現在ではその使い方はできなくなっている。~
とはいえ、「[[墓地へ送られた]]時に「1体」[[特殊召喚]]する」と[[モンスター]]の数が明記されただけで、2度目以降に[[特殊召喚]]できない事は[[裁定]]を確認することでしか把握できない。~

-2回目の[[制限改訂]]の[[00/04/01>禁止・制限カード/2000年4月1日]]にて、早々と[[制限カード]]になる。~
その後、[[01/01/15>禁止・制限カード/2001年1月15日]]・[[01/05/28>禁止・制限カード/2001年5月28日]]で、それぞれ[[制限緩和]]・[[制限解除]]された。~
その後は、[[【サイエンカタパ】]]の成功率を大幅に高める等の猛威を振るったにもかかわらず[[無制限カード]]として居座り続けていたが、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[制限カード]]へと逆戻りする。~
そして、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で[[1ターンキル]]規制のために[[《デビル・フランケン》]]共々[[禁止カード]]となる。~

-[[EX]]と[[EX-R]]の2度しか収録されず、相当昔に[[絶版]]となっている。~

-日本版の[[イラスト]]は「遺言状」と達筆で描かれており頑固そうな印象を受けるが、海外版の[[イラスト]]は端に筆記体で「Will」と描かれていて、印象が大幅に異なっている。~

-「遺言」とは故人が生前に言葉や文章を残すことを表す。~
この[[カードの効果]]を考えると[[墓地へ行った>墓地へ送られた]][[モンスター]]が新たな[[モンスター]]を遺すというイメージだろうか。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WCS2009>ゲーム付属カード#WCS2009]]では、この[[カード]]を「ライディング[[デュエル]]」用に調整した《&ruby(スピードスペル){Sp};−遺言状》が[[オリジナルカード]]として登場する。~
《&ruby(スピードスペル){Sp};−遺言状》の[[発動]][[コスト]]となるスピード[[カウンター]]の数は6と、他の[[禁止カード]]が元となったスピードスペルの中では、[[《突然変異》]]に次ぐ軽さである。~

**関連カード [#card]
-[[《グリズリーマザー》]]
-[[《UFOタートル》]]
-[[《ドラゴンフライ》]]
-[[《巨大ネズミ》]]
-[[《シャインエンジェル》]]
-[[《キラー・トマト》]]

-[[《魂の綱》]]

-[[《クリッター》]]

-[[《遺言の仮面》]]
-[[《遺言の札》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EX]]
-[[EX-R]] EX-39

**FAQ [#faq]
Q:[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]に[[チェーンブロック]]は作られますか?~
A:いいえ、作られません。(13/02/02)

Q:[[メインフェイズ]]中に[[モンスター]]を[[墓地]]へ送り、[[バトルフェイズ]]中に[[デッキ]]から[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:はい、[[ダメージステップ]]以外であれば[[特殊召喚]]できます。(14/03/12)

Q:[[モンスター]]を[[墓地へ送った]]後にこの[[カード]]を[[発動]]する場合、その[[効果処理時]]に[[デッキ]]から[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:はい、できます。(13/02/02)

Q:[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]前にこの[[カード]]を[[発動]]する場合、[[《神の警告》]]で[[無効]]にできますか?~
//A:[[調整中]]。(13/02/02)
A:いいえ、[[発動]]を[[無効]]にできません。(15/07/18)

Q:[[モンスター]]を[[墓地へ送った]]後にこの[[カード]]を[[発動]]する場合、[[《神の警告》]]で[[無効]]にできますか?~
//A:[[調整中]]。(13/02/02)
A:はい、[[発動]]を[[無効]]にできます。(15/07/18)

Q:[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]を、[[《神の警告》]]で[[無効]]にできますか?~
//A:[[調整中]]。(13/02/02)
A:いいえ、[[無効]]にできません。(15/07/18)

Q:[[アドバンス召喚に成功した]]タイミングで、[[自分]]は[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]、[[相手]]は[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]したい場合どのように処理しますか?~
//A:[[調整中]]。(13/02/02)
A:まずは[[自分]]の[[モンスター]]の[[アドバンス召喚]]成功時に、[[相手]]が[[《奈落の落とし穴》]]の[[発動]]を先に行います。~
  その[[《奈落の落とし穴》]]の[[効果]]処理後に、[[お互い]]の[[スペルスピード]]2以上の[[カード]]・[[効果]]の[[発動]]が無くなった後に、[[自分]]は[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]を行うことができます。(15/07/18)

Q:[[カードの効果]]処理後の互いに[[スペルスピード]]2以上の[[効果]]のみ[[発動]]できるタイミングで、[[デッキ]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、[[特殊召喚]]できません。(14/03/12)

Q:この[[カード]]の[[効果]]が[[適用]]された後の質問です。~
  [[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[攻撃宣言]]時に、[[コスト]]として[[モンスター]]を[[リリース]]しました。~
  この時、《遺言状》の[[効果]]は[[適用]]できますか?~
A:ご質問の状況の場合、[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[攻撃宣言]]時に、《遺言状》の[[効果]]によって[[デッキ]]から[[モンスター]]1体を[[特殊召喚]]する事ができます。(12/04/11)
//↑は攻撃宣言時に特殊召喚できるかという質問。↓はタイミングではなく優先権の問題

Q:[[リリース]]を行い[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]で[[攻撃宣言]]したタイミングで、[[自分]]は[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]、[[相手]]は[[《次元幽閉》]]を[[発動]]したい場合どのように処理しますか?~
//A:[[調整中]]。(13/02/02)
A:[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[攻撃宣言]]に対して、[[相手]]の[[《次元幽閉》]]の[[発動]]を先に行います。~
  その[[《次元幽閉》]]の[[効果]]処理後に、[[お互い]]の[[スペルスピード]]2以上の[[カード]]・[[効果]]の[[発動]]が無くなった後から、[[自分]]は[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]を行うことができます。(15/07/18)

//Q:[[相手]][[フィールド]]に存在する[[自分]]の[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]時に、この[[カードの効果]]を[[適用]]できますか?~
//A:いいえ、できません。~
//  [[自分]][[フィールド]]で[[自分]]の[[モンスター]]が[[墓地へ送られた]]時のみ、[[カードの効果]]を[[適用]]する事ができます。

Q:[[《神の宣告》]]・[[《昇天の角笛》]]等で[[モンスターの召喚]]が[[無効]]にされて[[破壊された]]時に、この[[カードの効果]]を[[適用]]できますか?~
A:いいえ、できません。

Q:この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]、別々のタイミングで複数の[[モンスター]]が[[自分]]の[[墓地へ送られた]]場合、何体[[モンスター]]を[[召喚]]できますか?~
A:[[特殊召喚]]できるのは1体だけです。

//Q:この[[カードの発動]]を、[[《王宮の弾圧》]]で[[無効]]にできますか?~
//A:できません。(12/04/11)
//そもそも、王宮の弾圧はカードの発動は無効にしない(効果のみ無効)。「特殊召喚を含む効果」に関しては上記に日付の新しい裁定アリ

Q:この[[カード]]による[[チェーンブロック]]を作らない[[特殊召喚]]に対して、[[《昇天の黒角笛》]]・[[《王宮の弾圧》]]等を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(12/04/11)

Q:この[[カード]]を[[発動]]した後、[[《クリボー》]]を[[生け贄]]に[[《テーヴァ》]]を[[生け贄召喚]]した時、この[[カードの効果]]は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]]て[[発動]]できませんか?~
  それとも、[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]さえすれば、[[ダメージステップ]]以外ならいつでも[[特殊召喚]]できるのですか?~
  もし[[特殊召喚]]できる場合、[[相手]][[ターン]]中や次の[[自分]]の[[ターン]]に[[特殊召喚]]できますか?~
A:《遺言状》を[[発動]]した[[ターン]]中にて、[[《クリボー》]]を[[生け贄]]にし[[《テーヴァ》]]を[[生け贄召喚]]した場合でも、《遺言状》の[[効果]]によって[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事ができます。~
  また、《遺言状》の[[効果]]は、この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]中のみ[[適用]]されます。(11/01/12)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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