【デッキ破壊】
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*【デッキ破壊】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[デッキ破壊]]を用い、[[デッキ切れ]]による勝利を狙う[[デッキ]]。~ [[アドバンテージ]]を得にくく、逆に[[相手]]の[[墓地アドバンテージ]]を増やすことにも繋がるため、プレイングは難しい。~ [[リクルーター]]や[[手札交換]]等の[[デッキ圧縮]]を行う[[デッキ]]に対しては、より早く[[デッキ破壊]]を進めることができるだろう。~ また[[デッキ破壊]]により[[相手]]の[[デッキ]]が把握でき、特に[[マッチ]]戦では思わぬ[[情報アドバンテージ]]に繋がる事もある。~ -[[1ターンキル]]を目指す[[デッキ破壊]]については、[[【デッキ破壊1キル】]]を参照の事。~ **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] [[デッキ破壊]]の手段は、大別すると「[[ドロー]]させる」・「[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」・「[[デッキ]]から[[除外]]する」の3種類に分かれる。~ それぞれには[[ハンド・アドバンテージ]]、[[墓地アドバンテージ]]、[[除外アドバンテージ]]を[[相手]]に与える[[デメリット]]がある。~ このため、[[【デッキ破壊1キル】]]程ではないにせよ、速効性と効率が求められる。~ 以下に、そうした戦術を満たせる[[カード]]を列挙する。~ ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] ―[[デッキ破壊]]を行う[[モンスター]]~ -[[《ニードルワーム》]]~ もっとも有名な[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[リバース]]するだけで5枚を[[墓地]]送りという高い性能を誇る。~ [[《月読命》]]と組み合わせれば連続使用も可能。 -[[《メタモルポット》]]~ 強制[[ドロー]]による[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ 場合によっては[[1ターンキル]]も可能だが、[[手札交換]]や[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]によって[[相手]]が得することも少なくない。~ 特化した構築について詳細は[[【デッキ破壊1キル】]]を参照。~ -[[《悪魔の偵察者》]]~ [[リバース]]時に[[相手]]に3枚[[ドロー]]させる[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[ドロー]]された[[魔法カード]]は捨てられるが、[[手札誘発]]を[[ドロー]]される危険もある。~ -[[《ウォーム・ワーム》]]~ あらゆる[[破壊]]によって[[効果]]が[[発動]]する[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[《ニードルワーム》]]よりも[[破壊]]出来る枚数は少ない分、小回りが利く。~ [[昆虫族]][[サーチ]]・[[リクルート]]手段に対応しているため[[【昆虫族】>【昆虫族】#Deckout]]も参照。~ -[[《カオスポッド》]]~ [[相手]]の場と[[デッキ]]をかき乱す[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ 守りにも使うことが可能であり、[[リバースモンスター]]の再利用としても使える。~ [[《メタモルポット》]]などの再利用なども狙いたい。~ 特化した構築について詳細は[[【カオスループ】]]を参照。~ -[[《シールド・ワーム》]]~ [[召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[自分]][[フィールド]]の[[昆虫族]]の数だけ[[デッキ破壊]]する[[モンスター]]。~ [[《ニードルワーム》]]、[[《ウォーム・ワーム》]]を[[積む]]なら投入しやすい[[カード]]。~ [[壁]]としても使用でき、[[効果]]も[[発動]]しやすい。~ この[[カード]]の[[特殊召喚]]時に[[《地獄の暴走召喚》]]を[[発動]]すれば最低でも合計9枚の[[デッキ破壊]]ができる。~ -[[《精気を吸う骨の塔》]]~ [[アンデット族]]の[[特殊召喚]]に反応する[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[アンデット族]]の豊富な[[特殊召喚]]手段を駆使し、[[相手]]の[[デッキ]]を一気に削る。~ 詳しくは[[【アンデットデッキデス】]]を参照。~ -[[《ネクロフェイス》]]~ [[デッキ]]から[[除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行うため、[[墓地]]利用させにくく、再利用も防ぎやすい。~ [[アンデット族]]なので、[[《精気を吸う骨の塔》]]とも共存できる。~ [[《封印の黄金櫃》]]で一気に[[効果]]を使っていこう。~ こちらに比重を置いた[[デッキ]]は[[【ネクロフェイス】]]や[[【トーチ・テンペスト】]]参照。~ -[[《C・スネーク》]]~ [[相手]][[モンスター]]への自身を[[装備]]し、その[[装備モンスター]]の[[戦闘破壊]]時に[[レベル]]数分の[[デッキ破壊]]する[[モンスター]]。~ 複数体展開して高[[レベル]][[モンスター]]に[[装備]]すれば大規模な[[デッキ破壊]]が狙える。~ 詳細は[[《C・スネーク》軸【C(チェーン)】>【C(チェーン)】#CSNAKE]]を参照。~ -[[《闇帝ディルグ》]]~ [[召喚・特殊召喚に成功した]]時に最大2枚の[[相手]][[墓地]][[除外]]と[[デッキ破壊]]を行う。~ 1回あたりの効率は悪いが、[[闇属性]]・[[魔法使い族]]・[[帝王]]に対応する[[ステータス]]のため[[サポートカード]]は多く、[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]等にも繋げられる。~ 同じ[[発動条件]]であり[[相手]]の任意とはいえ[[ドロー]][[効果]]で[[デッキ破壊]]に繋がる[[《光帝クライス》]]との併用も考えられる。~ -[[《ゴーストリック・スケルトン》]]~ [[デッキ]]から[[裏側表示で除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行うため、より再利用も防ぎやすい。~ [[デッキ破壊]]枚数が[[ゴーストリック]][[モンスター]]の数に依存しているため[[【ゴーストリック】]]寄りの構築になる。~ 詳細は[[【スケルトン・パレード】>【ゴーストリック】#Skeleton]]を参照。~ -[[《讃美火》]]~ [[召喚に成功した]]場合に[[相手]][[フィールドのカード]]数だけ[[デッキ破壊]]する。~ [[召喚権]]を使い[[相手]]依存ではあるが、理論上の最大値は多い。~ ―その他相性の良い[[モンスター]]~ -[[《月読命》]]~ [[リバースモンスター]]の再利用に使われる。~ [[スピリットモンスター>スピリット]]なので[[エンドフェイズ]]までに[[除去]]されなければ何度でも利用でき、重要性は高い。 -[[《ADチェンジャー》]]~ [[裏側守備表示]]の[[リバースモンスター]]を[[リバース]]することができる。~ [[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]や[[《ブリリアント・フュージョン》]]などで[[墓地へ送る]]ことで積極的に使用できる。~ -[[《ティンダングル・エンジェル》]]~ [[リバースした]]場合に[[墓地]]・[[手札]]から[[リバースモンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]し、[[相手]][[バトルフェイズ]]を終了することができる。~ -[[《裏風の精霊》]]~ [[召喚に成功した]]場合に[[リバースモンスター]]を[[サーチ]]できる。~ -[[《タイム・リワインダー》]]~ [[メインフェイズ]]に[[モンスター]]が[[リバースした]]場合に、自己[[特殊召喚]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ また、[[メインフェイズ]]に自身が[[リバースした]]場合に、任意の[[モンスター]]を[[蘇生]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ -[[シャドール]]・[[占術姫]]・[[クローラー]]・[[ティンダングル]]・[[サブテラー]]~ [[デッキ]]の主軸が[[リバースモンスター]]であるため、[[サポートカード]]を共有できる。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] ―[[デッキ破壊]]を行う[[モンスター]]~ -[[《毒の魔妖−土蜘蛛》]]~ [[墓地]]から[[特殊召喚に成功した]]場合に[[お互い]]の[[デッキ]]を3枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ 他の[[カード]]より[[デッキ破壊]]の枚数は少ないが、[[魔妖]]自体が[[アンデット族]]の連続[[特殊召喚]]に特化した[[カテゴリ]]であるため、[[【アンデットデッキデス】]]に採用できる。~ -[[《ボルテック・バイコーン》]]~ [[相手]]に[[破壊]]された場合に[[お互い]]の[[デッキ]]を7枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[シンクロ素材]]に制限があるため、この[[カード]]を軸にする場合は専用の構築が必要となる。~ 詳しくは[[【ボルテック・バイコーン】>【ライトニング・トライコーン】#VolticBicorn]]を参照。~ -[[《巡死神リーパー》]]~ [[お互い]]の[[デッキ]]を5枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[レベル]]6には[[デッキ破壊]]に有用な[[モンスター]]が少なく、こちらも専用の構築が必要となるだろう。~ -[[《No.89 電脳獣ディアブロシス》]]~ [[裏側表示で除外]]された枚数と同数だけ[[相手]][[デッキトップ]]から[[裏側表示で除外]]をする[[モンスター]]。~ [[レベル]]7[[モンスター]]、および[[裏側表示で除外]][[カード]]を中心とした専用の構築が必要となる。~ -[[《真血公ヴァンパイア》]]~ [[お互い]]の[[デッキ]]を4枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[エクシーズ素材]]に[[レベル]]8または[[コントロール奪取]]が必要となるため[[【ヴァンパイア】]]・[[【アンデット族】]]との混合になりやすい。~ -[[《四獣層ウォンキー》]]~ 運も絡み[[スタンバイフェイズ]]と遅いが、[[送りつけ]]後に3枚[[エクシーズ素材]]化し[[全体除去]]を行うこともできる。~ [[ランク]]4で比較的[[エクシーズ召喚]]しやすい。~ ―その他相性の良い[[モンスター]]~ -[[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]~ [[《浅すぎた墓穴》]]などで[[蘇生]]するための[[モンスター]]を[[墓地へ送れる>墓地へ送る]]。~ -[[《テセウスの魔棲物》]]~ [[《簡易融合》]]・[[《簡素融合》]]で[[汎用>汎用性]][[チューナー]]として簡単に[[特殊召喚]]でき、[[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]などの[[シンクロ召喚]]の補助となる。~ -[[《マスター・オブ・HAM》]]~ [[《簡易融合》]]から[[特殊召喚]]でき、[[リバースモンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]できる。~ [[リバースモンスター]]2体を[[除外]]することで[[裏側守備表示]]で[[自己再生]]でき、[[リバースした]]場合に再度[[リクルート]]できる。~ -[[《御影志士》]]~ [[デッキ]]から[[岩石族]]1体を[[サーチ]]、または[[手札]]から[[岩石族]]1体を[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]できる。~ [[《メタモルポット》]]・[[《カオスポッド》]]が対応する。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―[[デッキ破壊]]を行う[[魔法・罠カード]]~ -[[《手札抹殺》]]~ 強制[[ドロー]]による[[デッキ破壊]][[カード]]。~ [[《メタモルポット》]]と比較して、即効性があるのが強み。~ 反面[[カウンター]]を受けやすい。~ -[[《トリックスター・リンカーネイション》]]~ [[相手]]にのみ[[除外]]版[[《手札抹殺》]]の[[効果]]を与える。~ [[罠カード]]なので遅さは欠点だが、[[トリックスター]]に属するため[[サーチ]]が容易。~ 後半の[[効果]]はこの[[デッキ]]ではオマケに近いが、この[[カード]]を[[サーチ]]するためにセットで採用した[[《トリックスター・キャンディナ》]]を[[蘇生]]させることができる。~ -[[《プレゼントカード》]]~ [[相手]]にのみ[[《メタモルポット》]]と同様の強制[[ドロー]]を強いることができる。~ -[[《カップ・オブ・エース》]]・[[《一時休戦》]]・[[《ドン・サウザンドの契約》]]・[[《チキンレース》]]・[[《カードスキャナー》]]~ -[[《手札断殺》]]・[[《暗黒の謀略》]]・[[《暗黒界の取引》]]・[[《墓穴の道連れ》]]~ 条件はあるが[[手札交換]]と[[デッキ破壊]]が狙える。~ 下段は[[ハンド・アドバンテージ]]はマイナスになるため採用枚数は調整したい。~ -[[《連鎖除外》]]~ 適用範囲や[[デッキ破壊]]の枚数こそ多くはないものの、[[同名>同名カード]][[モンスター]]を根こそぎ[[除外]]できる。~ [[マストカウンター]]を見極め[[デッキ]]の[[キーカード]]を[[除外]]する事で、[[相手]]の展開を妨げた隙に粛々と[[デッキ破壊]]を進めていきたい。~ -[[《ソウル・レヴィ》]]~ [[相手]]の[[特殊召喚]]1回につき3枚とそこそこの枚数[[デッキ破壊]]を行う[[永続罠]]。~ [[相手]]の行動によってはこれだけでもかなりの枚数完全[[デッキ破壊]]出来る。~ ただし完全[[相手]]依存であるため[[1ターンキル]]には繋がりにくく、大抵は[[相手]][[ターン]]に適用される為動いている最中の相手に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまい、これで[[デッキ破壊]]をし尽くしても次に[[相手]]が[[ドロー]]を行うまで敗北させられない点には気をつけたい。~ -[[《皆既日蝕の書》]]~ 上記の[[リバースモンスター]]を使いまわす際に非常に重要になる。~ [[ロック]]タイプの場合、[[相手]]の[[攻撃]]を止めることにも使える。~ [[相手]]に[[ドロー]]させてしまうが、[[相手]]の[[デッキ]]が少なくなれば[[ドロー]][[効果]]も[[デッキ破壊]][[効果]]として期待できる。~ -[[《魔宮の賄賂》]]・[[《無償交換》]]・[[《昇天の剛角笛》]]・[[《エンペラー・オーダー》]]~ [[相手]]の[[カードの発動]]・[[モンスター効果の発動]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にして[[ドロー]]させられる。~ -[[神碑]]~ [[デッキ破壊]]が主軸の[[カテゴリ]]のため[[出張]]させても良い。~ [[【神碑】]]も参照。~ ―その他相性の良い[[魔法・罠カード]]~ -[[《浅すぎた墓穴》]]~ [[リバースモンスター]]を再利用できる。~ [[相手]]の[[モンスター]]も[[蘇生]]してしまうが、[[《砂漠の光》]]で[[《カオスポッド》]]を[[リバース]]して、もみ消しておくことが求められる。~ -[[《バースト・リバース》]]~ [[ライフコスト]]は重いが、[[自分]]の[[墓地]]から[[裏側守備表示]]で[[モンスター]]を[[蘇生]]できる。~ -[[《セットアッパー》]]~ [[戦闘破壊]]された[[モンスター]]の[[攻撃力]]以下の[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]できる。~ -[[《リトル・オポジション》]]~ 同じ縦列の[[メインモンスターゾーン]]が使用されていない場合に、[[お互い]]に[[レベル]]2以下の[[モンスター]]を[[セット]]で[[リクルート]]できる。~ [[相手]]は[[任意効果]]だが[[リクルート]]した場合は[[デッキ破壊]]に繋がる。~ -[[《太陽の書》]]・[[《砂漠の光》]]・[[《星遺物の傀儡》]]~ [[モンスター]]を[[リバース]]する。~ [[《太陽の書》]]は1体だけだが[[通常魔法]]のため即時[[発動]]可能。~ [[《砂漠の光》]]は[[通常罠]]でありすべての[[モンスター]]を[[リバース]]できる。~ [[《星遺物の傀儡》]]は[[永続罠]]であり[[リバース]]できるのは[[モンスター]]1体のみだが繰り返しの使用が狙える。~ [[《カオスポッド》]]や[[《ニードルワーム》]]との[[シナジー]]が評価できる。~ [[フリーチェーン]]の場合は[[《抹殺の使徒》]]の回避にも使用可能で攻めにも守りにも使える。~ -[[《月の書》]]・[[《魔砲戦機ダルマ・カルマ》]]~ [[モンスター]]を[[セット]]する。~ [[《月の書》]]は1体だけだが[[速攻魔法]]のため[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]・[[効果]]の妨害にも使用可能。~ [[《魔砲戦機ダルマ・カルマ》]]はすべての[[モンスター]]を[[セット]]でき、[[セット]]できない[[モンスター]]の[[除去]]も行える。~ -[[《ジャンクスリープ》]]~ [[相手]]の[[召喚・特殊召喚>召喚・特殊召喚に成功した]]時にすべての[[モンスター]]を[[リバース]]でき、[[エンドフェイズ]]に[[セット]]できる。~ -[[《サン・アンド・ムーン》]]~ [[相手]][[モンスター]]が必要となるが、[[セット]]・[[リバース]]両方に使用可能。~ -[[《連続魔法》]]・[[《トランザクション・ロールバック》]]~ [[《手札抹殺》]]や[[《トリックスター・リンカーネイション》]]・[[《プレゼントカード》]]を[[コピー]]して[[デッキ破壊]]枚数を増やす。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[リバースした]]場合の[[効果]]を[[《スキルドレイン》]]・[[《聖なる輝き》]]・[[《停戦協定》]]等によって封じられると痛い。~ [[魔法・罠除去]]や[[カウンター罠]]、時には[[《禁止令》]]等も駆使して対応したい。~ これらは[[メタカード]]としての意味合いが強いので、[[サイドデッキ]]に用意しておくと良いだろう。~ また、[[リバースモンスター]]が根こそぎ[[除去]]される[[《抹殺の使徒》]]も天敵。~ こちらは[[メインデッキ]]からも投入できる[[《八式対魔法多重結界》]]や[[《砂漠の光》]]の[[チェーン]]で対処できる。~ さらに、恒常的に[[墓地]]の[[カード]]を[[デッキに戻す]]ことができる、[[【ガスタ】]]や[[【マドルチェ】]]なども苦手な相手となる。~ [[墓地へ送られた]][[トリガー]]を持つ[[カード]]や[[墓地]]で[[発動]]できる[[カード]]は利用されてしまうため、[[相手]]に[[アドバンテージ]]を与えてしまう。~ 中でも[[《ジャックポット7》]]とは非常に分が悪く、[[自分]]の[[カード]]のどのような[[効果]]でも[[墓地]]に[[《ジャックポット7》]]を落としてしまうと[[相手]]の[[特殊勝利]]に貢献してしまう。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] ***第1期(1999年〜2000年) [#history1] [[BOOSTER5]]で[[《ニードルワーム》]]と[[《メタモルポット》]]が登場した事で、[[OCG]]に[[デッキ破壊]]の戦術が加わった。~ また登場当初は「[[相手]]の[[デッキ]]に干渉する初の[[モンスター]]の一体」としても注目を集めた。~ ***第2期〜第3期(2000年〜2004年) [#history2] [[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]発売以降に登場した[[《サイバーポッド》]]・[[《現世と冥界の逆転》]]・[[《処刑人−マキュラ》]]等のこの戦術による勝利を高速化させる強力な[[カード]]が多数登場。~ これらを効果的に活かした[[【デッキ破壊1キル】]]等が当時の[[環境]]を席巻することとなった。~ ***第4期(2004年〜2006年) [#history4] [[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]に[[《サイバーポッド》]]が、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に[[《処刑人−マキュラ》]]が、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]がそれぞれ[[禁止カード]]になるという重い[[規制>制限強化]]を受けた為、従来の運用からの大幅な変更を余儀なくされた。~ ***第5期〜第6期(2006年〜2010年) [#history5] [[《ネクロフェイス》]]や[[《ヘル・テンペスト》]]等といった「[[デッキ]]から[[除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行う」[[カード]]が登場。~ これらは[[相手]]に[[墓地]]利用させにくく、再利用も防ぎやすい点が注目された。~ その結果、[[【ネクロフェイス】]]や[[【トーチ・テンペスト】]]等が生み出され当時の[[環境]]でも結果を残していった。~ ***第7期(2010年〜2012年) [#history7] [[《ネクロフェイス》]]が[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]により[[制限カード]]になるという重い[[規制>制限強化]]を受けた為、従来の運用からの大幅な変更を余儀なくされた。~ ***第9期(2014年〜2017年) [#history9] [[15/01/01>リミットレギュレーション/2015年1月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]が[[制限復帰]]した。~ しかし、[[エラッタ]]により[[禁止カード]]化以前のような[[先攻]][[1ターンキル]]は不可能となった。~ ただし、[[《デビル・コメディアン》]]との[[コンボ]]などはあるため、かつての[[【現世と冥界の逆転】]]のギミックを活かした[[1ターンキル]][[デッキ]]としての構築自体は可能となった。~ 一方、[[【トーチ・テンペスト】]]は[[EXTRA PACK 2016]]で登場した[[【壊獣】]]の登場に伴い、それまでの[[デッキ破壊]][[コンボ]]一辺倒から一転、[[【壊獣】]]及び[[【ゴーレム】]]の戦略要素と折衷した[[コントロール]]色重視の[[デッキ破壊]][[コンボ]][[デッキ]]へと変化していった。~ 終盤になると[[マキシマム・クライシス]]で登場した[[《灰流うらら》]]により、「[[相手]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」[[効果]]を持つ[[カード]]を[[無力>無効]]化させることが簡単になった。~ その結果、「[[相手]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」[[効果]]を持つ[[カード]]に依存した[[デッキ]]は[[対策>メタを張る]]され易くなり、結果を残すのが厳しくなった。~ ***第10期(2017年〜2020年) [#history10] [[17/04/01>リミットレギュレーション/2017年4月1日]]の[[制限改訂]]での[[《妨げられた壊獣の眠り》]]の[[規制>制限強化]]や[[新マスタールール]]導入、[[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]の登場等に伴い、[[【トーチ・テンペスト】]]は従来の運用からの見直しを余儀なくされた。~ 一方、[[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[《トリックスター・リンカーネイション》]]を軸に据えた[[【トリックスター】]]が登場。~ [[《トリックスター・リンカーネイション》]]自体が[[《テラ・フォーミング》]]or[[《盆回し》]]→[[《トリックスター・ライトステージ》]]→[[《トリックスター・キャンディナ》]]からこの[[カード]]への[[サーチ]]が可能であり、実質11枚の[[サーチ]][[カード]]に対応する。~ その上[[《トリックスター・リンカーネイション》]]の[[効果]]の特性上[[デッキ破壊]]以外でも[[サーチ]][[メタ]]・[[手札破壊]]・[[トリックスター]][[蘇生]]用の[[カード]]として機能する点でも[[親和性>シナジー]]が高い。~ その結果、[[CODE OF THE DUELIST]]発売以降の[[環境]]では[[【トリックスター】]]を軸にしたタイプも結果を残すようになった。~ しかし[[17/10/01>リミットレギュレーション/2017年10月1日]]にて[[《トリックスター・リンカーネイション》]]が[[規制>制限強化]]され、また上述の[[サーチ]][[カード]]である[[《盆回し》]]も[[18/01/01>リミットレギュレーション/2018年1月1日]]に[[規制>制限強化]]されることとなった。~ その一方で、[[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[《レスキューフェレット》]]、及びその後の[[リンクモンスター]]の拡充に伴い、[[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]を絡めた戦術が研究・開発されるようになった。~ ***第11期(2020年〜) [#history11] [[デッキビルドパック タクティカル・マスターズ]]で、[[魔法カード]]主体で[[デッキ破壊]]を基本戦術とする[[【神碑】]]が登場。~ 公式が[[デッキ破壊]]を想定して[[デザイナーズデッキ]]を作成したというのは[[OCG]]史上で初の事例であり、【デッキ破壊】の歴史に大きな一石を投じた。~ 既存の[[デッキ破壊]]は[[カード]]を[[墓地へ送る]]ため[[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまうのが欠点であったが、[[神碑]]は[[除外]]で[[デッキ破壊]]を行うため逆利用されるリスクを減らしているのが特徴。~ [[デュエリストパック−輝石のデュエリスト編−]]で、[[《現世と冥界の逆転》]][[サポートカード]]が登場。~ [[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を緩和する[[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]が拡充されたが、[[23/10/01>リミットレギュレーション/2023年10月1日]]には[[禁止カード]]に指定されている。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《ニードルワーム》]] -[[《カオスポッド》]] -[[《メタモルポット》]] -[[《砂漠の光》]] **関連リンク [#link] -[[【ロックデッキデス】]] -[[【アンデットデッキデス】]] -[[【ネクロフェイス】]] -[[【トーチ・テンペスト】]] -[[【デッキ破壊1キル】]] --[[【三原式】]] -[[【現世と冥界の逆転】]] -[[【カオスループ】]] -[[《C・スネーク》軸【C(チェーン)】>【C(チェーン)】#CSNAKE]] -[[デッキ破壊型【昆虫族】>【昆虫族】#Deckout]] -[[【ボルテック・バイコーン】>【ライトニング・トライコーン】#VolticBicorn]] -[[【リチュアデッキデス】>【リチュア】#deckdeath]] -[[【スケルトン・パレード】>【ゴーストリック】#Skeleton]] -[[【ヴァンパイア】]] -[[【神碑】]] -[[デッキ集]] -[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]
*【デッキ破壊】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[デッキ破壊]]を用い、[[デッキ切れ]]による勝利を狙う[[デッキ]]。~ [[アドバンテージ]]を得にくく、逆に[[相手]]の[[墓地アドバンテージ]]を増やすことにも繋がるため、プレイングは難しい。~ [[リクルーター]]や[[手札交換]]等の[[デッキ圧縮]]を行う[[デッキ]]に対しては、より早く[[デッキ破壊]]を進めることができるだろう。~ また[[デッキ破壊]]により[[相手]]の[[デッキ]]が把握でき、特に[[マッチ]]戦では思わぬ[[情報アドバンテージ]]に繋がる事もある。~ -[[1ターンキル]]を目指す[[デッキ破壊]]については、[[【デッキ破壊1キル】]]を参照の事。~ **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] [[デッキ破壊]]の手段は、大別すると「[[ドロー]]させる」・「[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」・「[[デッキ]]から[[除外]]する」の3種類に分かれる。~ それぞれには[[ハンド・アドバンテージ]]、[[墓地アドバンテージ]]、[[除外アドバンテージ]]を[[相手]]に与える[[デメリット]]がある。~ このため、[[【デッキ破壊1キル】]]程ではないにせよ、速効性と効率が求められる。~ 以下に、そうした戦術を満たせる[[カード]]を列挙する。~ ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] ―[[デッキ破壊]]を行う[[モンスター]]~ -[[《ニードルワーム》]]~ もっとも有名な[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[リバース]]するだけで5枚を[[墓地]]送りという高い性能を誇る。~ [[《月読命》]]と組み合わせれば連続使用も可能。 -[[《メタモルポット》]]~ 強制[[ドロー]]による[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ 場合によっては[[1ターンキル]]も可能だが、[[手札交換]]や[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]によって[[相手]]が得することも少なくない。~ 特化した構築について詳細は[[【デッキ破壊1キル】]]を参照。~ -[[《悪魔の偵察者》]]~ [[リバース]]時に[[相手]]に3枚[[ドロー]]させる[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[ドロー]]された[[魔法カード]]は捨てられるが、[[手札誘発]]を[[ドロー]]される危険もある。~ -[[《ウォーム・ワーム》]]~ あらゆる[[破壊]]によって[[効果]]が[[発動]]する[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[《ニードルワーム》]]よりも[[破壊]]出来る枚数は少ない分、小回りが利く。~ [[昆虫族]][[サーチ]]・[[リクルート]]手段に対応しているため[[【昆虫族】>【昆虫族】#Deckout]]も参照。~ -[[《カオスポッド》]]~ [[相手]]の場と[[デッキ]]をかき乱す[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ 守りにも使うことが可能であり、[[リバースモンスター]]の再利用としても使える。~ [[《メタモルポット》]]などの再利用なども狙いたい。~ 特化した構築について詳細は[[【カオスループ】]]を参照。~ -[[《シールド・ワーム》]]~ [[召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[自分]][[フィールド]]の[[昆虫族]]の数だけ[[デッキ破壊]]する[[モンスター]]。~ [[《ニードルワーム》]]、[[《ウォーム・ワーム》]]を[[積む]]なら投入しやすい[[カード]]。~ [[壁]]としても使用でき、[[効果]]も[[発動]]しやすい。~ この[[カード]]の[[特殊召喚]]時に[[《地獄の暴走召喚》]]を[[発動]]すれば最低でも合計9枚の[[デッキ破壊]]ができる。~ -[[《精気を吸う骨の塔》]]~ [[アンデット族]]の[[特殊召喚]]に反応する[[デッキ破壊]][[モンスター]]。~ [[アンデット族]]の豊富な[[特殊召喚]]手段を駆使し、[[相手]]の[[デッキ]]を一気に削る。~ 詳しくは[[【アンデットデッキデス】]]を参照。~ -[[《ネクロフェイス》]]~ [[デッキ]]から[[除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行うため、[[墓地]]利用させにくく、再利用も防ぎやすい。~ [[アンデット族]]なので、[[《精気を吸う骨の塔》]]とも共存できる。~ [[《封印の黄金櫃》]]で一気に[[効果]]を使っていこう。~ こちらに比重を置いた[[デッキ]]は[[【ネクロフェイス】]]や[[【トーチ・テンペスト】]]参照。~ -[[《C・スネーク》]]~ [[相手]][[モンスター]]への自身を[[装備]]し、その[[装備モンスター]]の[[戦闘破壊]]時に[[レベル]]数分の[[デッキ破壊]]する[[モンスター]]。~ 複数体展開して高[[レベル]][[モンスター]]に[[装備]]すれば大規模な[[デッキ破壊]]が狙える。~ 詳細は[[《C・スネーク》軸【C(チェーン)】>【C(チェーン)】#CSNAKE]]を参照。~ -[[《闇帝ディルグ》]]~ [[召喚・特殊召喚に成功した]]時に最大2枚の[[相手]][[墓地]][[除外]]と[[デッキ破壊]]を行う。~ 1回あたりの効率は悪いが、[[闇属性]]・[[魔法使い族]]・[[帝王]]に対応する[[ステータス]]のため[[サポートカード]]は多く、[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]等にも繋げられる。~ 同じ[[発動条件]]であり[[相手]]の任意とはいえ[[ドロー]][[効果]]で[[デッキ破壊]]に繋がる[[《光帝クライス》]]との併用も考えられる。~ -[[《ゴーストリック・スケルトン》]]~ [[デッキ]]から[[裏側表示で除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行うため、より再利用も防ぎやすい。~ [[デッキ破壊]]枚数が[[ゴーストリック]][[モンスター]]の数に依存しているため[[【ゴーストリック】]]寄りの構築になる。~ 詳細は[[【スケルトン・パレード】>【ゴーストリック】#Skeleton]]を参照。~ -[[《讃美火》]]~ [[召喚に成功した]]場合に[[相手]][[フィールドのカード]]数だけ[[デッキ破壊]]する。~ [[召喚権]]を使い[[相手]]依存ではあるが、理論上の最大値は多い。~ ―その他相性の良い[[モンスター]]~ -[[《月読命》]]~ [[リバースモンスター]]の再利用に使われる。~ [[スピリットモンスター>スピリット]]なので[[エンドフェイズ]]までに[[除去]]されなければ何度でも利用でき、重要性は高い。 -[[《ADチェンジャー》]]~ [[裏側守備表示]]の[[リバースモンスター]]を[[リバース]]することができる。~ [[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]や[[《ブリリアント・フュージョン》]]などで[[墓地へ送る]]ことで積極的に使用できる。~ -[[《ティンダングル・エンジェル》]]~ [[リバースした]]場合に[[墓地]]・[[手札]]から[[リバースモンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]し、[[相手]][[バトルフェイズ]]を終了することができる。~ -[[《裏風の精霊》]]~ [[召喚に成功した]]場合に[[リバースモンスター]]を[[サーチ]]できる。~ -[[《タイム・リワインダー》]]~ [[メインフェイズ]]に[[モンスター]]が[[リバースした]]場合に、自己[[特殊召喚]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ また、[[メインフェイズ]]に自身が[[リバースした]]場合に、任意の[[モンスター]]を[[蘇生]]し、任意の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にできる。~ -[[シャドール]]・[[占術姫]]・[[クローラー]]・[[ティンダングル]]・[[サブテラー]]~ [[デッキ]]の主軸が[[リバースモンスター]]であるため、[[サポートカード]]を共有できる。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] ―[[デッキ破壊]]を行う[[モンスター]]~ -[[《毒の魔妖−土蜘蛛》]]~ [[墓地]]から[[特殊召喚に成功した]]場合に[[お互い]]の[[デッキ]]を3枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ 他の[[カード]]より[[デッキ破壊]]の枚数は少ないが、[[魔妖]]自体が[[アンデット族]]の連続[[特殊召喚]]に特化した[[カテゴリ]]であるため、[[【アンデットデッキデス】]]に採用できる。~ -[[《ボルテック・バイコーン》]]~ [[相手]]に[[破壊]]された場合に[[お互い]]の[[デッキ]]を7枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[シンクロ素材]]に制限があるため、この[[カード]]を軸にする場合は専用の構築が必要となる。~ 詳しくは[[【ボルテック・バイコーン】>【ライトニング・トライコーン】#VolticBicorn]]を参照。~ -[[《巡死神リーパー》]]~ [[お互い]]の[[デッキ]]を5枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[レベル]]6には[[デッキ破壊]]に有用な[[モンスター]]が少なく、こちらも専用の構築が必要となるだろう。~ -[[《No.89 電脳獣ディアブロシス》]]~ [[裏側表示で除外]]された枚数と同数だけ[[相手]][[デッキトップ]]から[[裏側表示で除外]]をする[[モンスター]]。~ [[レベル]]7[[モンスター]]、および[[裏側表示で除外]][[カード]]を中心とした専用の構築が必要となる。~ -[[《真血公ヴァンパイア》]]~ [[お互い]]の[[デッキ]]を4枚[[墓地へ送る]][[モンスター]]。~ [[エクシーズ素材]]に[[レベル]]8または[[コントロール奪取]]が必要となるため[[【ヴァンパイア】]]・[[【アンデット族】]]との混合になりやすい。~ -[[《四獣層ウォンキー》]]~ 運も絡み[[スタンバイフェイズ]]と遅いが、[[送りつけ]]後に3枚[[エクシーズ素材]]化し[[全体除去]]を行うこともできる。~ [[ランク]]4で比較的[[エクシーズ召喚]]しやすい。~ ―その他相性の良い[[モンスター]]~ -[[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]~ [[《浅すぎた墓穴》]]などで[[蘇生]]するための[[モンスター]]を[[墓地へ送れる>墓地へ送る]]。~ -[[《テセウスの魔棲物》]]~ [[《簡易融合》]]・[[《簡素融合》]]で[[汎用>汎用性]][[チューナー]]として簡単に[[特殊召喚]]でき、[[《シューティング・ライザー・ドラゴン》]]などの[[シンクロ召喚]]の補助となる。~ -[[《マスター・オブ・HAM》]]~ [[《簡易融合》]]から[[特殊召喚]]でき、[[リバースモンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]できる。~ [[リバースモンスター]]2体を[[除外]]することで[[裏側守備表示]]で[[自己再生]]でき、[[リバースした]]場合に再度[[リクルート]]できる。~ -[[《御影志士》]]~ [[デッキ]]から[[岩石族]]1体を[[サーチ]]、または[[手札]]から[[岩石族]]1体を[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]できる。~ [[《メタモルポット》]]・[[《カオスポッド》]]が対応する。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―[[デッキ破壊]]を行う[[魔法・罠カード]]~ -[[《手札抹殺》]]~ 強制[[ドロー]]による[[デッキ破壊]][[カード]]。~ [[《メタモルポット》]]と比較して、即効性があるのが強み。~ 反面[[カウンター]]を受けやすい。~ -[[《トリックスター・リンカーネイション》]]~ [[相手]]にのみ[[除外]]版[[《手札抹殺》]]の[[効果]]を与える。~ [[罠カード]]なので遅さは欠点だが、[[トリックスター]]に属するため[[サーチ]]が容易。~ 後半の[[効果]]はこの[[デッキ]]ではオマケに近いが、この[[カード]]を[[サーチ]]するためにセットで採用した[[《トリックスター・キャンディナ》]]を[[蘇生]]させることができる。~ -[[《プレゼントカード》]]~ [[相手]]にのみ[[《メタモルポット》]]と同様の強制[[ドロー]]を強いることができる。~ -[[《カップ・オブ・エース》]]・[[《一時休戦》]]・[[《ドン・サウザンドの契約》]]・[[《チキンレース》]]・[[《カードスキャナー》]]~ -[[《手札断殺》]]・[[《暗黒の謀略》]]・[[《暗黒界の取引》]]・[[《墓穴の道連れ》]]~ 条件はあるが[[手札交換]]と[[デッキ破壊]]が狙える。~ 下段は[[ハンド・アドバンテージ]]はマイナスになるため採用枚数は調整したい。~ -[[《連鎖除外》]]~ 適用範囲や[[デッキ破壊]]の枚数こそ多くはないものの、[[同名>同名カード]][[モンスター]]を根こそぎ[[除外]]できる。~ [[マストカウンター]]を見極め[[デッキ]]の[[キーカード]]を[[除外]]する事で、[[相手]]の展開を妨げた隙に粛々と[[デッキ破壊]]を進めていきたい。~ -[[《ソウル・レヴィ》]]~ [[相手]]の[[特殊召喚]]1回につき3枚とそこそこの枚数[[デッキ破壊]]を行う[[永続罠]]。~ [[相手]]の行動によってはこれだけでもかなりの枚数完全[[デッキ破壊]]出来る。~ ただし完全[[相手]]依存であるため[[1ターンキル]]には繋がりにくく、大抵は[[相手]][[ターン]]に適用される為動いている最中の相手に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまい、これで[[デッキ破壊]]をし尽くしても次に[[相手]]が[[ドロー]]を行うまで敗北させられない点には気をつけたい。~ -[[《皆既日蝕の書》]]~ 上記の[[リバースモンスター]]を使いまわす際に非常に重要になる。~ [[ロック]]タイプの場合、[[相手]]の[[攻撃]]を止めることにも使える。~ [[相手]]に[[ドロー]]させてしまうが、[[相手]]の[[デッキ]]が少なくなれば[[ドロー]][[効果]]も[[デッキ破壊]][[効果]]として期待できる。~ -[[《魔宮の賄賂》]]・[[《無償交換》]]・[[《昇天の剛角笛》]]・[[《エンペラー・オーダー》]]~ [[相手]]の[[カードの発動]]・[[モンスター効果の発動]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にして[[ドロー]]させられる。~ -[[神碑]]~ [[デッキ破壊]]が主軸の[[カテゴリ]]のため[[出張]]させても良い。~ [[【神碑】]]も参照。~ ―その他相性の良い[[魔法・罠カード]]~ -[[《浅すぎた墓穴》]]~ [[リバースモンスター]]を再利用できる。~ [[相手]]の[[モンスター]]も[[蘇生]]してしまうが、[[《砂漠の光》]]で[[《カオスポッド》]]を[[リバース]]して、もみ消しておくことが求められる。~ -[[《バースト・リバース》]]~ [[ライフコスト]]は重いが、[[自分]]の[[墓地]]から[[裏側守備表示]]で[[モンスター]]を[[蘇生]]できる。~ -[[《セットアッパー》]]~ [[戦闘破壊]]された[[モンスター]]の[[攻撃力]]以下の[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]できる。~ -[[《リトル・オポジション》]]~ 同じ縦列の[[メインモンスターゾーン]]が使用されていない場合に、[[お互い]]に[[レベル]]2以下の[[モンスター]]を[[セット]]で[[リクルート]]できる。~ [[相手]]は[[任意効果]]だが[[リクルート]]した場合は[[デッキ破壊]]に繋がる。~ -[[《太陽の書》]]・[[《砂漠の光》]]・[[《星遺物の傀儡》]]~ [[モンスター]]を[[リバース]]する。~ [[《太陽の書》]]は1体だけだが[[通常魔法]]のため即時[[発動]]可能。~ [[《砂漠の光》]]は[[通常罠]]でありすべての[[モンスター]]を[[リバース]]できる。~ [[《星遺物の傀儡》]]は[[永続罠]]であり[[リバース]]できるのは[[モンスター]]1体のみだが繰り返しの使用が狙える。~ [[《カオスポッド》]]や[[《ニードルワーム》]]との[[シナジー]]が評価できる。~ [[フリーチェーン]]の場合は[[《抹殺の使徒》]]の回避にも使用可能で攻めにも守りにも使える。~ -[[《月の書》]]・[[《魔砲戦機ダルマ・カルマ》]]~ [[モンスター]]を[[セット]]する。~ [[《月の書》]]は1体だけだが[[速攻魔法]]のため[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]・[[効果]]の妨害にも使用可能。~ [[《魔砲戦機ダルマ・カルマ》]]はすべての[[モンスター]]を[[セット]]でき、[[セット]]できない[[モンスター]]の[[除去]]も行える。~ -[[《ジャンクスリープ》]]~ [[相手]]の[[召喚・特殊召喚>召喚・特殊召喚に成功した]]時にすべての[[モンスター]]を[[リバース]]でき、[[エンドフェイズ]]に[[セット]]できる。~ -[[《サン・アンド・ムーン》]]~ [[相手]][[モンスター]]が必要となるが、[[セット]]・[[リバース]]両方に使用可能。~ -[[《連続魔法》]]・[[《トランザクション・ロールバック》]]~ [[《手札抹殺》]]や[[《トリックスター・リンカーネイション》]]・[[《プレゼントカード》]]を[[コピー]]して[[デッキ破壊]]枚数を増やす。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[リバースした]]場合の[[効果]]を[[《スキルドレイン》]]・[[《聖なる輝き》]]・[[《停戦協定》]]等によって封じられると痛い。~ [[魔法・罠除去]]や[[カウンター罠]]、時には[[《禁止令》]]等も駆使して対応したい。~ これらは[[メタカード]]としての意味合いが強いので、[[サイドデッキ]]に用意しておくと良いだろう。~ また、[[リバースモンスター]]が根こそぎ[[除去]]される[[《抹殺の使徒》]]も天敵。~ こちらは[[メインデッキ]]からも投入できる[[《八式対魔法多重結界》]]や[[《砂漠の光》]]の[[チェーン]]で対処できる。~ さらに、恒常的に[[墓地]]の[[カード]]を[[デッキに戻す]]ことができる、[[【ガスタ】]]や[[【マドルチェ】]]なども苦手な相手となる。~ [[墓地へ送られた]][[トリガー]]を持つ[[カード]]や[[墓地]]で[[発動]]できる[[カード]]は利用されてしまうため、[[相手]]に[[アドバンテージ]]を与えてしまう。~ 中でも[[《ジャックポット7》]]とは非常に分が悪く、[[自分]]の[[カード]]のどのような[[効果]]でも[[墓地]]に[[《ジャックポット7》]]を落としてしまうと[[相手]]の[[特殊勝利]]に貢献してしまう。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] ***第1期(1999年〜2000年) [#history1] [[BOOSTER5]]で[[《ニードルワーム》]]と[[《メタモルポット》]]が登場した事で、[[OCG]]に[[デッキ破壊]]の戦術が加わった。~ また登場当初は「[[相手]]の[[デッキ]]に干渉する初の[[モンスター]]の一体」としても注目を集めた。~ ***第2期〜第3期(2000年〜2004年) [#history2] [[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]発売以降に登場した[[《サイバーポッド》]]・[[《現世と冥界の逆転》]]・[[《処刑人−マキュラ》]]等のこの戦術による勝利を高速化させる強力な[[カード]]が多数登場。~ これらを効果的に活かした[[【デッキ破壊1キル】]]等が当時の[[環境]]を席巻することとなった。~ ***第4期(2004年〜2006年) [#history4] [[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]に[[《サイバーポッド》]]が、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に[[《処刑人−マキュラ》]]が、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]がそれぞれ[[禁止カード]]になるという重い[[規制>制限強化]]を受けた為、従来の運用からの大幅な変更を余儀なくされた。~ ***第5期〜第6期(2006年〜2010年) [#history5] [[《ネクロフェイス》]]や[[《ヘル・テンペスト》]]等といった「[[デッキ]]から[[除外]]という形で[[デッキ破壊]]を行う」[[カード]]が登場。~ これらは[[相手]]に[[墓地]]利用させにくく、再利用も防ぎやすい点が注目された。~ その結果、[[【ネクロフェイス】]]や[[【トーチ・テンペスト】]]等が生み出され当時の[[環境]]でも結果を残していった。~ ***第7期(2010年〜2012年) [#history7] [[《ネクロフェイス》]]が[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]により[[制限カード]]になるという重い[[規制>制限強化]]を受けた為、従来の運用からの大幅な変更を余儀なくされた。~ ***第9期(2014年〜2017年) [#history9] [[15/01/01>リミットレギュレーション/2015年1月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]が[[制限復帰]]した。~ しかし、[[エラッタ]]により[[禁止カード]]化以前のような[[先攻]][[1ターンキル]]は不可能となった。~ ただし、[[《デビル・コメディアン》]]との[[コンボ]]などはあるため、かつての[[【現世と冥界の逆転】]]のギミックを活かした[[1ターンキル]][[デッキ]]としての構築自体は可能となった。~ 一方、[[【トーチ・テンペスト】]]は[[EXTRA PACK 2016]]で登場した[[【壊獣】]]の登場に伴い、それまでの[[デッキ破壊]][[コンボ]]一辺倒から一転、[[【壊獣】]]及び[[【ゴーレム】]]の戦略要素と折衷した[[コントロール]]色重視の[[デッキ破壊]][[コンボ]][[デッキ]]へと変化していった。~ 終盤になると[[マキシマム・クライシス]]で登場した[[《灰流うらら》]]により、「[[相手]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」[[効果]]を持つ[[カード]]を[[無力>無効]]化させることが簡単になった。~ その結果、「[[相手]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」[[効果]]を持つ[[カード]]に依存した[[デッキ]]は[[対策>メタを張る]]され易くなり、結果を残すのが厳しくなった。~ ***第10期(2017年〜2020年) [#history10] [[17/04/01>リミットレギュレーション/2017年4月1日]]の[[制限改訂]]での[[《妨げられた壊獣の眠り》]]の[[規制>制限強化]]や[[新マスタールール]]導入、[[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]の登場等に伴い、[[【トーチ・テンペスト】]]は従来の運用からの見直しを余儀なくされた。~ 一方、[[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[《トリックスター・リンカーネイション》]]を軸に据えた[[【トリックスター】]]が登場。~ [[《トリックスター・リンカーネイション》]]自体が[[《テラ・フォーミング》]]or[[《盆回し》]]→[[《トリックスター・ライトステージ》]]→[[《トリックスター・キャンディナ》]]からこの[[カード]]への[[サーチ]]が可能であり、実質11枚の[[サーチ]][[カード]]に対応する。~ その上[[《トリックスター・リンカーネイション》]]の[[効果]]の特性上[[デッキ破壊]]以外でも[[サーチ]][[メタ]]・[[手札破壊]]・[[トリックスター]][[蘇生]]用の[[カード]]として機能する点でも[[親和性>シナジー]]が高い。~ その結果、[[CODE OF THE DUELIST]]発売以降の[[環境]]では[[【トリックスター】]]を軸にしたタイプも結果を残すようになった。~ しかし[[17/10/01>リミットレギュレーション/2017年10月1日]]にて[[《トリックスター・リンカーネイション》]]が[[規制>制限強化]]され、また上述の[[サーチ]][[カード]]である[[《盆回し》]]も[[18/01/01>リミットレギュレーション/2018年1月1日]]に[[規制>制限強化]]されることとなった。~ その一方で、[[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[《レスキューフェレット》]]、及びその後の[[リンクモンスター]]の拡充に伴い、[[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]を絡めた戦術が研究・開発されるようになった。~ ***第11期(2020年〜) [#history11] [[デッキビルドパック タクティカル・マスターズ]]で、[[魔法カード]]主体で[[デッキ破壊]]を基本戦術とする[[【神碑】]]が登場。~ 公式が[[デッキ破壊]]を想定して[[デザイナーズデッキ]]を作成したというのは[[OCG]]史上で初の事例であり、【デッキ破壊】の歴史に大きな一石を投じた。~ 既存の[[デッキ破壊]]は[[カード]]を[[墓地へ送る]]ため[[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまうのが欠点であったが、[[神碑]]は[[除外]]で[[デッキ破壊]]を行うため逆利用されるリスクを減らしているのが特徴。~ [[デュエリストパック−輝石のデュエリスト編−]]で、[[《現世と冥界の逆転》]][[サポートカード]]が登場。~ [[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を緩和する[[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]が拡充されたが、[[23/10/01>リミットレギュレーション/2023年10月1日]]には[[禁止カード]]に指定されている。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《ニードルワーム》]] -[[《カオスポッド》]] -[[《メタモルポット》]] -[[《砂漠の光》]] **関連リンク [#link] -[[【ロックデッキデス】]] -[[【アンデットデッキデス】]] -[[【ネクロフェイス】]] -[[【トーチ・テンペスト】]] -[[【デッキ破壊1キル】]] --[[【三原式】]] -[[【現世と冥界の逆転】]] -[[【カオスループ】]] -[[《C・スネーク》軸【C(チェーン)】>【C(チェーン)】#CSNAKE]] -[[デッキ破壊型【昆虫族】>【昆虫族】#Deckout]] -[[【ボルテック・バイコーン】>【ライトニング・トライコーン】#VolticBicorn]] -[[【リチュアデッキデス】>【リチュア】#deckdeath]] -[[【スケルトン・パレード】>【ゴーストリック】#Skeleton]] -[[【ヴァンパイア】]] -[[【神碑】]] -[[デッキ集]] -[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]
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