ブラフ †
英単語の「Bluff」が由来で、「虚勢、はったり、こけおどし」のこと。
ゲームにおいては「相手の動揺を誘うために行うフェイント」を指す言葉として用いられる。
デュエルでは、自分の手札やセットされたカード等に何らかのアクションや言葉を加えて行われる。
特定のカードの存在を匂わせることで心理的にプレッシャーをかけ、相手のプレイングを抑制、あるいは誘導を狙うテクニックである。
- ブラフを成功させるには、それまでの試合展開もさることながら、表情や仕草などの心理戦や言葉による誘導が必要不可欠。
これがTCGの醍醐味でもあり、ゲーム作品のCPU戦やネット対戦では味わえない駆け引きである。
ただし、これらはあくまでも心理戦の範疇でなければならないので、行き過ぎないように注意が必要である。
例えば、意図的にルールを間違えたり、相手をせかしたり、セットするカード名や種類を宣言したり、公開情報について嘘を吐いたりするのは反則行為に当たる。
- 墓地に魔法使い族を溜め、《ダーク・リベレイション》を警戒させる。
- エクストラデッキを採用せず、使用デッキを【帝王】と誤認させる。
- 原作・アニメにおいて―
アニメゴーラッシュ!!の第79話の「遊歩vsマナブ」戦において、遊歩が裏側守備表示の《ヴォルカライズ・イフリート》をリバースさせようとした際に、観戦していたニャンデスターが「やめておいた方がいい」と述べている。
これは「裏側守備表示になる前までは高い攻撃力を得ていた《ヴォルカライズ・イフリート》が復活する事になる」という意味合いでの発言だったのだが、実際にはアドバンス召喚時の処理で高攻撃力を得ていたため、情報がリセットされてリバース後は元々の攻撃力0のままであった。
遊歩は当然その事を把握していたのだが、実は発言したニャンデスターもその事を把握しており、リバース後には「チッ…わかってたか」と舌打ちしている。
言わば誤情報でプレイヤーを間違った判断に誘導しようとした盤外戦術とも呼べるブラフであり、現実でこれを行うのはマナー違反になる。
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