《はじまりの星》のバックアップ(No.11)

《はじまりの星(ほし)》 †

通常魔法
【条件】５００ＬＰを払って発動できる。
【効果】自分のデッキの上からカード２枚を墓地へ送る。
その後、自分の墓地の通常モンスター（レベル５以下）、「フュージョン」、「融合」の中から１枚を選んで手札に加える事ができる。

　墓地肥やしを行う通常魔法はいくつかあるが、このカードはレベル５以下の通常モンスターかフュージョン召喚に必要なカードをサルベージできるためそれらのデッキと相性がいい。
　中でもレベル５以下の通常モンスターを素材とするデッキでは素材用のモンスターと選択できる。

　素材の通常モンスターと《フュージョン》の調達という観点では《スター・リスタート》と被るところはある。
　あちらは腐った手札をデッキの下に戻すことができ、蘇生故にレベル５を選択した場合はサルベージのこちらよりアドバンテージの観点で優れる。
　こちらは墓地肥やしを行える点、墓地に《フュージョン》が無くともディスアドバンテージにならない点、《融合》もサルベージ範囲に含まれる点で優れる。
　通常モンスターと《フュージョン》主体のデッキでは両方を投入してフュージョン召喚をしやすくするのもいいだろう。

　その他素材に限らず、対応範囲の通常モンスターを再利用する魔法カードとしては《レジェンド・ストライク》、《パラレルバース・ゲート》も存在する。
　こちらは引き続き墓地肥やしを伴うことと、制限が少ないことが強みとなる。
　墓地肥やしを伴いながら通常モンスターと交換することから、通常モンスターのステータスの高さなどを活用しつつ、効果モンスターとの効果の有無によるパワー差を埋めることができる。
　通常モンスターを多く採用するが墓地リソースが欲しい《竜骸のプシュケラ》軸の【恐竜族】、【風属性】、【岩石族】などではデッキ圧縮手段として役立つだろう。
　中でも《フュージョン》も採用できる火麺寄りの【炎族】、【Ｅ・ＨＥＲＯ】とは特に相性が良いと言えるか。