《邪犬武闘神シバ》のバックアップ(No.12)

《邪犬武闘神(じゃけんぶとうしん)シバ》 †

効果モンスター
星８/闇属性/獣戦士族/攻2500/守1800
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター（レベル５～７／獣戦士族）１体を選び、
自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。

　コスト・デメリット無しの緩い条件で最上級モンスターも蘇生でき、自身も高いステータスを持つ非常に強力なモンスター。
　特殊召喚できるモンスターのほとんどが攻撃力2000以上のため、総攻撃力を高めることができる。
　筆頭はさらにモンスターを展開できる《邪犬雷帝ドライヌ》だろう。
　あちらで通常モンスターを蘇生すれば一気に３体のモンスターを並べられる。
　《サベージ・クロー・タイガー》を蘇生すればあちらの効果で攻撃力3100となるので大型モンスターの戦闘破壊に期待できる。
　《獣機界王カタパルト・デビルコング》はこのカードをコストに除去ができるが、得策とは言えないので守備表示で特殊召喚した時など攻撃ができない状況であれば考えられる。
　除去の枚数は減るが、後に登場した《真・獣機界王デビルコング》で他のモンスターをコストにした方が無難だろう。

　蘇生効果に目を奪われがちだが、元々の攻撃力2500の獣戦士族という点も見逃せない。
　最上級モンスターの基準値を持っているので単純な戦闘では有利に立て、《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》下ではより戦闘破壊範囲を広げられる。

　レベルが８なので《獣機界トライク・フォックス》や《ビースト・サモナー》に対応しておらず、特殊召喚を狙う場合は選択肢が限られる点は欠点。

カード名は犬の品種の「柴犬」とヒンドゥー教の神である「シヴァ」のダブルミーニングか。
シヴァは「破壊」と「再生」を司る神であり、蘇生効果は後者がモチーフとなっているのだろう。

このモンスターの攻撃時、あどけない子犬に化けて相手を油断させ、直後にマッシブな体型に変化して左フックで殴るという描写がなされた。
この時の殴っている姿は、ネットで話題になった「右フック犬」が元ネタである。
また、使用者のボチ自身もこのモンスターと似たような方法で戦う暗殺拳「邪犬愛凶拳」の使い手でもある。