デッキ破壊のバックアップ(No.13)

デッキ破壊 †

　相手のデッキの枚数を減らす行為のこと。
　その目的は、相手をデッキ切れに追い込む事である。

　OCGにも存在する戦術であるが、OCGではOCG:《ニードルワーム》等のデッキを墓地へ送るカードで主に行われる。
　ラッシュデュエルでは相手のデッキのみを墓地へ送れるカードは少なく、お互いのデッキを墓地へ送るカードが殆どなので、相手以前に自分がデッキ切れで負けないことも重要となる。
　相手にドローさせてからのハンデスにより次のドローフェイズに多くドローさせるのも、ラッシュデュエル独自のデッキデス戦術の１つである。

　ラッシュデュエルにも、デッキ切れによる勝利を狙うデッキも存在はしている。
　しかし、OCGのそれと比べるとデッキ破壊自体を熱心に行ってもターン数がかかりロック手段も限られているため、自分が負けないうちに相手が通常のドローでデッキを引ききっての自滅を待つタイプのデッキとなっている。
　そのため、このデッキタイプは【デッキ破壊】ではなく【ＬＯ】（ライブラリアウトの略）と呼ばれることが多い。
　具体的には元々のデッキ枚数やロック手段や罠カードを多めにする、手札消費を減らす、自分は墓地コストを大量に使うなどの特徴が挙げられる。

　デュエル経過中でのデッキ破壊の影響としては殆どの魔法・罠カードの再利用が難しいデザインなのでそちらをデッキ破壊に巻き込めるのは大きい。
　ただし、他のカードは単純に相手の墓地アドバンテージとなり、それに対するロックが難しいことから逆転負けの危険性も低くない。

「ライブラリ（ライブラリー、Library）」とはトレーディングカードゲーム「マジック：ザ・ギャザリング」において「ゲームの最中のデッキ」及び「それを置く領域（Zone）」を指す用語。
ラッシュデュエルで言うなら「デッキゾーン」及び「そこに置かれているデッキ本体」の両方を指す。
「マジック：ザ・ギャザリング」において「デッキ」は構築を指し、ラッシュデュエルでのデュエル前のメインデッキ・エクストラデッキの総称に相当するため、「ライブラリ」とは区別されている。
「ライブラリアウト」も「マジック：ザ・ギャザリング」由来の言葉である。

デッキデスとも呼ばれる。
遊戯王OCGでは古くからこちらの呼び方も親しまれており、デッキ破壊系のデッキ名にこの「デッキデス」という言葉が使われる事もある。

原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「ルークvs洗井新太」戦で新太がこの戦略を仕掛けている。
《洗浄のサンタクロス》３体を使ってルークの手札を増やし、《潔癖大将ビック・タイディ》で手札交換を強制させ、ドロー不可能による１ターンキルを狙った。
残りデッキ枚数を一桁まで追い詰めるも、《ドラゴニック・ディスオーダー》によって詰めの一撃を妨害され、デッキ破壊は失敗した。
- ギャラリーの遊我達も新太の戦術に対し「デッキ破壊」という言葉を使っており、アニメSEVENS世界でもこの言葉が浸透している様子。
  なお、デュエルを始めて日が浅いロミンはこの戦法を知らなかったため、あちらの世界でもマイナーな戦法である様だ。

アニメ遊戯王シリーズでデッキ破壊が行われるのはシリーズ４作目のZEXAL以来３作品ぶりである。

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デッキ破壊 のバックアップ(No.13)

デッキ破壊 †

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