《創世神》のバックアップ(No.16)

《創世神(ザ・クリエイター)》 †

効果モンスター（LEGEND）
星８/光属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは墓地から特殊召喚できない。
【条件】自分の手札がある場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター１体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
その後、自分は手札１枚を選んで墓地へ送る。

　手札１枚と引き換えに任意のモンスターを蘇生できる。
　ラッシュデュエルは通常のドローが多いため手札に余裕を持たせやすく、墓地が肥えた中盤以降では蘇生先の選択肢も広い。
　3000の守備力を突破できるモンスターは限られており、アドバンスセットから相手の攻撃で表側守備表示になれば、複数ターンに渡って維持し続け、戦線を強化する動きも狙いやすい。
　攻撃力は2300と最上級モンスターの基準値未満なので脆く、アドバンス召喚したターンは効果を取るか守備力3000を取るかを選ぶことになる。

　欠点は自身の一切の蘇生が封じられている点。
　墓地へ送られた後に再利用したい場合は、手札やデッキに回収する事になる。
　《死者転生》は蘇生したいモンスターを墓地へ送りつつ墓地に存在するこのカードを再利用する手段となるが、このカードの効果と合わせると手札消費は重い。
　また、このカードを採用するということは蘇生を生かす方向のデッキなので、《死者蘇生》で万能な蘇生カード２枚体制も考えられる点が悩ましい。
　なお、相手の《死者蘇生》に選ばれないという点ではメリットにもなる。

　【ライズ】や【炎族】、【水族】で採用する場合は、即効性は無いが《ケミスペット・ニャンコ》でデッキトップへ送るという手もある。

遊戯王OCGにも登場していたカードの１枚であるが、効果の細部が異なる。
あちらでは「発動時に墓地のモンスターを選択→手札を捨てる→蘇生」という流れだが、こちらでは「処理時に墓地のモンスターを選択→蘇生→手札を墓地へ送る」と、処理順序で差異がある。

OCG:《創世神》は、手札を先に捨てるものの、手札から捨てたモンスターを特殊召喚することはできない。
ラッシュデュエルに登場するにあたって効果処理の順番が入れ替わったのは「手札から墓地へ送るモンスターは特殊召喚できない」ことを分かりやすく表現するためだと考えられる。