《手札抹殺》のバックアップ(No.16)

《手札抹殺(てふだまっさつ)》 †

通常魔法（LEGEND）
【条件】なし
【効果】手札があるプレイヤーは、手札を全て墓地へ送る。
その後、お互いは［この効果で自身が墓地へ送ったカードの数］だけドローする。

　ラッシュデュエルは毎ターン手札が５枚になるまでドローするため、手札交換する枚数は多くなりやすく、デッキ圧縮と墓地肥やしが見込める。
　上級・最上級モンスターばかりといった手札事故の際にも、その解消が見込める。

　デメリットとしては相手の手札事故を解消してしまったり、デッキ圧縮を助けてしまう可能性がある点か。
　しかし、ラッシュデュエルでは相手ターンに多く手札を持つことはそれほど多くない。
　相手が手札を抱えている状況は、特定のカードのための手札コストやマキシマムモンスターを揃えつつあるという状況が多く、強制的に入れ替えることがメリットになりやすい。

　最上級モンスターをこのカードで墓地に捨てておき、《デーモンの呼び笛》や《暴虐の報い》などで蘇生を狙うのも良い。
　変わった使い方としては、《キングス・リワード》や《魔人の熱風》、《洗浄のサンタクロス》を使うなどして、相手の手札をわざと増やした上でこのカードを発動し、デッキデスに繋げるコンボがある。
　上述の通り相手の墓地を肥やす危険はあるが、ラッシュデュエルの性質上数ターンである程度デッキが削れている可能性もあり、デッキ切れ勝利を狙ってみるのも良いだろう。

遊戯王OCGにも登場していたカードの１枚である。
- イラストで捨てられているカードは、ラッシュデュエルのカードプールに合わせたものに変更されており、全てデッキ改造パック超速のラッシュロード！！で登場したカードである。
  また、手札を「抹殺」している人物の手の色が緑がかったものに変更されている。

原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「遊我vsロア」戦でロアが使用。
強制的に手札交換させることで、不正カード疑惑が出ていた《セブンスロード・マジシャン》を遊我にドローさせようとした。
また、自身の手札の《ロイヤルデモンズ・グルーピー》を墓地へ送り、《キングス・ディグニティ》の発動条件を満たすことにも繋げている。
「ロアvsユウカ」戦では、罠カード《炎のキング・シフト》で最上級モンスターの攻撃が封じられた状態で発動され、突破口となるカードを引き当てる事に成功した。

Ｑ：自分だけが手札がある場合、このカードを発動できますか？
Ａ：できます。
　　（相手だけが手札がある場合でも発動できます。）
　　なお、お互いの手札が０枚の場合は発動できません。(21/01/28)

Ｑ：相手の手札の枚数が相手のデッキの枚数より多い場合このカードを発動できますか？
　　また自分の手札の枚数が自分のデッキの枚数より多い場合はどうでしょう？
Ａ：相手の手札の枚数が相手のデッキの枚数より多い場合でも、自分はこのカードを発動することができます。
　　また、自分のこのカードを除く手札の枚数が自分のデッキの枚数より多い場合は、自分はこのカードを発動することができません。(21/01/28)