《時の機械-タイム・マシーン》 †
罠カード
【条件】モンスター1体のみが戦闘で破壊された時に発動できる。
【効果】そのモンスターを、そのモンスターが破壊された時のコントローラーのフィールドに同じ表示形式で特殊召喚する
(そのモンスターがマキシマムモードだった場合、その全てを揃えてマキシマムモードで特殊召喚する)。
灼熱のサラマンデウスで登場した罠カード。
モンスター1体のみが戦闘破壊された時、そのモンスターを同じ表示形式で蘇生する効果を持つ。
一度きりの疑似的な戦闘破壊耐性のように扱える。
マキシマムモードもそのままの状態で戻す事ができ、戦闘ダメージこそ受けてしまうが《楽姫の独演》や《終焔の絶望》と違いレベル9以上の攻撃に対しても発動できる。
また、相手モンスターに対しても使用でき、直接攻撃に制限がある時やモンスター限定の連続攻撃が可能な時に使う事で攻撃の的を作り出すことも可能。
永続効果やフィールド魔法以外の強化・弱体化等の効果がリセットされる点が戦闘破壊耐性とは異なる。
これにより弱体化後にサンドバッグになるリスクが少なく、他の罠カードを警戒して一番攻撃力の高いモンスター以外から攻撃してくるプレイングを裏目にすることもできる。
逆に強化が無くなり不利になる場面もあるが、その場合は他のモンスターに使うため温存できる点では柔軟性がある。
その他、ターンを跨ぐ必要はあるが自分のモンスターが攻撃して戦闘破壊された場合に発動することで、再度本来の攻撃力で攻撃できる。
これは元々の攻撃力が下がっているプライムモンスター等で自爆特攻したり、相手の罠カードによる弱体化で返り討ちに合い戦闘破壊された場面で活用できる。
扱いやすいカードではあるが、効果破壊には対応しておらず、メインフェイズ中に除去される恐れもあるので過信は禁物。
攻撃力が低く戦闘破壊されやすい代わりに効果破壊耐性を持つ《機動砦 マキシマム・ガジェット》とは相性がいい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメゴーラッシュ!!において、ユウナが開発したカード。
その本質は、デュエルエネルギーを利用して時間移動を行う、正真正銘のタイムマシーンである。
そのため、開発者であるユウナ本人の手によって厳重に保管されていたが、目を離した隙にオーティス(遊飛)に持ち出されてしまう。
その後、「エポックvsオーティス(遊飛)」戦でオーティスが使用。
《ロードスター・グラディマギア》の戦闘破壊をトリガーに発動し、あちらを蘇生することで二度目の攻撃に繋げ、オーティスは勝利した。
デュエル終了後、対戦相手のエポックはイラストに描かれたタイムマシーンに吸い込まれるようにして姿を消している。
なお、このカード自身はデュエル後にオーティスからユウナに返却されている。
「遊歩vsユウナ」戦ではユウナが使用しており、下記の通り、このカードに焦点が当てられたデュエルであった。
紆余曲折の末、最終的に《セレブローズ・インコグニート・マジシャン》の戦闘破壊時に発動され、あちらを蘇生した。
放置されたこのカードは再びオーティス(遊飛)が所持しており、その後の「vsユウディアス」戦でも使用されている。
オーティス(遊飛)が打倒された後はアサカが隠匿も兼ねて自身のデッキに投入しており、「遊歩vsアサカ」(2戦目)においてドローされたものの、悉く妨害され発動に成功する事は無かった。
- ユウナが使用した際の発動時の口上は「過ぎ去った未来、まだ訪れぬ過去。時を旅するもののいま。さだめは夢か残像か。待ち望んでいたこの瞬間…罠カード《時の機械-タイム・マシーン》を発動!」。
- ユウナがこのカードを開発した理由は、未来へと帰った遊我の元へと自分が向かうためであった。
実際にユウナによってこのカードが発動された「遊歩vsユウナ」戦の後、ユウナはどの時空に飛ばされるかもわからない中で、遊我の時代に辿り着く可能性に賭け、自らタイムマシーンの中へと進んで行った。
- なお、後の「ユウディアスvsオーティス(遊飛)」戦でも、このカードを発動した故にモンスター限定の連続攻撃が可能な《トランザム・ディスカルマ・ライナック》の追加攻撃を許してしまい、敗北する同じ流れとなっている。
ただしこの時は、アニメでよく見られる相手の使用するカードの効果が不明であったが故の結果論であり、上記のユウナのケースとは本質的に異なる。
関連カード †
収録パック等 †
外部リンク †