《１０ｓｉｏｎＭＡＸ！！！》のバックアップ(No.20)

《１０ｓｉｏｎＭＡＸ(テンションマックス)！！！》 †

通常魔法
【条件】手札のモンスター１体を墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの表側表示モンスター１体を選ぶ。
このターン、そのモンスターの攻撃力は４００アップし、その攻撃は貫通する。
そのモンスターがレベル１０の場合、相手に１０００ダメージを与える。

　モンスター１体を強化しつつ貫通を付与できるカード。
　現在条件・効果ともに種族やレベルを一切問わずモンスターを強化できる魔法カードはこのカードしかないため、まずこの点で使いやすい。
　強化値は400と低めではあるが、下級モンスター同士・最上級モンスター同士の攻撃力差を逆転させるには十二分な働きをする。
　更に貫通効果により、相手が守備表示の壁を出して粘っている状況では有力なダメージ源となる。
　こうした膠着状態では手札が余りやすく、手札コストも支払いやすい。

　連続攻撃できる《連撃竜ドラギアス》なら実質的に800のダメージ増加であり、あちら単体では突破できない守備力2500以上のモンスターの解決にもなるため相性が良い。

　レベル10に使用した場合さらに1000のバーンが発生する。
　レベル10は現在マキシマムモンスターのみで攻撃力が高いため貫通付与の適性も高く、バーンと戦闘で相手のライフポイントを大きく削ることができる。
　さらにマキシマム召喚を行ったターン以外は手札でモンスターを持て余しがちであるため、手札コストの用意も難しくない。
　特に守備表示モンスターを並べられると突破手段を持たない《超魔機神マグナム・オーバーロード》・《幻竜重騎ウォームＥｘカベーター》にとっては相性の良い強化カードと言える。

　種族を問わず使用でき、劣勢時の逆襲にも、優勢時のトドメの一突きにも使える、汎用性の高いカードである。
　登場以来レベル10モンスターを特に採用しないデッキでも広く採用されている。

「Tension」とは、「緊張、不安」などを意味する英語で、本来はネガティブな意味合いで用いられる言葉である。
ただ、日本では「気分、気持ち」を表す言葉として定着しており、本来の意味とはまるで異なっている。

Ｑ：《１０ｓｉｏｎＭＡＸ！！！》の効果で１０００ダメージを与えるタイミングはいつですか？
Ａ：《１０ｓｉｏｎＭＡＸ！！！》を発動したときです。
　　（戦闘ダメージを与えたときではありません）。(20/12/11)