《シールド・ボーリング・コング》 †
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2300/守1700
【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
【効果】相手フィールドの裏側表示モンスター1体を選んで破壊する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
デッキ改造パック 宿命のパワーデストラクション!!で登場した地属性・機械族の最上級効果モンスター。
召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに、相手フィールドの裏側表示モンスター1体を破壊し、その後自己強化する効果を持つ。
召喚・特殊召喚したターン限定であるが、効果を発動できればモンスターを破壊しつつ自身の攻撃力を強化できる。
強化値も1000と高く強化後の攻撃力は3000を越えるため、大抵のモンスターを戦闘破壊できるだろう。
地属性・機械族であるため、《重騎屋戦法》で消費を抑えて特殊召喚できるのも評価点。
特に《重騎屋戦法》は召喚・特殊召喚ターンにしか効果を発動できないこのカードとシナジーが強い。
しかし、破壊するモンスターが裏側守備表示に限定されているのが難点。
現在のラッシュデュエルでは能動的に相手モンスターを裏側守備表示にする方法が限られているため、狙ったモンスターを破壊できるかはこちらの手札次第となってしまう。
能動的に狙うなら《シエスタトレーロ》が墓地コストのみで行えて、なおかつ下級モンスターであるため扱いやすい。
他にも《闇の訪れ》は少々重いが、手札コストにしたこのカードを《重騎屋戦法》で蘇生する動きが可能。
手札を減らすために裏側守備表示でモンスターを残す場合はあるため、能動的な操作が難しければそれを狙うと良いか。
- カード名は「シールド」「ボーリング」「コング」を組み合わせている。
このカードのイラストや下記のアニメにおける演出などを見るに、ここでの「シールド」とは「シールドマシン」のことを指しているのだろう。
- 「シールドマシン」はシールド工法で使用される機械で、地盤を横に掘り進める事ができるためトンネルを掘る場合などによく使用される。
- 「ボーリング(ボーリング調査)」とは地面に円筒形状の穴を空け、深さ1メートルごとに標準貫入試験を実施して土のサンプルを採取する行為。
これによって、掘っている部分の土質や強度が判断できる。
また、ドリルで開けた穴を大きくする過程の事でもあり、日本語では前者は「試錐」、後者は「中ぐり」とも呼ばれる。
- 「コング(Kong)」とは、1933年の特撮映画『キングコング』(原題:King Kong)などに登場する巨大なゴリラの怪獣「キングコング(コング大王)」の愛称である。
巨大恐竜の生き残りや大怪獣達の住まう髑髏島の王、というのが「キング」の由来とされている。
この映画の影響で、日本の創作作品ではゴリラがモデルのキャラクターに「~コング」と名付けられていることが多い。
- ちなみに、「Kong」という名前は『キングコング』の監督の1人であるメリアン・C・クーパーが過去に考案した「コンゴ(Congo)からゴリラを捕まえてきてコモドドラゴン(Komodo Dragon)と戦わせる」企画が元になっている。
- 召喚時の口上は「その強さはシールドマシンを超え、その深さはボーリングマシンを超える。森の賢者、大地の王者。ほえろ《シールド・ボーリング・コング》!」
- 効果名は「ごうほうほうほうほう」と同じ言葉が続くが、これはゴリラ(コング)の「ウホ」という鳴き声を意識したものだろう。
日本ではゴリラのモノマネやネタとしてよく使われるが、実際のゴリラの鳴き声は個体や種類によっても異なる。
関連カード †
―《シールド・ボーリング・コング》の姿が見られるカード
収録パック等 †
外部リンク †