アドバンテージ

 「優位(性)」や「利益」を意味するカードゲーム用語(非公式用語)。
 英語の「Advantage(アドバンテージ)」の意味。


概要

 トレーディングカードゲーム(TCG)において「アドバンテージを持つ」「アドバンテージがある」とは「対戦相手よりも優位になること」を言う。
 例えば、「相手より手札の枚数が多い」とか、「相手よりフィールドモンスターの数が多い」といった状況がわかりやすい。
 前者は「ハンド・アドバンテージ」、後者は「ボード・アドバンテージ」を持っている状態である。

 また、「アドバンテージを稼ぐ」「アドバンテージを得る」とは、カードの効果等で「自分が利益を稼ぐ・得ること」を言う。
 例えば、「1枚のカードで2枚のカード破壊した」とか、「1枚のカードで2枚ドローした」時がわかりやすい。
 前者は自分カード1枚で相手の2枚のカードを失わせたのでカード1枚分、得をしたことになる。
 後者は自分カード1枚が自分手札2枚に増えたのでカード1枚分、得をしたことになる。
 その逆は「アドバンテージを損なう」「ディスアドバンテージを負う」と表現される。

アドバンテージの種類

情報アドバンテージ

 手札セットされたカードデッキ等の非公開情報の内容を知ることで得られるアドバンテージのこと。

 直接的なアドバンテージではないが、相手デッキや戦況を把握し効果的に対処できるようになることから、重要度は高い。
 自分から得るだけでなく、相手のプレイングで間接的に得られる場合もある。
 無論、情報を取得できてもそれに対抗する手段がなければ活かせないので、情報を得るためにカードを消費するのは得策ではない。

ボード・アドバンテージ

 既にフィールドに出しているカードについてのアドバンテージ。
 「フィールドに多くのカードを出しているプレイヤーが有利」とする考えに基づく。

ハンド・アドバンテージ

 手札として持っているカードについてのアドバンテージ(優位性)。
 「手札を多く持っているプレイヤーが有利」とする考えに基づく。

 毎ターン手札を5枚になるようにドローできるラッシュデュエルでは、「相手より手札が多いから有利」という概念は無く、「いかに手札を使いきるか」が重視される傾向にある。
 しかし、手札が増えればその分できることも増えるので、特に自分ターンでは重要なアドバンテージとなる。

ライフ・アドバンテージ

 ライフポイントについてのアドバンテージ(優位性)。
 「ライフを多いプレイヤーが有利」とする考えに基づく。

 このカードゲームにおける勝利手段のうち最も一般的なものは、相手ライフポイントを0にすることである。
 そのため、デュエルする際はいかに相手ライフポイントを減らしつつ自分ライフポイントを守るかという駆け引きが常に生まれてくる。
 相手ライフを減らす形でのライフ・アドバンテージの獲得はこのゲームで最も優先されるべき事項であると言える。

関連リンク


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS