《人造人間－サイコ・ショッカー》のバックアップ(No.31)

《人造人間(じんぞうにんげん)－サイコ・ショッカー》 †

効果モンスター（LEGEND）
星６/闇属性/機械族/攻2400/守1500
【条件】なし
【永続効果】お互いは罠カードを発動できず、お互いの罠カードの効果は無効化される。

　永続効果により罠カードを封殺しつつ攻め立てられる。
　永続効果は召喚・特殊召喚・リバースと同時に適用されるため、《落とし穴》・《マジカルテット・ショック》のようなカードも封じられる。
　ラッシュデュエルでは事前除去以外の方法でそれらの伏せカードに対処するのが難しく、その点で貴重なモンスターと言える。
　また、副次的なメリットとして、相手の魔法＆罠ゾーンが罠カードやブラフとしてセットされた魔法カードのみで埋まっていた場合、相手の魔法＆罠ゾーンを封殺できる。
　これにより、相手は次のターン以降は手札で余った魔法・罠カードを処理できなくなり、通常のドロー枚数を減らす事にも繋がる。

　単体運用した場合の欠点としては自分も罠カードでこのモンスターを守れなくなる点だろう。
　攻撃力も上級モンスターとしては高いが最上級モンスターの基準値に一歩及ばず、戦闘破壊で突破される可能性も高い。
　維持を狙うのならば何らかの装備魔法かフィールド魔法で攻撃力を強化し、2500を上回る打点は確保しておきたい。
　守備力は1500なので表示形式の変更を受けても大半の下級モンスターの攻撃には耐えられるが、最高打点の1600には突破されてしまう。
　上級モンスターでは《風使いトルネ》は表示形式を変更する汎用モンスターなので警戒が必要。
　《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》と併用すれば自身の攻撃力を強化しつつあちらの攻撃力を下げられるため相性が良い。

　総じて単体運用においては、「長生きはしない」という前提で運用するのが無難だろう。
　早いターンでの決着を狙い、魔法・罠除去をほぼ起用しない【フルモンスター】等は相性が良い。
　その他、一度に複数の罠カード対策ができる効果を重視するデッキで、《人造人間－サイコ・リターナー》や《大嵐》と同時採用するという考え方もある。

　何らかの種族・属性サポート、あるいはこのカード専用のサポートを駆使すれば維持もだいぶやりやすくなる。
　特に《電脳加速器》はこのカードの弱点である「自分の罠カードの使用を妨害してしまう」という点を克服でき、相手のみの無効化となる。
　ただし、【サイコ・ショッカー】に罠カードを多く採用しすぎるとあちらが手札に確保できない場合、あるいは相手に除去された場合に目論見が崩れ、自分の魔法＆罠ゾーンを塞いでしまうリスクがある。
　どの程度の枚数の罠カードを採用するかのセンスが問われると言えよう。

OCG版と同じく「罠カードの効果は無効化される」という効果を持つが、ラッシュデュエルにはOCG:チェーンの概念がなく、OCG:永続罠も存在しないため、無効にする罠カードの効果がそもそも存在しておらず、現状無意味なテキストになっている。

原作「遊☆戯☆王」及び遊戯王OCGにも登場していたカードの１枚である。
- 原作・アニメでは「自身がフィールドにいる限り、相手は罠カードを使えない」「自身の召喚・特殊召喚時に、相手フィールドの罠カードを全て破壊する」というOCG以上に強烈な効果を持っていた。
  ちなみに原作ではレベル７の最上級モンスターであった。

OCGでは実に７年もの間「OCG:制限カード」に指定されていた実績を持つ、まさしく「伝説」と呼べるモンスター。
全盛期にはこのカードの採用率の高さから「コンセプトや明確な理由がないならば、罠カードの採用枚数は少なめにすべき」という理論が一般化する程の存在感を放っていた。

Ｑ：フィールドに《人造人間－サイコ・ショッカー》がいる場合、《重楽鬼アンサンブルファイター》の効果を発動する事はできますか？
Ａ：《重楽鬼アンサンブルファイター》の効果を発動する事ができます。(21/02/12)

Ｑ：《エンシェント・バリア》の効果で、《人造人間－サイコ・ショッカー》や効果を発動した《レザーライフ・ドラゴン》を選ぶ事は出来ますか？
Ａ：《人造人間－サイコ・ショッカー》や効果を発動した《レザーライフ・ドラゴン》を選ぶ事ができます。(21/02/12)

Ｑ：《人造人間－サイコ・ショッカー》が通常召喚された時に、《落とし穴》を発動する事はできますか？
Ａ：《落とし穴》を発動する事はできません。
　　通常召喚された《人造人間－サイコ・ショッカー》の罠カードを発動できない永続効果がすぐに適用されてしまうためです。(21/02/12)