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攻撃力０のモンスター及びそのサポートカードを活用し、攻撃力０のモンスターでビートダウンし勝利を目指す異色のデッキ。
《右手に盾を左手に剣を》 通常魔法（LEGEND） 【条件】なし 【効果】お互いのフィールドの全ての表側表示モンスターの元々の攻撃力・守備力を、 ターン終了時まで入れ替える。
このデッキでは、攻撃力０のモンスターをサポートカード等で強化し一気に攻勢に出る。
しかし、攻めに転じた次の相手ターンを概ね攻撃力０のモンスターを攻撃表示にしたまま迎えざるを得ないため、罠カードを多めに採用し、守りに長じたデッキ構成を行いたい。
攻撃力０系サポートカードの中に闇属性のサポートカードを兼ねるものがあるため、攻撃力０モンスターの中でも闇属性のものを優先的に採用するとよい。
あくまで攻撃力０を優先して採用するのであり、サポートカードを受けられなくとも必要とあれば攻撃力０以外のモンスターも候補に入る。
―攻撃力０
―罠カード
低攻撃力を晒しやすい上に攻勢が整うのに時間がかかるデッキのため、罠カードは多めに採用したい。
―罠カード
悪魔族最上級モンスターの《イスの冥王ダユー》・《イスの鏡王ダユー・エイビス》を軸としたタイプ。
《イスの冥王ダユー》は他に高レベルの攻撃力０を並べる事で真価を発揮するので素早いアドバンス召喚は必須となる。
有力なサポートカードが《暗黒の玉座》であり、レベル８なので《イスの冥王ダユー》の攻撃力が4000になる。
ただしあちらの条件で墓地に攻撃力０が８体必要になるので素早い墓地肥やしも求められる。
墓地肥やしは《ドウェルチェア・コード》・《ドウェルチェア・スケイル》によるサルベージ・蘇生や《イスの鏡王ダユー・エイビス》の効果にも繋がるので動きの連携を図りやすい。
狙っていきたいのが《イスの冥王ダユー》らへの強化の重ねがけ。
例えば、《魔将セメルーラ》で《イスの冥王ダユー》を特殊召喚し、《暗黒の玉座》を対象にすることで、攻撃力は2400＋4000で6400となる。
《魔将セメルーラ》＋《暗黒の玉座》＋《右手に盾を左手に剣を》ならば実に攻撃力8800を実現できる。
基礎強化値は落ちるが《魔将分隊 武組》も攻撃力3000＋墓地のモンスターの数の強化となる。
上手く並べれば高い攻撃力を得やすい反面、最上級モンスターを多く採用する、並べるまでの消費が大きいといった点から事故率も高い。
罠カードのスペースを入れづらく、相手ターンをしのぐのは難しいのでギミックを回す事を意識して高い攻撃力で１ターンキルを狙っていきたい。
相手のライフポイントを削るのが難しい場合は、サブプランとして相手のデッキ切れを狙うＬＯ戦術に切り替えるのがよい。
このデッキは墓地肥やしを多用するためデッキが減る速度は早いが、《イスの鏡王ダユー・エイビス》で好きなだけ墓地のモンスターをデッキに戻せるためデッキ切れによる敗北を回避しやすいのである。
《イスの鏡王ダユー・エイビス》でデッキを回復しつつ、ひたすら持ち前の防御力で粘り続けることで、相手がデッキ切れで自滅する事を狙える。
なおその性質上、【ＬＯ】デッキには猛烈に強い。
《はぐれ使い魔》とはぐれを主軸としたデッキ。
サポートカードの都合上【魔法使い族】の要素も入る。
エンドカードとして利用できるのが《はぐれ使い魔シグナル》の存在であり、このカードを如何にして手札に加えるか、攻撃力０の魔法使い族を並べるかが重要となる。
前者は手札交換カードの《はぐれ使い魔術師》・《はぐれ集会》・《アメイジング・ディーラー》、後者は《まぐれ使い魔》・《Ｍｒ.アルケ》を利用するのが手。
手札交換は《はぐれ集会》・《まぐれ使い魔》・《はぐれネコジェラシー》と、墓地に《はぐれ使い魔》が欲しいカードの補助にもなる。
攻撃力０ではないが、《ルミナス・シャーマン》は強化した《はぐれ使い魔》に直接攻撃を付与してフィニッシャーにしやすくなる。
《はぐれ使い魔シグナル》は相手モンスターが多いほど効力を発揮するため、モンスター除去よりも耐性付与や攻撃を防ぐ防御用の罠カードを優先したい。
展開を同時に行う《仙人の神髄》、直接攻撃も防げる《はぐれネコジェラシー》が使いやすい。
マキシマムモードに関しては《はぐれ使い魔シグナル》の強化値が低くなるうえ、《右手に盾を左手に剣を》も使えないので天敵。
弱体化を行う《陰陽封陣》や除去を行う《雷帝ザボルグ》・《風帝ライザー》など、戦術と多少アンチシナジーでも最優先で排除できるようにしておく必要がある。
必須カードが《はぐれ使い魔》・《まぐれ使い魔》・《はぐれ使い魔シグナル》程度なので【攻撃力０】として運用するのではなく【魔法使い族】に寄せた運用も可能。
《はぐれ使い魔女》を採用すればフュージョン召喚で《セブンスロード・アルテマウィッチ》を出せるようになり、こちらで攻めるサブプランを立てられる。
《セブンスロード・ウィッチ》は《セブンスロード・マジシャン》を特殊召喚できるので《セブンス・ワンダー・フュージョン》も採用でき、《魔導竜騎士－セブンスギアス》の素材となる《連撃竜ドラギアス》は《まぐれ使い魔》のダブルコストモンスター化を活かせる、と選択肢を増やせる。
攻撃力０で統一されたラヴを主軸としたデッキ。
サポートカードの都合上【天使族】の要素が強い。
詳細はリンク先を参照。
大まかな動きはデッキタイプで変わるが、おおむね防御カードで粘りながら、豊富な墓地肥やしカードで墓地にカードを貯めていく動きは共通する。
蘇生札の《ドウェルチェア・スケイル》はじめ墓地利用カードが多いので、墓地にカードがたまるごとに動きの自由度が増していく。
準備が整い次第エースとなるモンスターを高攻撃力で召喚して反転攻勢に出る。
このデッキで使用するカードの強化値は大きいが、１ターンで相手を倒し切るのは難しいため、多くの場合２～３回は攻勢に出る必要があるだろう。
そもそもの問題として、何らかの効果を使わないと全く攻めに出られない、というこのデッキの性質自体が扱いづらい。
この性質のために、相手フィールドに罠カードが残りやすいため、反転攻勢時の攻撃が止められやすい。
アタッカーとなるカードが限られる都合上マストカウンターがバレバレのため情報アドバンテージで弱く、ピンポイントで対策されたらどうしようもない。
【攻撃力０】自体が予定通り地雷として機能するよう、環境を研究することがまず第一だろう。
【守備力500】は《バックジャージ》で墓地肥やしを妨害してくる。
逆に【天使族】はこちらの墓地肥やしを《天啓の監視者》で逆利用してくるうえ、【ラヴ】を相手取ると【攻撃力０】同士のミラーマッチとなり膠着してしまう。
他には相手のフィールド魔法で自分モンスターが強化されてしまうと、攻撃力０のサポートが受けられなくなってしまうという点がある。
例えば《暗黒の玉座》は悪魔族なので、《世紀末獣機界ビーストギア・ワールド》の影響下では攻撃力300になってしまい、《イスの冥王ダユー》の対象にできない。
逆に元々の攻撃力を指定するものはそういったカードを受けないため、自分が使うカードがどちらを参照するかはしっかり把握しておく必要がある。
―マキシマム超絶強化パック～マキシマム超絶進化パック
《イスの冥王ダユー》を始めとした攻撃力０のサポートカードが多数登場し、【攻撃力０】（【ドウェルチェア】）の原型ができあがる。
その後はデッキ改造パック 宿命のパワーデストラクション！！で《死反のタマ》や《魔将セメルーラ》が、マキシマム超絶進化パックでは《イスの鏡王ダユー・エイビス》・《ドウェルチェア・スケイル》といったカードが登場して強化されていった。
―メガロードパック2
《はぐれ使い魔》の関連カードが追加された事で【魔法使い族】に寄せた【はぐれ使い魔】ができた。
既存の構築でも《右手の盾》や《手縫いドラコ》のような汎用性の高いサポートカードが追加されている。
―オーバーラッシュパック2
天使族で統一されたラヴが登場。
最上級モンスターは既存のタイプとも相性が良く、扱いやすい大型アタッカーを手にした。
また、【ドウェルチェア】では《ドウェルチェア・コード》により《暗黒の玉座》とその特殊召喚対象を同時に用意できるようになり、安定性を上げている。
