《クリボット》のバックアップ(No.44)

《クリボット》 †

効果モンスター
星１/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
【条件】自分フィールドにこのカード以外のモンスターがいない場合、５００ＬＰを払って発動できる。
【効果】自分の墓地の「クリボット」１体を選んで手札に加える。

　サルベージした同名カードを即座に召喚すれば、一気に２体分のリリースとなる。
　最上級モンスターを出すのも良いし、上級モンスター２体を召喚するのも良いだろう。

　ただ、１体を先に墓地に置いておく必要があり、手札コストやデッキから墓地へ送る条件のあるカードを使いたい。
　リリースで墓地に置いても良いが、アドバンス召喚したモンスターが残ると条件が満たせない可能性はある。

　リリース確保要員としては妨害を持つ《歌憐奏女オルドール》や、アドバンテージを伸ばしやすい３色ガジェットが競合相手として強力。
　ただし条件の関係で《邪影ダーク・ルーカー》の連続使用などはこのカードの方が有利。
　その点でも《ドラゴンズ・アップセッター》・《ドラゴンズ・セットアッパー》といった選択肢もあるため、デッキに応じて使い分けたい。

　このカード独自の利点として《バイクリボット》の存在が挙げられる。
　効果が成功した時点でコンタクトフュージョンが可能で、レベル７モンスターの蘇生、ダブルコストモンスター化により手札１枚で最大５枚分ものアドバンテージを生み出せる。
　それ以外ではサルベージであることを生かし闇属性や悪魔族を指定する手札コストの確保にも活用できる。
　闇属性・悪魔族を同時に指定する一部のデーモンにも対応している。
　そしてサポートカードもあり、更には他の素材にも指定されている。
　墓地にカードを送り込みやすいなら《クリボットリプル》も使いやすくなる。

カード名や属性・種族・ステータスから、OCG:クリボーを意識したモンスターだと思われる。
カード名の由来は「クリボー」＋「ロボット」だろう。
瓶のような形状であるため「ボトル」とも掛けている可能性もある。
OCG:《クリボー》は原作・アニメ作中でOCG:《増殖》を用いて使用者の遊戯が幾度も窮地を脱しており、このモンスターの同名カードをサルベージする効果のモチーフになっていると思われる。

イラストでは一部分かりづらいが、球体の体に「７」の文字が書かれている。
アニメSEVENSの「７」にちなんでいると思われ、アニメでは「７」の色が青・緑・紫と個体ごとにそれぞれ異なっていた。
- デッキに投入された３枚のカード全てが異なるイラストというのは遊戯王アニメシリーズでは初の事例である。

アニメゴーラッシュ!!では「アイツvs遊飛(ダマムーから引き継ぎ)」戦でアイツのデッキに投入されていることが確認できる。
罠カード《ハイ＆ロード》の効果でドローされた。
デュエル以外では、第7話のラッシュデュエル特訓メカに乗って24種類の種族名を答える場面において、悪魔族のイメージとして登場している。