サレンダー †
自ら負けを認め、その時点でデュエルを終了させることを意味する非公式用語。
英語で「降伏・降参」を意味する「surrender」に由来する。
行った方が敗北となる。
遊戯王OCGのルールブック、および公認大会規定には、サレンダーというルールが存在せず、遊戯王ラッシュデュエルにおいても同様である。
とはいえ、実際には公式大会でも「自分がサレンダーを申し出て、相手がそれを承諾する」という形で、両者の合意によってサレンダーが行われる事が多い。
逆に言うとサレンダーを申し出ても、相手が合意しない限りは降参する事ができない。
遊戯王ラッシュデュエルは基本的に1デュエルで勝敗を決するため、OCGと違ってサレンダーをする意味は薄い。
ドローフェイズに手札が5枚になるので、相手が余程強固なロックを仕掛けてきているか余程引きが悪かった場合を除いて、何かしらの対応はできるものであるし、逆転の可能性も充分にある。
ラッシュデュエルにおいては相手の盤面からそのターン中に自分が敗北することが明らかな場合に、(相手の展開の完了と攻撃宣言を待つ)時間の短縮目的でサレンダーを申し出ることが多い。
- 相手の合意が必要なのは一見無意味にも見えるが、OCGではデュエル2勝先取のマッチ戦が主であり、「マッチキル戦術」や「制限時間を利用した戦術」が存在する・していたためこの「サレンダーは拒否できる」事が重要な意味を持っている。
なお、OCGの海外版である「TCG」においては公認大会規定にてデュエル中のどのタイミングでもサレンダーが可能な旨が定められている。
- ちなみに欧米出身の人に「surrender」と言っても通じないことがある。
欧米では「敗北を認める」や「投了」を意味する「concede」が一般的である。
- 原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「安立ミミvs安立ヨシオ」にてミミが発言。
お水モンスターを並べ立て優位に立ったところで、ヨシオの身を案じる意味も込めて諦めるよう「サレンダーなさい」と告げたがヨシオは拒否した。
そのままミミはヨシオのフィールドを壊滅させライフポイントも残り僅か、というところまで追い込んだが、それでもヨシオはデュエルを諦めず聞き入れなかったため実際には実行されなかった。
その後ヨシオは見事逆転勝利を成し遂げ、「ラッシュデュエルは逆転のデュエル」という演出に一役買う事にもなった。
- デュエルを本格的に始めて日の浅いロミンは「サレンダー」について知らなかったらしく、ガクトが解説を行った。
- 「ガクトvsネイル」の際にも大会の司会のフラッシュ海深子がガクトに対して「降参、すなわちサレンダーする手もあるんだギョ!?」と発言している。
こちらのケースでもガクトはサレンダーせず、ネイルとのデュエルを引き分けに持ち込んだ。
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