デッキ破壊 †
相手のデッキの枚数を減らす行為のこと。
主に相手のカードをデッキから直接墓地へ送るなどして行われるが、相手にデッキからドローさせる事で行う場合もある。
多くのTCGではルール上デッキ切れによるプレイヤーの敗北が採用されており、強力な戦術と表現されるケースが多い。
一方、遊戯王OCGでは所謂「墓地アドバンテージ」が重視されるため、デッキのカードを墓地へ送るデッキ破壊は相手に利益を与えることになりやすく、あまり強くない戦術と評価されがちである。
また、相手にドローさせるタイプもそれだけ手札にアドバンテージを与える事になるため、イマイチ評判はよろしくない。
ラッシュデュエルでも「相手のメインデッキのカードを墓地へ送る」効果のカードが登場しているが、やはり中途半端にデッキを削ったところで相手の墓地を肥やすだけに終わるであろう事は否めない。
ただ、「ラッシュデュエルのルールを利用してハンデスにより次のドローフェイズに多くドローさせる」など、ラッシュデュエル独自のデッキデス戦術も存在している。
- このデッキ破壊は「デッキの枚数を減らす」という行為であり、厳密には「デッキデス」ではなく「デッキレス(Deckless=デッキが少ない、つまりデッキを少なくする)」という呼び方が正しいと言える。
なお、他の古参TCGでいう「デッキ」とは、手札・墓地・フィールドを含め対戦に使用される全てのカードを包括する概念であるため、対戦中の山札(メインデッキ)をデッキとは呼ばず「ライブラリ」等と呼ぶ。
このため、それらのTCGではこの行為を「デッキ破壊」とは呼ばず、「ライブラリアウト」等と呼ぶ。
ただし、山札やライブラリでは長いためか、口語上では遊戯王と同じ意味でデッキ(デッキアウト)という言葉を使う場合もある。
- 「ライブラリ」「ライブラリー」とは、トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」でのゲーム中の山札の呼称。
- 原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「ルークvs新太」戦で新太がこの戦略を仕掛けている。
《洗浄のサンタクロス》3体を使いドローさせ、《潔癖大将ビック・タイディ》で手札を全て交換させることでドロー不可能にして勝利を狙った。
- ギャラリーの遊我達も新太の戦術に対し「デッキ破壊」という言葉を使っており、アニメSEVENS世界でもこの言葉が浸透している様子。
- アニメ遊戯王シリーズでデッキ破壊が行われるのはシリーズ4作目のZEXAL以来3作品ぶりである。
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