《彩光のプリマギターナ》のバックアップ(No.66)

《彩光(さいこう)のプリマギターナ》 †

効果モンスター
星７/光属性/サイキック族/攻2200/守   0
【条件】１０００ＬＰを払って発動できる。
【効果】自分フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
［相手フィールドのモンスターの数］×３００アップする。

　デッキ改造パック超速のラッシュロード！！で登場した光属性・サイキック族の最上級効果モンスター。
　1000ライフポイントを払う事で、自分フィールドのモンスターを相手フィールドのモンスターの数に比例して全体強化する効果を持つ。

　相手が３体のモンスターを並べていれば、このカード自身の攻撃力は3100となり《青眼の白龍》すら超える。
　また強化は自分モンスター全てに及ぶため、他にモンスターを並べれば一気に攻め込むことができる。
　900ポイントの上昇は大きく、攻撃力1000のモンスターですら1900、攻撃力1500の下級アタッカーならば2400と最上級モンスター並の攻撃力を獲得できる。
　お互いのフィールドに３体並べられていれば、総強化値は2700と非常に大きなものになる。
　一方でマキシマムモードを相手にすると非常に分が悪い。

　ただし発動には1000という安くないライフコストが必要であり、元々の攻撃力も最上級モンスターとしてはやや頼りないものである。
　そのため、一度攻められれば脆さが露呈する攻撃的なカードであり、相手ターン中は《断絶のサイコウォール》等を併用し、次の自分のターンまで生き残らせるようにしたい。
　相手ターンをしのぐ一助として、専用サポートカードである《スターズハンド・ローディー》・《ピース＆ロックンロール》も有用。

　効果自体は汎用的なものだが、【グッドスタッフ】入りするにはやや力不足。
　自身の種族を最大限に活かせる【サイキック族】が主な活躍の場となるだろう。
　サイキック族の最上級モンスターは効果を使う条件が厳しいものが多く、比較的状況を問わず効果を使えるこのカードは貴重な戦力となる。
　また、一部のサポートカードを《砕光のエスパレイド》と共有できるため、戦況に応じてあちらと使い分けるのも良いだろう。

カード名は「彩光」と「最高」と「サイコ（キネシス）」の掛詞、「プリマドンナ」と「ギター」の合成だろう。

原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSにおいて霧島ロミンが使うエースモンスター。
初登場は彼女の初デュエルでもある「遊我vsロミン」（１戦目）。
（このデュエルでロミンが使用したデッキは遊我の予備デッキなのだが、このカードのみロミンが投入したカードである。）
１ターン目ではアドバンス召喚できなかったが、次のターンで《はぐれ使い魔》・《ルミナス・シャーマン》をリリースしてアドバンス召喚。
遊我のフィールドにモンスターが3体いることで、《ダーク・ソーサラー》・《魔獣ウォルフラム》と共に900強化され、《セブンスロード・マジシャン》を戦闘破壊した。
しかし、返しのターンに再び現れ攻撃力3600となった《セブンスロード・マジシャン》に戦闘破壊され、ロミンは敗北した。
その後は純【サイキック族】デッキを組んだ彼女のエースとして度々活躍している。
「ロミンvsプリンセスG」戦では両者が使用しており、《アマ・リリス》と共にそれぞれ《彩光超プリンセスオメガ》・《彩光超オメガギターナ》のフュージョン召喚の素材となった。
「遊我vsオーティス」（３戦目）では遊我が使用（この時の遊我のデッキは仲間たちのモンスター全てを採用した特殊な構築である）。
魔法カード《スポット・ムーンライト》の効果で特殊召喚され、効果で自身と《ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル》を強化した。
その後、《セブンスロード・マジシャン》を戦闘破壊したが、返しのターンに《ダークネス・ゼロローグ》の効果で破壊された。
攻撃名は「旋律のリフレインショック」、効果名は「エキサイト・オン・ステージ」。
「遊我vsロミン」（２戦目）における《砕光のエスパレイド》との連続攻撃名は「ラブ・ジャム・ロックフェスティバル」。

なお、ルークらが指摘している通り、遊我は《セブンスロード・マジシャン》の効果を使わず《ダーク・ソーサラー》か《魔獣ウォルフラム》を戦闘破壊しても勝利できていた。
遊我曰く「エースにはエース、全力には全力で応えなくっちゃ」とのことなので、あえてこのモンスターを狙ったようだ。

ロミンが憧れの女性ギタリスト・プリンセスGのバンドのライブに行った際、その彼女が「お礼」として観客に投げたこのカードを幸運にも掴み取った馴れ初めが語られている。
だが、当初はデュエルに興味が無かったロミンは、ギターケースの中にお守りとして入れていた。

時系列的にこの回想シーンではラッシュデュエルは作られていないはずなのだが、何故かその当時からこのカードの下部には「RUSH DUEL」の文字が入っている。
そもそも、劇中のカードは元々「ゴーハデュエル」用に作られたカードのはずなのだが、「RUSH DUEL」の文字がある事にはなぜか劇中の誰も疑問を抱いていない。

初登場時の召喚口上は「いくよライブとことんダイブ。我慢が限界オーバードライブ！《彩光のプリマギターナ》満を持して初登場！」。
口上に「初登場」が含まれているのは文字通り彼女がデュエルで初めて出した瞬間だからだろう。
- その後の出番では「本日初登場」「本日いきなりガチ登場」など、登場時のシチュエーションによって最後の部分が細かく変わっている。
  遊戯王シリーズ全体を通して、同じモンスターの召喚口上が頻繁に変化するのは珍しい。
- プリンセスGが使用した際の召喚口上は、「貫けライフ！サイケなライブ！ロマンが限界超ストライク！タイムイズフル！イッツユアターン！《彩光のプリマギターナ》！」となっている。

ライフコストを要求する効果を「命を燃やして最高のギグ（※ライブハウス・クラブでの一度限りの演奏のこと）を披露する」と例えている。
相手モンスターの数に比例するのはオーディエンスが多いほど盛り上がるからとのこと。

「カイゾーvsドローン」戦ではカイゾーが使用している。

27話以降のED映像では《セブンスロード・マジシャン》・《魔将ヤメルーラ》・《連撃竜ドラギアス》が並んでリズムをとっている所に、《彩光のプリマギターナ》が現れ曲に合わせて手拍子を入れるシーンが追加されている。
使用者のロミンが映像に追加されているため、エースカードたるこのモンスターも併せて登場したのだろう。

同作で登場した魔法カード《ロマンス・セッション》のイラストに描かれている。

漫画『遊☆戯☆王SEVENS ルーク！爆裂覇道伝!!』でもロミンが使用している。

アニメゴーラッシュ!!では「アイツvs遊飛(ダマムーからの引き継ぎ)」戦でアイツが使用。
通常魔法《シェア・サモン》の効果でドローされ、直後に特殊召喚された。
その後、《ジョインテック・バーストドラゴン》の効果で破壊された。
「ロヴィアンvsプリンセス吟遊詩人」戦ではプリンセス吟遊詩人が使用。
通常魔法《彩光のプリマヴェーラ》の効果で手札から３体特殊召喚され、フィールド魔法《彩光のステージ》と自身の効果により攻撃力を3900に強化した。
そのまま《闘奏のバンディージョ》を戦闘破壊して勝負を決めようとしたが、あちらに装備されていた装備魔法《永装デュランダルテイナー》により戦闘破壊を２度防がれたため、ロヴィアンのライフを削り切れなかった。
返しのターンに《風彩のプロフェシーフレーズ》の効果で攻撃力を1000下げられるも、《彩光のステージ》と罠カード《サイコ・テイルウインド》の効果により攻撃力を4500に強化した。
直後に《華蝶風彩のプロフェシーフレイル》の効果で１体破壊された上、あちらの効果で墓地のモンスターを全てデッキに戻されたことにより、《彩光のステージ》の強化効果が失われ、攻撃力が3400になった。
最終的に残りの２体とも《華蝶風彩のプロフェシーフレイル》に戦闘破壊され、プリンセス吟遊詩人は敗北した。

「アイツvs遊飛(ダマムーからの引き継ぎ)」戦での召喚口上はロヴィアンが述べており、口上の内容・登場時の演出もアニメ『SEVENS』のものを踏襲している。
口上の後半は「ベルギャー星に初登場」となっている。
プリンセス吟遊詩人が使用した時の召喚口上は、「緊急ライブ！復活ダイブ！お待たせしたわね～オーバードライブ！《彩光のプリマギターナ》カムバーック！！」となっている。

サポートカードとして、通常魔法《彩光のプリマヴェーラ》・《プリマヴェント》、フィールド魔法《彩光のステージ》が登場している。
また、同作にはこのカードがモチーフとなった通常モンスター《プリマギターナ》が登場しており、ステータスもこちらと同じになっている。

コナミのゲーム作品において―
遊戯王ラッシュデュエル最強バトルロイヤル!!では、アニメ本編と同様にロミンが使用した際のセリフが用意されている。
召喚口上の後半は「満を持してガチ☆登場」となっている。

デュエルリンクスでもロミンのエースモンスターとして登場しており、彼女で召喚するとムービーが流れる。
召喚口上には上記の他に「デュエルリンクスにガチ☆登場！」と言う事もある。
なお、スキルで腹ペコロミンに変化している際は「満を持して本日ガチ☆登場！」に固定される。
ロミン専用スキルとしてこのカードをサポートする以下のスキルが存在する。

「スタートラッシュ－プリマギターナ」：デッキにレベル６以上の効果モンスターがいない場合、デュエル開始時にこのカードと《夢弦のフォルダーブリッツ》を１体ずつ追加する。
「ガマンが限界！オーバードライブ」：デュエル中に１度だけ、４ターン目以降の通常のドローの３枚をデッキのこのカード、デッキ外の《砕光のエスパレイド》・《ロマンス・ピック》にし、このターン１度しか直接攻撃できない。
「サイキック・ドライブ」：300ライフポイントを払う事で、自分フィールドのレベル５以上のモンスター１体を強化し、それがこのカードならばレベル２・サイキック族通常モンスター１体をサルベージできる。
「シャイニング・スーパースター・ドロー」：自分フィールドにモンスターがいない場合、４ターン目以降の通常のドローをこのカードにし、次の自分ターンにこのスキルが発動できなくなる。
「ロアロミン・アドバンス」：種族が異なる自分墓地のレベル４以外のモンスター２体をデッキに戻す事で、自分フィールドの光属性またはサイキック族１体を、このカードか《ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル》を攻撃表示でアドバンス召喚する場合２体分のリリースにできる。

↑

《彩光のプリマギターナ》 のバックアップ(No.66)

《彩光(さいこう)のプリマギターナ》 †

関連カード †

このカードを使用する代表的なデッキ †

収録パック等 †

外部リンク †

《彩光のプリマギターナ》のバックアップ(No.66)